【F1第11戦オーストリアGP予選】フェルスタッペン僅差の0.029秒差でポールポジション獲得 ルクレールが2位 メルセデス2台ともクラッシュ

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レッドブルのホームサーキットでマックス フェルスタッペンがフェラーリの2台に肉薄されるも僅差で首位を獲得。一方、メルセデスのハミルトンとラッセルはバリアに激突!

レッドブルのホームレース、シュピールベルグのレッドブルリンクで、マックス フェルスタッペンが3度目のポールポジションを獲得。2021年のオーストリアでのF1ダブルヘッダー同様、オランダ人レーサーは金曜日に再び自分のマシンをポールポジションにつけた – ただし今回は土曜日のスプリントレースのみ。

「もちろんポールはとても嬉しいけど、ポイントは明日と日曜日だけだよ」とフェルスタッペンは多くのファンの声援を受け、「またここにいるなんて信じられないよ」と喜びを語った。

しかし、フェルスタッペンファンの歓声は、アイドルのポールよりも、ルイス ハミルトンがコースオフした時の方が大きかった。記録破りのワールドチャンピオンは、コースアウトした後、グラベルを走り、タイヤパイルにマシンをクラッシュさせたのだった。W13マシンの右側が大きく破損し、ハミルトンの予選は終了。「みんな、ごめんね」と記録ずくめのワールドチャンピオンは無線で謝った。

まずハミルトンがクラッシュ。

クラッシュの後、ハミルトンは土曜日の10位スタートのみ、彼自身はコースアウトを説明できない。「なぜリアを失ったのか分からないが、自分には限りなく失望しているし、チームを失望させてしまったので、申し訳なく思っている」と語った。

信じられないことに、セッションが再開されるやいなや、2台目のメルセデスもハミルトンと同じ過ちを犯すことになった。チームメイトのジョージ ラッセルもテールを滑らせ、ラストコーナーのタイヤバリアに飛び込み、頭を下げてピットに戻っていった。しかし、ラッセルはまだ5番手からスタートすることが許されている。

メルセデスのボスであるトト ヴォルフは、「内心煮えくり返っている」と認めながらも、「最初の10レースは競争力のないマシンを与えてしまったから、彼らを責めることはできない」とドライバーたちを擁護した。今、ようやくマシンが速くなったので、スリップは起こり得る」とヴォルフは語った。

… しばらくして、ラッセルとそのメルセデスもコースアウト&クラッシュした。

「そのためには、クリーンな第1コーナーが必要なんだ」と、メルセデスが傷を癒す一方で、ポールポジションのフェルスタッペンはすでに前を向き、土曜日におこなわれるスプリントレースでライバルたちを上回ろうと考えている。彼には素晴らしいマシンがある。「普段は予選も得意としていないのだから」とオランダ人レーサーは言う。

フェルスタッペンの土曜日の大敵は、またしてもフェラーリのスタードライバー、シャルル ルクレールである。フェラーリ2号車のカルロス サインツもポールからわずか0.082秒差で3番手につけている。

ルクレールは、「おめでとう、今日はマックスが少し速かったね」と言う。モナコ人レーサーはスプリントレースについて、「今回ばかりはすべてがうまくいって、最終的に自分たちにふさわしいポイントを獲得したい」と考えている。「過去の5戦は、僕にとってはちょっと災難だった」とリベンジを誓う。

ハースのミック シューマッハは今回も良い予選結果だった。

ハースのミック シューマッハは、予選で力強い走りを見せ、最近の調子の良さを再確認した。シューミJr.はトップ10シュートアウトに入り、8位でフィニッシュした。しかし、その一方で安定した走りを見せるチームメイトのケビン マグヌッセンが7番手をキープしている。

それでもシューマッハは、予選後に「明日もこのポジションをキープできれば、ポイントを獲得できるだろう」と満足げに語った。「前回のシルバーストーンと同じようにね」。どうやら、ポイントデビューを果たしたドイツ人レーサーは、今、味をしめているようだ。

決勝は7月10日(日)の日本時間午後10時からおこなわれる。またまたレッドブルとフェラーリの一騎打ちの様相が濃いが、果たしてメルセデスはトップ2チームとのバトルに食い込めるか?

2022年F1第11戦オーストリアGP予選結果(10位まで)
1位 マックス フェルスタッペン(オランダ) – レッドブル 1分04.984秒
2位 シャルル ルクレール(モナコ) – フェラーリ +0.029秒
3位 カルロス サインツJr(スペイン) – フェラーリ +0.082秒
4位 セルジオ ペレス(メキシコ) – レッドブル +0.420秒
5位 ジョージ ラッセル(イギリス) – メルセデス +0.447秒
6位 エステバン オコン(フランス)- アルピーヌ +0.742秒
7位 ケビン マグヌッセン(デンマーク) – ハース +0.895秒
8位 ミック シューマッハ(スイス) – ハース +1.027秒
9位 フェルナンド アロンソ(スペイン) – アルピーヌ +1.119秒
10位 ルイス ハミルトン(イギリス) – メルセデス +8.167秒

Text: Frederik Hackbarth
Photo: automobile.de