【ニューモデル情報】1000台限定 BMW M 50周年記念モデル トップバージョンスポーツクーペ BMW M4 CSLついに登場!

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BMWはM4 CSLで、スポーツクーペのエクストリームバージョンを発表している。軽量化とパワーアップを両立。M4 CSLについての全情報を公開!

先輩の「M3 CSL」からよろしく!

クーペ、スポーツ、軽量構造。感情をダイレクトに解放する3つの言葉。そして、このモデルは史上最高のスポーツクーペの2台と、切っても切れない関係にあるのだ。頭文字をとって「CSL」と略され、以前は「3.0 CSL(E9)」と「M3 CSL(E46)」にのみ設定されていた。今までは・・・。なぜなら、BMW M社の記念すべき50周年に合わせ、ここにCSLナンバー3、新型「M4 CSL」が登場したからだ。「M3 CSL(2003)」からちょうど20年が経つこのタイミングで。

外観: M4 CSLに赤のアクセントを追加

「M4 CSL」の外観は、間違いなくスポーティだ。軽量で通気性の高いインレイの採用により、キドニーグリル部分の呼吸がさらに自由になり、横方向のウィングを備えたカーボン製フロントリップはフロントアクスルにダウンフォースをもたらし、ボンネットのカーボン部分はファイバー構造を見ることができる。

このアニバーサリーを記念して、M4 CSLには、「50 years of BMW M」のロゴがあしらわれている。各CSLには、赤で囲ったキドニーグリルが与えられている。

しかし、それはあくまで装飾的な意味合いでのことだ。キドニーグリルとカーボンストライプは赤で縁取られ、スカートとシルトリムは赤でアクセントをつけ、CFRPルーフは赤のラインが入り、カーボンセラミックブレーキシステムのブレーキキャリパーも赤で統一されている。

また、「CSL」専用リムに、混合タイヤ(フロント19インチ/リア20インチ)、CSL専用に開発されたCup 2 Rタイヤが用意されている。リアでは、2016年の「M4 GTS」とは異なり、新型「M4 CSL」には付属のウィングはなく、CFRP製のリアリッドからカーブした一体型のスポイラーが与えられている。

リアには高いティアオフエッジと、フィリグリーライトグラフィックを施したテールランプを採用。ここではレーザー技術が活躍している。

右と左には、レーザーテールランプが初めて光っている。テールランプに有機EL技術を採用した「M4 GTS」から6年、2022年の照明技術の可能性を示している。さらにその下には、チタン製リアサイレンサーの先端をなすクラシカルなテールパイプが配置されている。断熱材を減らすことと合わせて、「M4 CSL」はこのような装備でも生き生きとした音を奏でるはずだ。

内装: リアシートはないがヘルメットネットはある

BMW M社は、剛性の高いボディシェルは、横方向にも絶大な支持力を発揮すると語る。「M3」や「M4」のオプションのMカーボンシェルシートは、「CSL」に標準装備されている。

アルカンターラとブルータルバケットシートが特別仕様車のインテリアを特徴づけている。

座高を高くしたり低くしたりしたい場合は、工房に出向いて調整しなければならない。また、「CSL」のインテリアでは、リアシートベンチや「CSL」ロゴの代わりに、アルカンターラ張りのステアリングホイール、ヘルメットネット、カーペットが標準装備されている。

技術的な変更点: 地上高の減少&ストラットブレースの変更

スーパースポーツ「M4」は、8mmのローダウン、ネガティブキャンバーを増した「CSL」専用のアクスルキネマティクス、フロントアクスルの新しいストラットブレース、リアアクスルのラバージョイントの代わりにボールジョイントが採用されている。

軽量化: M4の名に恥じない軽量化構造

CSLとは「Competition、Sport、Lightweight」を意味する。 「M4 CSL」でも抜かりはない。ラゲッジルームの「洗練」と惜しみなく施された遮音材により、15kgの軽量化を実現し、さらに内装でも大きな軽量化が図られた。標準の「M4コンペティション」と比較して、フルカーボンのシートはさらに24kgの質量の軽減を実現している。また、リアシートベンチを省略し、センターコンソールは全てカーボン製となっている。

リヤベンチシートの代わりに、フロントシートの後ろにヘルメットネットを設置し、サーキット走行に備えている。

そして今、私たちは思考に一線を引き、軽量化の取り組みが何をもたらしたかを再確認している。M GmbHは、ただでさえ軽量な「M4コンペティション」と比較して、100kgの軽量化を実現したと主張している。「M4 CSL」の車両重量は1,625kgで、「コンペティションM4」よりかなり軽いのが、公平に見て、超軽量とは言い難いのも事実だ。

エンジンと性能: BMWスペシャルモデルのパワーアップ

550馬力の最高出力と650Nmの最大トルクは、おなじみの8速オートマチックトランスミッションでリアアクスルに送られる。

新しいストラットブレースは、車の剛性をさらに高め、サイドの見栄えも良くしている。

その結果、0-100km/h加速は3.7秒を実現している。その7秒後には200km/hにまで到達する。最高速度は307km/hだ。「M4 CSL」のニュルブルクリンクサーキットの北コース、ノルトシュライフェ(通称: 緑の地獄)でのタイムは、7分20秒207で、直進の速さだけでなく、新型「CSL」がロードゴーイングBMW史上最速であることを証明している。

価格と生産台数: BMW M4 CSLは1000台のみ製造される予定

当然、購入者はその高性能限定モデルに対する代償を払うことになる。BMWは、「M4 CSL」に少なくとも165,200ユーロ(約2,265万円)を要求している。しかも、この「第3世代CSL」は1,000台しか作られないという。「CSL」という略称は、アイコンモデルとして、多くの愛好家間で、これからもさまざまな感情を解き放つことになりそうだ。

Text: Peter R. Fischer
Photo: BMW AG