エリック・クラプトンのカスタムメイドフェラーリ
2020年3月29日
フェラーリSP12 EC: ロックスターのドリームカー
セレブのギタリスト、エレック クラプトンがフェラーリにオーダーしてカスタムメイドしてもらったのが、このクルマだ。もちろん世界でただ一台だけである。
SP12 ECはフェラーリ458イタリアと512BBをベースにして作り上げられたもので、かかった費用は、なんと360万ユーロ(約4億5千万円)だった!!!
イギリスのギターの伝説的アイコン、エレック クラプトンのクルマ好きはつとに有名で、特にフェラーリとポルシェを愛し、今も自分自身で運転して、イギリスのみならず、欧州を駆け巡ってモータリングライフを楽しんでいる。
エリック クラプトンは、今でもすでにガレージに3台のフェラーリ512 BBを所有している。だが本当の意味での特別なモデルは、このフェラーリとピニンファリーナ共同製作による一台といえよう。
ちなみに、SP12 ECは、”EC”が “Eric Clapton”、”SP”が “Special Project”の略で、458イタリアをベースにしているものの、写真をみればわかるように512 BBの視覚的な特徴も随所に含まれている。
クラプトンはその仕上がりに大満足している。このスーパースポーツカーは、彼が開発当初からこだわってきた結果の作品であり、約360万ユーロ(約4億5千万円)を支払ったと言われているが、彼によれば、「これまでに扱った中でも、最も満足のいくものの1台」なのだそうだ。
リヤのアングルからも、512BBの片鱗を感じることができる。もちろん512BBほどの圧倒的な存在感は感じられないが、毎日の実用に便利なのは、こちらのクルマのほうだろう。複雑そうなウインドーグラフィック部分と、燃料キャップの処理などが、クラプトンのこだわりの部分なのだろうか?
Text: Astrid Triebsees