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スズキ ジムニーがミニブロンコになる? DAMD「ジムニー ドロンコ」ボディキット

2020年4月15日

フォードブロンコが帰って来た?チューナー、DAMDは、ボディキットの力を借りて、スズキジムニーをオフロードクラシックに変身させる。他のキットもあるよ。

チューナー、DAMD(Dream Automotive Design and Development)がスズキ ジムニーに素朴な表情を与える。国産チューナー(㈱ダムド 神奈川県大和市)の最新ボディキットは、オフロードミゼットをフォード ブロンコのベイビーバージョンに変身させる。

最低限のボディキットで見事に再現

チューニングでは、サイドスカート、フロント&リアバンパー、ホワイトスチールホイール、ラジエターグリルを備え、リアにラダーを装備している。ホワイトとスカイブルーのツートンカラーのペイントスキームは、DAMDジムニーにクラシックな雰囲気を与えている。そしてサイドのモールがパッケージを完成させている。

DAMD「ドロンコ」この車だったらルーフまではラダーなどなくとも到達できるであろう。だが、このほうが、グッドなルックスだ。白いクラシックなホイールは、なかなか洒落ている。だがフロントグリルなどを見ると、なんだか無理やりピエロを演じさせられた冒険家のような、いじましさを感じてしまうのだが…。
シートカバーに様々なパターンを与えて改装している。

DAMDのボディキットにより、ジムニーが60年代のオリジナルのフォード ブロンコに驚くほど近いルックスになっている。DAMDは「ドロンコ」という愛称で呼んでいる。(笑)

むろん他のキットも用意されている。他のメーカーが好きな人のために。新型ジムニーは、ランドローバー ディフェンダーや70年代の初代ジムニー、あるいはメルセデスGクラス(などによく似た)バージョンに改造することができる。「ドロンコ」はおそらく東京オートサロン2020に出展された。欧州でもチューニングパーツが販売されるかどうかは、現時点ではまだ不明だ。

ランドローバー・ディフェンダー風キット

ブリティッシュグリーンとボンネットのロゴがいかにもそれ風だが、フロントグリルの楕円のバッチ(ランドローバーのエンブレム)は英国ソリハルの方々に怒られないのだろうか?

いっちょうまえにラグタイアを履き、フォグライトをつけた姿。ボンネットのレタリングは、本物はこういう風に凸凹になっていないはずで(泥がつまらないため)、どうせやるのならそこも地味なペイントで仕上げて、パクッてほしかった。
リアのランプやバンパー形状も、ホイールもディフェンダーのイメージそのもの。ドアにユニオンフラッグなんて書かなきゃいいのに、と思ってしまうのは私だけだろうか。
言うまでもなくメルセデス Gクラス ゲレンデバーゲンへの変身キット。もともとジムニーはベビーGと呼ばれてはいたから、こうされてしまうことは、簡単に予想がついてはいたが…。
スペアタイヤカバーデザインもGクラスのコピー。G066と記されたバッチがいじましい(はっきり言って不憫である)。
Gクラス風の色違い。ドアに貼り付けたプロテクターの形状も、Gクラスそのものだが、本家ほどの質感はなさそうだ。
内装はキルティングのこの感じと、カラーリングから推測すると、メルセデス・ベンツのGクラス(AMG63とか65にのみオプション設定の)、デジーノ内装を、なんとか頑張って真似っこしたものだろう。

Text: Moritz Doka
Photo: DAMD Inc.