スズキジムニーがミニブロンコになる? チューンナップジムニー

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スズキ ジムニー チューニング DAMD ブロンコ Gクラス ディフェンダー

フォードブロンコが帰って来た? 
チューナー、DAMDは、ボディキットの力を借りて、スズキジムニーをオフロードクラシックに変身させる。他のキットもあるよ。

チューナー、DAMD(Dream Automotive Design and Development)がスズキ ジムニーに素朴な表情を与える。
国産チューナー(㈱ダムド 神奈川県大和市)の最新ボディキットは、オフロードミゼットをフォード ブロンコのベイビーバージョンに変身させる。

説得力のある外観のための最低限の介入

チューニングでは、チューンナップされたサイドスカート、フロント&リアスカート、ホワイトスチールホイール、ラジエターグリルを備え、リアにラダーを装備している。ホワイトとスカイブルーのツートンカラーのペイントスキームは、DAMDジムニーにクラシックな雰囲気を与えている。そしてサイドのクロームストリップがパッケージを完成させている。

また、チューナーはインテリアを新しいカバーに様々なパターンを与えて改装している。
トータルで、60年代のオリジナルのフォード ブロンコに驚くほど近いルックスになっている。日本のチューナーは「ドロンコ」という愛称で呼んでいる。(笑)
むろん他のキットも用意されている。他のメーカーが好きな人のために。
新型ジムニーは、ランドローバー ディフェンダーや70年代の初代ジムニー、あるいはメルセデスGクラス(などによく似た)バージョンに改造することができる。
「ドロンコ」はおそらく東京オートサロン2020に出展された。
欧州でもチューニングパーツが販売されるかどうかは、現時点ではまだ不明だ。

この車だったらルーフまではラダーなどなくとも到達できるであろう。だが、このほうが、グッドなルックスだ。白いクラシックなホイールは、なかなか洒落ている。
だがフロントグリルなどを見ると、なんだか無理やりピエロを演じさせられた冒険家のような、いじましさを感じてしまうのだが…。
いっちょうまえにラグタイアを履き、フォグライトをつけた姿。ボンネットのレタリングは、本物はこういう風に凸凹になっていないはずで(泥がつまらないため)、どうせやるのならそこも地味なペイントで仕上げて、パクッてほしかった。

ランドローバー・ディフェンダー風キット。
ブリティッシュグリーンとボンネットのロゴがいかにもそれ風だが、フロントグリルの楕円のバッチ(ランドローバーのエンブレム)は英国ソリハルの方々に怒られないのだろうか?

リアのランプやバンパー形状も、ホイールもディフェンダーのイメージそのもの。ドアにユニオンフラッグなんて書かなきゃいいのに、と思ってしまうのは私だけだろうか。

言うまでもなくメルセデス・ゲレンデバーゲン(のAMGか、ロリンザーあたり)への変身キット。もともとジムニーはベビーGと呼ばれてはいたから、こうされてしまうことは、簡単に予想がついてはいたが…。

スペアタイヤカバーデザインもGクラスのコピー。G066と記されたバッチがいじましい(はっきり言って不憫である)。
元ネタGクラスの色違い。ドアに強引に貼り付けたプロテクターの形状も、Gクラスそのものだが、本家ほどの質感はなさそうだ(当たり前だが)。
内装はキルティングのこの感じと、カラーリングから推測すると、メルセデス・ベンツのGクラス(AMG63とか65にのみオプション設定の)、デジーノ内装を、なんとか頑張って真似っこしたものだろう。

Text: Moritz Doka
Photo: DAMD Inc.