これでもまだクルマと言えるのだろうか? クレイジー ジープ ラングラー
2020年4月8日
![](https://autobild.jp/media/wp-content/uploads/2020/04/Jeep-Wrangler-Sport-2016-Tuning-Rubicon-kaufen-474x316-c4b545cac653b91e.jpg)
ジープ ラングラー スポーツ(2016): チューニング、ルビコン、購入
改造のために費用や労力をいとわなかった分、価格は高くなっている!
![](https://i.auto-bild.de/ir_img/2/5/2/3/5/7/1/Jeep-Wrangler-Sport-2016-Tuning-Rubicon-kaufen-474x316-c4b545cac653b91e.jpg)
きっとバットマンもこのジープ ラングラーなら快適に感じるだろう。
改造にかかった費用だけで40,000ユーロ(約500万円)というジープの登場だ。このジープのチューンナップバージョンは、ウインチ、オフロードシャーシ、および臨戦態勢の「マーシャルアーツルック」が備わっている。ルーフも適切なドアもない。それでもこの姿で一応は合法だ。むろん欲しければあなたもちゃんと購入できる。
![](https://i.auto-bild.de/ir_img/2/5/2/3/5/7/1/Jeep-Wrangler-Batmobil-zu-verkaufen-560x373-d8c980f1a3115393.jpg)
379馬力 屋根なし
このラングラーは2016年製のものをベースにしているが、もはやほぼ原形をとどめていないので、オリジナルモデルがどんなかたちをしていたかも思い出せないほどだ。
ボディはFox製プラットフォームを介して大幅に持ち上げられ、スタッドタイヤが組み込まれた20インチリムがホイールアーチ内で回転する。後付けされたフロントとリアのバンパー、ランニングボード、フロントグリル、ボンネットが、ラングラーの外観をより獰猛ないかつい感じのものにしている。さらに強力なLEDライトが夜を昼に変える。
ラングラーの車内には、ツートンレザーのインテリアとモンスター級のオーディオシステムが装着されている。頑丈なルーフは備わっておらず、適切なドアの代わりにネットがある。これ以上オープンなかたちで運転することはできないほど開け広げだ。
このオフロードマシンは3.6リッターV6ガソリンエンジンで駆動される。エンジンは当初の284馬力から379馬力にアップされている。これまた改造された排気システムは、このラングラーにふさわしいサウンドを奏でる。ギアは自動変速機によって操作され、四輪駆動であることは言うまでもない。
![](https://i.auto-bild.de/ir_img/2/5/2/3/5/7/1/Jeep-Wrangler-Batmobil-zu-verkaufen-560x373-44cf61dfec6a287a.jpg)
もちろん価格は引き上げられた
改造にはもちろんそれなりのコストがかかっていて、決して安いものではない。
抜粋:シャーシ3731ユーロ(約47万円)、サウンドシステム6000ユーロ(約75万円)、ホイールとタイヤ7000ユーロ(約88万円)、ウインチ2234ユーロ(約28万円)など。ディーラーによれば、合計で43,000ユーロ(約537万円)以上の部品がジープに取り付けられたとのこと! これらはもちろん価格に反映され、この過激なジープラングラースポーツの価格はトータルで71,400ユーロ(約892万円)になる。ちなみに、現在最強のジープ ラングラー(ルビコン)は58,000ユーロ(約725万円)で購入できる。
蛇足ながら、この車を購入したい場合には、一応車検代と保証は価格に含まれているとのこと。
Text: Moritz Doka