BMWニューMモデル最新情報 M2、X5M、X6M、M8、M4
2020年4月12日
BMW M2に420馬力ジャイアントエンジン導入予定
XXLサイズのキドニーグリルを装着する予定の次期新型M2は、おそらく旧世代とは見た目が違うだけでなく、420馬力の新開発エンジンを搭載しているはず!?
2022年には第2世代のBMW M2が登場する予定だが、おそらく巨大なキドニーグリルなど、見慣れるのに時間がかかるデザインになるだろう。
すでに新型M3のリークが証明しているように、M社はXXLサイズのグリルを気に入っているようだ。
どうやら、彼らは新しいブランドの顔を確立したいように思える。さらに、現在物議を醸している、中止されたジュネーブショーで出展される予定だった、新しい4シリーズのスタディモデルは、M社内ではG87というコードネームで呼ばれる次のM2のためのベースモデルになる可能性がある。それは、かなりフラットなデザインを意味する。大きなエアアウトレットの代わりに、狭いエアインテークが巧妙にモデル化されたサーフェイスに新鮮なエアを取り込むことができるようになっている。
420馬力の新エンジン?
このニュースは朗報と言えよう。
M2にはおそらく新しいエンジンが搭載されるはずだ!
イギリスのメディアは、M社製の現在最小のモデルは、510馬力を備え持つX3MとX4M SUV用の新しい3リッターのツインターボ6気筒エンジンを取得すると報じている。
もちろん新しいM2のためにパワーは少し削減される予定だが、しかし、それでもまだ十分すぎるレベルの420馬力と550Nmだ。
そして、駆動方式は後輪駆動のままで、BMWは昨年すでにこのことを公の場で確約している。
また、マニュアルトランスミッションは、新しいM2にも必須といえる、6速MTと8速ATが用意されてはずだ。
マイルドハイブリッドとグランクーペの可能性
また、コンパクトスポーツカーは、Z4 やトヨタ スープラのベースとなっているBMW のCLARプラットフォームをベースに開発されているとも言われている。ということは、後にマイルドハイブリッドも追加される可能性があることを意味する。
先の報道は、BMWが新しいM2グランクーペを計画していると推測しているが、これはおそらく2025年か2026年のフェイスリフトまでは実現しないだろう。そのモデルは四輪駆動で、約400馬力を搭載する可能性がある。
これにより、M社は次期アウディRS3やメルセデスAMG A45の対抗馬となりうるだろう。
近々デビュー予定のBMW Mモデルを5台、以下に紹介しよう。
BMW X5M
まずBMW X5Mから始めよう。
価格: 約123,000ユーロ(約1,470万円)
市場ローンチ予定: 2020年4月
トップモデルのX5Mは、引き続き4.4リッターツインターボV8を搭載し、レギュラーモデルで600馬力、コンペティションモデルで625馬力を発揮する。
アダプティブシャシーとロールスタビライザーシステムを標準装備し、そのパワーは8速ATを介してリア重視設計の可変4輪駆動システムに伝達される。
マルチディスククラッチが必要に応じてフロントアクスルとリアアクスルの間でパワーを分配してくれる。
BMW X6M
BMW X6 M
価格: 125,000ユーロ(約1,500万円)より
市場ローンチ予定: 2020年4月
BMWは、X5Mと同時にX6MのSUVクーペも発売する。技術的にはこの2台は同じで、ボンネットの下に同じ4.4リッター ツインターボV8を搭載し、レギュラーモデルで600馬力、コンペティションモデルで625馬力を発揮する。
パワーは、8速ATを介して可変四輪駆動システムに伝達され、純粋な後輪駆動は行われない。
BMW M8グランクーペ コンペティション
BMW M8グランクーペ コンペティション
価格: 165,000ユーロ(約2,000万円)
市場ローンチ予定: 2020年4月
兄弟車であるM8クーペ同様、4ドアモデルもかなりアグレッシブなデザインとなっている。フロントエプロンの大型エアインテーク、Mモデル用キドニーグリル、リアディフューザー、4本のテールパイプなど、8シリーズとは一線を画すデザインとなっている。
M8グランクーペは、4.4リッターツインターボV8から600馬力を発揮。しかしM8クーペと同様に、グランクーペも当初は625馬力のコンペティションバージョンのみが用意される予定だ。
上掲3台、いずれも2020年4月に市場にデビューする予定となっているが、現在の状況下では、延期されることも想定される。
BMW M2 CS
BMW M2 CS
価格: 95,000ユーロ(約1,100万円)より
市場ローンチ予定: 2020年春
BMW M2コンペティションには、さらにシャープなCSバージョンが登場する。M2 CSは、カーボンをふんだんに使用するとともに、パワーアップしている。
BMW M2 CSはM2コンペティションよりも40馬力多い450馬力を有し、M4やM3と同じくらいのパワーを発揮する。
この最速の2シリーズには、MTが装着されていて、手でギアをシフトすることができる。
BMW M4 CSL
BMW M4 CSL
市場ローンチ予定: 2020年4月4日
GTSがCSLに! 伝説的な略語“CSL”の復活は、BMW社内でも検討されていたが、最初の候補はM4 CSLになるかもしれない。
目撃された、XXLサイズのリアウイング、リップスポイラーを含むフロントスプリッター、ホイールアーチベンチレーションなどを兼ね備えた、非常に人目を引くM4 GTSは、その新しいトップモデルを示唆していると言えよう。
現時点では性能データや走行値についての情報はない。
Text: Katharina Berndt