【新車情報】強烈なトルクのツインターボディーゼルエンジンを携えた「ニューBMW ALPINA D4 S Gran Coupé」登場

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ニコル・レーシング・ジャパンおよびニコル・オートモビルズは、新型BMW ALPINA D4 S グランクーペの予約注文を開始した。日本導入時期は2023年初頭を予定している。価格は12,270,000円。

ビッグキドニー・グリルを備えたフロント・ビューは、アルピナのフロント・スポイラーによってパワフルでカッコよく見える。

3リッター直列6気筒ビ・ターボディーゼルエンジンは、261kW〔355PS〕の最高出力と、730Nm〔74.4kgm〕の強烈な最大トルクを発生。アルピナ・スウィッチ・トロニック付き8速スポーツ・オートマチック(ZF 8HP76)が組まれるパワートレインにより約2トンのぼディを0-100km/h加速4.8秒、巡航最高速度270km/hまで引っ張る。

BMW製の48Vマイルド‧ハイブリッド‧テクノロジーを採⽤し、制動時に回⽣したエネルギーは48Vバッテリーに蓄えられ、ベルト駆動式の48Vスターター‧ジェネレーターを介して駆動⼒へと再活⽤する。

この高性能を支えるのがアルピナのクーリングシステムだ。アルピナ製インタークーラーと、大容量クーラー、トランスミッション・オイル・クーラー、2基の外部クーラント・クーラーと電動クーラント・ポンプを備え、アンダーボディの空気の流路にも手を加えている。

BMW xDriveをベースとした4WDシステムは、キャラクターに合わせ、アルピナ独自のリヤ寄りの駆動力配分としつつ、トルクを前後のアクスルに完全に可変配分する。フロントのキャンバーを1.25°ネガティブに設定し、さらに、標準装備となったリヤの電子制御式アクティブLSD(リミテッド・スリップ・ディファレンシャル)が最適なトラクションを生み出し、高いコーナリング性能を実現する。

エンジンと共にアルピナを象徴するアルピナ・スポーツ・サスペンションは、もちろん専用設計。伝統のアルピナ20スポーク鍛造ホイールは20インチで約12kg という軽量ホイールとなっている。組み合わせられるタイヤは Pirelli P ZEROで、フロント255/35 ZR20、リヤに285/30 ZR20という極太タイヤだ。タイヤの側面に入った「ALP」の文字は、アルピナのために特別に開発したカスタムメイドのタイヤであることを表している。また、同サイズのウィンター・タイヤPirelli SOTTOZERO シリーズII(ALP)も用意されている。

スペック

シリンダー/過給機直列6気筒/ビ・ターボ
総排気量 (cc)2993
ボア (mm)84.0
ストローク (mm)90.0
圧縮比:116.5
最高出力 (kW (PS) / 1/min)261 (355) / 4000~4200
最大トルク (Nm(kgm) / 1/min)730(74.4) / 1750~2750
エンジン・マネージメントBOSCH DDE 8.53
使用燃料軽油
全長 (mm)4792
全幅 (mm)1850
全高 (mm)1440
ホイールベース (mm)2856
トレッド(前) (mm)1593
トレッド(後) (mm)1588
ラゲージ・ルーム容量(リットル) (l)470~1290
燃料タンク容量 (l)59
ホイールアルピナ・クラシック 20″鍛造ホイール/PIRELLI P ZERO (ALP)タイヤ
フロント8.5 x 20″ 255/35 ZR20 (97Y) XL
リヤ10 x 20″ 285/30 ZR20 (99Y) XL

ボディカラーは、アルピナ・ブルーとアルピナ・グリーンの他、BMWの豊富なカラーとIndividual ボディ・カラーが提供され、インテリアのアルピナのレザー・ワークショップは、基本的にオーナーの要望に応えるべくカスタマイズに制限を設けていない。

Text:アウトビルトジャパン
Photo:ニコル・グループ