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伝説のポルシェ917: 50周年

2020年4月5日

史上もっともシャープなポルシェ917

これまでで最も有名なレーシングカーの1台、 ポルシェ917は、2019年、50周年を迎えた。

3種類のバリエーションがある

最も有名なポルシェの1台、917は2019年、50歳の誕生日を迎えた。917は、ル マン24時間耐久レースでポルシェとして初めて総合優勝し、通算19勝を挙げ、圧倒的強さを示した。また、スティーブ マックイーンの製作した名作「栄光のル マン」を通じて世界的に有名になった。
4.5リットル&520hpの空冷12シリンダーパワーユニットが、巨大な(そして時には危険な)推進力を発揮。
ショートテール、ロングテール、スパイダーの3種類のモデルが作られた。

1970年のル マンでの初勝利

オリジナルバージョンで問題だった運転時の挙動を大幅に改善した後、ハンス ヘル マンとリチャード アットウッドが、1970年に赤と白のショートテール917で、ル マン24時間耐久レースでポルシェ初となる総合優勝を果たした。

アメリカのCanAmシリーズでの偉大なる成功

またポルシェ917は、特にアメリカのCanAmシリーズで大成功を遂げた。1973年、マーク ダナヒューとエンジニアのヘルムート フィーグルは、アメリカでのレースのために917を改良した。排気量を5.4リットルにアップさせたおかげで、917/30ユニットは、最高1100hpまで捻出できるようになった。これにより、917/30は当時のサーキットレースで最強のマシンになり、文字通りCanAmシリーズを何年にもわたって席巻した。

2019年、最も有名なポルシェの1台が50歳の誕生日を迎えた。伝説のマシン917はル マン24時間耐久レースでポルシェに19回の総合優勝をもたらした。(Photo:Porsche AG)
そして特に70年代には、ライトブルーとオレンジの917は、スティーブ マックイーンの製作主演した「栄光のルマン」を通じて、その姿を多くのレーシングファンの記憶に刻み付けた。(Photo:Porsche AG)
当初4.5リットル&520hpの空冷12シリンダーパワーユニットが、巨大な(時には危険な)推進力を発揮。ショートテール、ロングテール、スパイダーの3種類のモデルが作られた。(Photo:Porsche AG)
オリジナルバージョンで問題のあったドライビングビヘイビア(挙動)を大幅に改善した後…(Photo:Porsche AG)
ハンス ヘル マンとリチャード アットウッドのコンビで、1970年、赤と白のショートテールバージョンの917で、ル マン24時間耐久レースでのポルシェの最初の総合優勝を獲得する。(Photo:Porsche AG)
ル マン初優勝から1年後、ポルシェデザイナーのアナトール ラパンによる、「トリュフハンター」がデビューし、大騒ぎとなる。(Photo:Porsche AG)
「種をまく」または「太ったベルタ(Berta)」917とも呼ばれたこのモデルは、長短のテールを組み合わせて、ワイドになったボディとピンクの塗装で仕上げられていて、内外から不評を買った。(Photo:Porsche AG)
特に成功を収めたのは、アメリカのCanAmシリーズのポルシェ917だ。(Photo:Götz von Sternenfels)
排気量が5.4リッターにアップさせることができたおかげで、917/30のパワーユニットは1100 hpを実現した。(Photo:Götz von Sternenfels)
これによって、917はサーキットレースで最強のマシンとなった。(Photo:Götz von Sternenfels)
917/30は最高413km/hの速さで走行した。燃費は100キロメートルあたり最大97リットル(!)だった。(Photo:Götz von Sternenfels)
栄光のポルシェレーサー勢ぞろい(ポルシェミュージアム)(Photo:Porsche AG)

Text: AUTO BILD KLASSIK