【初テスト】ジープの小型マイルドハイブリッドSUV 新型レネゲードe-Hybridに初試乗 そのショートインプレッション
2022年5月6日
ジープの最小モデルである、前輪駆動のレネゲードが、e-Hybridとして少し電動化された。我々は早速、小型ハイブリッドSUVを走らせ、テストしてみた!
ステランティスは本気だ。純燃焼車はもう要らない。これにより、グループはCO2排出量を削減でき、お客様には燃料代が安くなるというメリットがある。そのため、「レネゲード」と「コンパス」から、従来の3気筒と4気筒のガソリンエンジンをやめ、130馬力のターボガソリンエンジンとトランスミッションに48ボルトのEモーターを搭載したマイルドハイブリッドが基本となっている。これにより、さらに20馬力が追加されている。
それはフルハイブリッドでなければわからない、驚異的な努力の結晶だ。他のマイルドハイブリッド車は、内燃エンジンとベルトドライブで行き来する安価なスタータージェネレーターに任せている。高入力のメリット: 電動モーターをガソリンエンジンから分離できる。つまり、少なくとも渋滞時には電動で這うように走ったり、静かに駐車したりすることができるので、1メートルごとにガソリンエンジンを始動させる必要がなく、燃料を節約することができるのだ。しかし、eモーターは歩く程度の速度で十分であり、遠くまでは行けない。バッテリーは0.8kWhの容量しかない。
ターボラグを隠すe-Hybrid
アクセルペダルを軽く踏み込むだけで、ガソリンエンジンは醜いスターター音もなく、スムーズに始動する。さらに発進が速くなると、電気的なブースト補助がターボラグを隠していることに気づく。e-Hybridは「レネゲード」を力強く推進させ、7速デュアルクラッチオートマチックとの相性も抜群だ。低回転域から気持ちよく回せるので、混雑した市街地でも燃費が良くなる。
【車両データ】
モデル | ジープ レネゲードe-Hybrid |
エンジン | 4気筒ターボ、フロント横置き |
排気量 | 1496cc |
最高出力 | 130PS@5500rpm |
駆動方式 | 前輪駆動、7速デュアルクラッチ |
全長/全幅/全高 | 4236/1805/1723mm |
乾燥重量 | 1,420kg |
ラゲッジルーム容量 | 351~1,297リットル |
0-100km/h加速 | 9.7秒 |
最高速度 | 191km/h |
平均燃費 | 16.3km/ℓ |
CO2排出量 | 139g/km |
価格 | 31,700ユーロ(約430万円) |
しかし、貯蓄の楽しみは決して安いものではない。31,700~36,700ユーロ(約430~500万円)の間のクラスに位置する。しかし、少なくとも、プラグインハイブリッドと電気全輪駆動の対象外となった「レネゲード4xe」と比較して、最大9,700ユーロ(約132万円)の節約にはなる。
結論:
イタリアでは、「レネゲード」は主にシティカーとして購入されている。だから、マイルドハイブリッドは非常に理にかなっているのだ。しかし環境ボーナスはない。
AUTO BILDテストスコア: 2
Text: Thomas Rönnberg
Photo: Jeep