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【内燃機関&EV対決】プジョー編 新世界対旧世界=内燃機関対電動モーター プジョー e-208対208ピュアテック どちらが優れているのか?

2022年9月4日

電動の楽しみが安くなる。電気自動車の代表的なデメリットは、小型車ではほとんど気にならない。だから、プジョーの電気自動車は、政府の補助金によって、より賢い選択となるのだ。

どちらも130馬力前後の小型シティランナバウト2台。電気自動車「e-208」は、ガソリンエンジン「208ピュアテック130」よりも公称で5馬力上回っているものの、その分、重量が327kg(1.5トン以上)重くなっている。だが、どちらも生き生きとした気分を高めてくれるモデルであることは間違いない。

当然、豊かなパワーを引き出すには、ガソリンエンジンの方が長持ちする。そして、ゴーカート的な小型車、ミニボランを使った神経質なステアリング、硬いサスペンションが、その条件に合致している。

左側がストローマー(EV): 327kg重く、44リットル積載量が少ない。

ストローマー(EV)は車重が重いので、サスペンションの重さが際立っている。ステアリングホイール上の計器類、ギアスティックレバー、エコとスポーツのプログラムなど、それ以外はほとんどガソリン車の兄弟と同じだ。

セレクターレバーをDにセットすると、8.1秒で0から100km/hにまで到達する。

【車両データ】

モデル e-208 208ピュアテック130 EAT8
エンジン 電動モーター、フロント 3気筒ターボ
最高出力 100kW(136PS) 131PS@5500rpm
最大トルク 260Nm 230Nm@1750rpm
0-100km/h加速 8.1秒 8.7秒
最高速度 150km/h 208km/h
駆動方式 前輪駆動、インプットギア 前輪駆動、8速オートマチック
全長/全幅/全高 4055/1960/1430mm 4055/1960/1430mm
ホイールベース 2540mm 2540mm
トランク容量 265~960リットル 309~1004リットル
乾燥重量 1,506kg 1,179kg
価格(補助金前) 35,350ユーロ(約488万円)より 29,150ユーロ(約402万円)より

「208」はどちらもファミリー向けではない。比較的長いボンネット、したがってスペースエコノミーはほとんどない、リアへのエントリーが難しい、可変性が少ない、リアは狭く、閉所恐怖症の人には向かない、などだ。ストローマー(EV)では、バッテリーを搭載することで、309~1004リットルあった積載スペースが265~960リットルに減少している。

9,570ユーロ(約132万円)のプロモーション

バッテリーを搭載した「208」は、もちろん装備もほぼ揃っているのが嬉しいところだ。しかし、その分、価格はややショッキングな35,350ユーロ(約488万円)にまで押し上げられている。だが、幸いなことに、税込みで9,570ユーロ(約132万円)の補助金がある。

テスト時のエネルギー消費量は、50kWhのバッテリーで27.2kWhという数字だった。

また、燃料費、保険料、メンテナンス費など、すべてのランニングコストは「e-208」の方が低く、減価償却費だけは内燃機関が上だ。

その結果、1キロメートルあたりのコストは非常に低く、8速オートマチックを搭載したガソリンエンジンのトップモデルは、計算機用というよりも、エンスージアスト用のバージョンと言えるだろう。

勝者: 電気自動車 プジョーe-208

結論:
唸るような3気筒エンジンが好きな私でも、ここではEバージョンの方がスマートな選択肢だと認めざるを得ない。このタイプのクルマでは、EV特有のデメリットはほとんど気にならない。

Text: Rolf Klein
Photo: Stellantis N.V.