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【ニューモデル情報】886馬力の電動ロードスター 新型ポールスター6 正式発表 すべての情報!

2022年8月26日

ポールスターは、「コンセプトO2」で電動ロードスターのスタディモデルを発表していた。そして、2026年に最高出力884馬力の電動ロードスター「ポールスター6」として量産されることが明らかになった。

プレゼンテーション: 電気自動車スタディモデル「O2」が「ポールスター6」として量産化(アップデート情報!)

「ポールスター6 LAコンセプトエディション」として、「スカイブルー」のペイント、ライトレザーのインテリア、O2コンセプトカーの21インチホイールなどを特別装備し、500台の限定発売を予定している。

外観&駆動方式: ソフトトップからパノラミックハードトップに変更したロードスター

デザインは明らかに「ポールスター プリセプト」をベースにしたものとなっている。2分割されたトールハンマー型ヘッドライト、角張った形でサイドに連続するテールライトストリップ、リアウィンドウがなく、多くの角度のついたアングルやエッジがある。

ハードトップコンバーチブルには、ポールスター5にも搭載されている800ボルトのアーキテクチャーが採用されている。最大884馬力まで可能となっている。

また、「P6」はフラット&ワイドでオーバーハングが短く、コンパクトなパッセンジャーセルというスポーツカーらしいプロポーションを持っている。そして、ポールスターは、伝統的なファブリックトップではなく、パノラミックルーフを備えた、珍しいハードトップのバリエーションを選択した。

電気自動車は空力特性が特に重要なため、車体に組み込まれたエアダクトがホイールやサイドに気流を導いている。同時に、リアライトはエアブレードのような形状で、車体後方の乱気流を低減するよう設計されている。サイドミラーの代わりにカメラを搭載しているが、このディテールが量産車に採用されるかどうかは未定だ。

デュアルエレクトリックモーターと最大884馬力

技術的には、ハードトップコンバーチブルは、特別に開発されたアルミニウム接着のプラットフォームの上に立つ。すでに「ポールスター5」で発表されている800ボルトの技術も含めて。

つまり、2基の電動モーターで駆動系を構成し、最大650kW(884馬力)、最大トルク900Nmが可能なはずだ。この性能データにより、ロードスターは約3.2秒で0から100km/hまでを加速し、最高速度は250km/hに達することが予想される。ポールスターは、バッテリーについてまだコメントしていないが、600km以上の航続距離を目指しているとのことだ。

インテリア: アップライトディスプレイと角張ったステアリングホイール

内装もプリセプトとよく似ている。ボタン類はほとんどなく、15インチの縦長ディスプレイが備わっている。それを支えるソフトウェアも、ポールスターがグーグルと共同開発したAndroidベースの次世代インフォテインメントシステムとなるようだ。

ソフトな内装材にはリサイクルポリエステルを使用し、アルミニウムにはラベルを付けるなど、リサイクルしやすいように工夫している。

しかし、プリセプトとは異なり、「O2」には何もないセンターコンソールに丸いコントロールがあり、おそらくこれでインフォテインメントシステムを操作するのだろう。ステアリングの後ろにある、上下が平らになった細いデジタルスピードメーターのサイズは、ポールスターではまだ明示していないが、おそらくプリセプトと同じ12.5インチであろう。

サステナビリティ: リサイクルポリエステルとマークドアルミニウム

これまでのスタディモデルと同様、「ポールスターO2」でもサステナビリティは重要な課題だ。今回は、リサイクルに焦点を当てている。そのため、できるだけ1種類の材料で生産することにしたのだ。そうすれば、市販車のリサイクルも簡単になる。「O2」では、内装の柔らかい素材はすべて再生プラスチックで作られている。

リアにはフルレングスのテールライトが飾られている。巨大なリアディフューザーは空力特性を向上させるためのものだ。

シャーシのアルミ合金は、再利用できるようにラベルが貼られている。このようにして、ポールスターは、いわゆるダウンサイクリング、つまり、異なる種類のアルミニウムを組み合わせて低品質の製品を作り、その結果、新しい高品質のアルミニウムを生産することを避けたいと考えている。

装備: 後席背面に自律型カメラ付きドローンを搭載したスタディ

ちなみに、「O2」スタディモデルでは、後部座席の後ろに自律型カメラ付きドローンというちょっとしたギミックを搭載している。走行中に起動し、時速90kmまで追従して走行することができるようになっている。その過程で、ロードスターの旅の様子を小さなフィルムに記録していくのだ。

サイドラインは、ロングホイールベースとショートオーバーハングで構成され、ホイールムはコンセプトO2からの流用だ。

ポールスターは今後3年間、「ポールスター3」を皮切りに、毎年1台の新型車を発売する予定となっている。そして、この「コンセプトO2」が、2026年に「ポールスター6」として量産されることが決定したのだ。

Text: Katharina Berndt and Sebastian Friemel
Photo: Polestar AB