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ディアブロ顔のランボルギーニ マンソリー カブレラ

2020年4月7日

ランボルギーニ アヴェンタドールSVJ チューニング マンソリー カブレラ

いつの時代にも、どんなスーパーカーにも満足しないカスタマーはいるものである…。マンソリーがリミテッドモデルのアヴェンタドールSVJを全面的にリビルドした。見どころはディアブロVT6.0ルックスのフロント。その上に810馬力のパワー!

このアヴェンタドールSVJは3台しか製造されない!(というか3台で十分かもしれない)
独バイエルン地方東部のオーバープファルツ出身の有名チューナー、マンソリーは疎創立30周年を機に、いくつかの特別なモデルを企画している。
その第一弾がカブレラで、ランボルギーニ アヴェンタドールSVJの個性的で、もちろんかなりド派手なチューンナップモデルだ。

印象的なカーボンボディキットと新型ヘッドライト

何としてでも目立って、際立ったモデルを作ることがマンソリーの基本的なモットーだ。
そのため、アヴェンタドールにも大規模なチューンナップが施されたボディキットが与えられた。新しいフロントエプロン、より大きなエアインテーク、よりスポーティなサイドスカート、40mmワイドな頬、リアのカーボン製ボンネット、ツインのディフューザー、4基のエキゾーストシステム、そしてもちろんパワフルなウイングは、ランボをカブレラに変身させるための要素だ。しかし、本当に特別なのは、ランボルギーニ ディアブロVT6.0を彷彿とさせる全く新しいヘッドライトだ。
ちなみにボンネットだけでなく、他のほとんどのパーツは高価な軽量素材のカーボンで作られている。
幅広のホイールアーチには、マンソリーは、フロントに255ミリのゴムタイヤを装着した20インチのホイール、リアにはピレリPゼロタイヤを装着した21インチのホイールを355/25 ZR21というサイズで備え付けている。

マンソリーの典型。カブレラには派手なカーボン製のボディキットが装着されている。スターウォーズのダースベイダーをついつい思い出してしまうようなリアデザインだ

内装にはビリウスグリーンを採用
もちろんチューナーはインテリアとボンネット下にも手をかけている。
コックピットにはアルカンターラが全面に張り巡らされ、ボディと同じ色のヴェントヴェルデ(ビリウスグリーン)で装飾されている。
一方、搭載された12気筒エンジンは、770馬力から810馬力にパワーアップされ、トルクは720から780Nmにまで増加している。どれだけの人が、その違いを理解し、体感できるかなどと考えてはいけない。
しかしこれにより、マンソリー カブレラは、シリーズモデルよりもコンマ2秒速い、2.6秒で100km/hまで加速する。最高速度は5km/hアップして355km/hとなった。
価格は?
残念ながら、のちのお楽しみということらしい。

全面アルカンターラの内装も特色のヴェントヴェルデ(ビリウスグリーン)で統一されている。我々の国では、こういうカラーリングはつい初期の仮面ライダーを連想してしまうが…。

Text: Michael Gebhardt