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【マジか!?】え、このBMW X6Mをレストアするの?

2020年4月12日

ボンネットもドアもAピラーもない。このBMW X6 Mは単なるジャンク品だ。それにもかかわらず、このSUVは依然として自力で走行することができる!これは他人事だからこそ笑える物語なのだ。

ご覧の通り、このBMW X6Mは全損状態だ! ドア、ボンネット、Aピラー等、走行に必要なものの多くが欠落しており、ルーフはへこんでいる(というかもはやルーフと呼べるものではない)。この状態ではサスペンションにもダメージがある可能性が高いし、一見して、このSUVから救い出せるものはあまりないことが明らかだ。しかし、ユーチューバー、”SalvageMasterV”の考えは我々とは異なる。彼はこのBMWをリビルトするつもりなのだ!マジで。

「サルベージマスター」のニュープロジェクト

2019年11月、ロシア系アメリカ人のユーチューバー、”SalvageMasterV”は、新しく生まれてくるベイビーのために、妊娠中の妻に、この事故で大破した白いBMW X6Mをインターネットオークションで落札した。サルベージマスターである彼の目標は、完全に破壊されたSUVクーペを自分で復元し、妻の車を予定通りに赤ちゃん誕生パーティーに間に合わせて贈るということだ。幸運なことに、彼は、以前、事故車をレストアした経験を持っている。しかし、これほどまでにひどく損傷したBMW X6Mのフルレストアは最も野心的で、困難が予想される無謀なプロジェクトだ!

予想以上の損傷

それでも事故車を受け取りに行ったとき、彼自身、X6Mがほとんど破壊されていることに驚いた。彼が後にインスタグラムで報告したように、575馬力BMWは時速160kmで40トンのトラックに衝突したのだった。それでもそのドライバーは奇跡的に大きな怪我もせずに脱出できたという。写真の大破したX6Mを見る限り、信じられないことだが…。運転席側は完全に破壊され、破れて開いた缶のように見える。Aピラーは完全になくなっており、屋根は垂れ下がっており、Bピラーが押し戻され、Cピラーも何かしらのダメージを受けている。さらに、フレームもサスペンションも破損し、コンプレッサーで押しつぶれたような両方のドアがかろうじてクルマにぶら下がっている。普通なら(というか、ここまで損傷しなくとも)全損で廃車、以外の選択方法はない。

2019年製BMW オドメーターはわずか7300キロメートル

この外見にもかかわらず、この勇気あるBMW落札者は、X6Mをピックアップするときに、キーがどこにも見当たらないことを通知される。それにもかかわらず、サルベージマスターはたいして落胆もせず、X6Mをトレーラーに載せた。そして他のプロジェクトがひと段落したので、2020年3月の初めにレストア作業に着手した。その最初のステップは、地元のBMWディーラーにスペアキーを注文し、バッテリーを接続して、X6Mのエンジンがこの酷い状態で起動するかどうかを確認することだった。数回試したあとで、なんと4.4リッターV8ツインターボは実際に始動したことは驚くべき事実だが、さらになんとこのX6 M、この状態で、トレーラーからガレージまで自走で移動できたのだ!!もちろん走行(というか動かす)させるためにはフロントサスペンションを一時的に修理する必要があったし、様々な部分をある程度いじらなければならなかった。そうでなければ、ギアを入れることができないのだから。繰り返しになるが、このX6MにはドアもAピラーもないのだ。にもかかわらず、まだあなたは信じられないかもしれないが、X6Mは、本当にトレーラーから自走でガレージに移動した。信じられない場合は、ビデオを見てください! フロントガラスのワイパーと電動シートの調整もちゃんと機能する!(笑)

信じがたいことだが、このBMW X6Mはトレーラーから降りて、単独で走ることができる!
© https: //www.youtube.com/channel/UC8M-19Fv-eQsm89_g06FNRg

X6Mのフルレストアは2020年4月上旬までに完了しなければならない

この無謀なプロジェクトは今どうなっているだろうか? 完全に破壊されたこのX6Mに加えて、ユーチューバーは火災によってダメージを得た2台目のX6をレストアのために入手した。そのX6のボディをX6Mに転用したいと考えている。その後、すべてをチェックして、組み立てなおす必要がある。できるだけ早く、速やかに、だ。なぜならプロジェクトを完了させて、X6Mを妻に贈る、ベイビーの予定日まで、約4週間しかないのだ。したがって4月初めにはフルレストアを終わらせなければならない。彼はそのことをインスタグラム上で報告すると言っている。

この普通の人には信じられないような話を見たい奇特で、お時間のある方はYouTube動画ご覧ください。1本目は17分、二本目は24分もあります。(笑)

Text: Jan Götze
Photos: https://www.youtube.com/channel/UC8M-19Fv-eQsm89_g06FNRg

まだ終わっていない(笑)