【F1第8戦アゼルバイジャンGP決勝】フェラーリを襲った悪夢 フェラーリ痛恨のダブルリタイア レッドブル1-2フィニッシュ メルセデス3-4

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2022年F1アゼルバイジャンGP@バクー シティ サーキット: フェラーリを悲劇が襲う。ルクレールもサインツもパワーユニットトラブルで無念のリタイア。ライバル、レッドブルが1-2フィニッシュ。ドライバーズチャンピオンシップもコンストラクターズチャンピオンシップのポイント差も大きく広がる。

アゼルバイジャンGPでフェラーリに悲惨なドラマが! まず、カルロス サインツが油圧トラブルとブレーキ故障で非常口から引き上げなければならなかった。

ルクレールも21周目にマシントラブルでリタイアした。バルセロナ同様、エンジントラブルとリアからの白煙でリタイアとなった。

このため、マックス フェルスタッペンは戦わずしてトップに立つことになった。レッドブルのスターレーサーにとって、これで今シーズン5勝目となり、通算25回目の勝利を挙げた。

フェルスタッペンのチームメイトのセルジオ ペレスは、スタートでルクレールをオーバーテイクしたが、レッドブルのエースドライバーであるフェルスタッペンが過剰なスピードで攻め上げてくると、防御することが許されなくなる。それでも、ペレスは、ジョージ ラッセル、ルイス ハミルトン(ともにメルセデス)、ピエール ガスリー(アルファタウリ)を抑えて2位でフィニッシュした。

シャルル ルクレールは首位走行中にエンジントラブルで無念のリタイア。

レッドブルは今季3度目のドライバーとコンストラクターのダブル優勝、フェラーリは苦いダブルリタイアとなった。ルクレールは、「二度とこのようなことが起きないようにマシンのチェックが必要だ」と言い、「適切な言葉が見つからない」と言う。個人的には、「痛い」としか言いようがない。

モナコの生んだフェラーリのスターレーサーは途方に暮れている。「シーズン当初は非常に速かったので、そのような困難はありませんでした。それ以来、大規模な変更はしていませんし、もし変更したとしても、より良いものを作るだけです」と述べてサーキットを後にした。

一方、レッドブルは、大笑いしている。フェルスタッペンはレース終盤の3分の1で何度もペースを落とすように指示される。「でも、タイヤが冷えすぎないように気をつけないとね」とジョークを交えて返す。チームメイトとの差は、最終的に20秒程度の大差だった。

メルセデスの2台は今シーズン最高順位、3位と4位でフィニッシュした。

なお、次戦、2022年F1第9戦カナダGPは6月19日(日)にジル ヴィルヌーヴ サーキットでおこなわれる。果たして、フェラーリが万全の状態で臨めるかどうか、レッドブルが引き続き強さを見せるのか、メルセデスの巻き返しはあるのか、興味は尽きない。

2022年F1第8戦アゼルバイジャンGP決勝結果(10位まで)
1位 マックス フェルスタッペン(オランダ) ー レッドブル1時間34分05.941秒
2位 セルジオ ペレス(メキシコ) ー レッドブル +20.823秒
3位 ジョージ ラッセル(イギリス) ー メルセデス +45.995秒
4位 ルイス ハミルトン(イギリス) ー メルセデス +1分11.679秒
5位 ピエール ガスリー(フランス) ー アルファタウリ +1分17.299秒
6位 セバスチャン ベッテル(ドイツ) ー アストンマーティン +1分24.099秒
7位 フェルナンド アロンソ(スペイン) ー アルピーヌ +1分28.596秒
8位 ダニエル リカルド(オーストラリア) ー マクラーレン +1分32.207秒
9位 ランドー ノリス(イギリス) ー マクラーレン +1分32.556秒10位
10位 エステバン オコン(フランス) ー アルピーヌ +1分48.184秒

ドライバーズチャンピオンシップランキング(第8戦終了時点10位まで)
1位 マックス フェルスタッペン(オランダ) ー レッドブル 150ポイント
2位 セルジオ ペレス(メキシコ) ー レッドブル 129ポイント
3位 シャルル ルクレール(モナコ) ー フェラーリ 116ポイント
4位 ジョージ ラッセル(イギリス) ー メルセデス 99ポイント
5位 カルロス サインツJr(スペイン) ー フェラーリ 83ポイント
6位 ルイス ハミルトン(イギリス) ー メルセデス 62ポイント
7位 ランドー ノリス(イギリス) ー マクラーレン 50ポイント
8位 バルテリ ボッタス(フィンランド) ー アルファロメオ 40ポイント
9位 エステバン オコン(フランス) ー アルピーヌ 31ポイント
10位 ピエール ガスリー(フランス) ー アルファタウリ 16ポイント

コンストラクターズチャンピオンシップランキング(第8戦終了時点)
1位 レッドブル 279ポイント
2位 フェラーリ 199ポイント
3位 メルセデス 161ポイント
4位 マクラーレン 65ポイント
5位 アルピーヌ 47ポイント
6位 アルファロメオ 40ポイント
7位 アルファタウリ 27ポイント
8位 ハース 15ポイント
9位 アストンマーティン 15ポイント
10位 ウィアムス 3ポイント

Text: Bianca Garloff
Photo: autobild.de