【このクルマなんぼ?】90年代の高性能セダン×7台 その価格は上昇中? 現在の値段は?
2022年4月29日
こうした高性能なヤングタイマーリムジンはとても価値がある。特に1990年代のパワーセダンは、若いクラシックカーファンにとっては魅力的な存在だ。現在需要の高まりとともに、価格も上昇している。我々は7台の強力な候補車を紹介する。
ヤングタイマーパワーリムジンがかっこいい。強力なエンジンとスポーティな特別仕様車が、90年代のサルーンの需要と価格を牽引している。「特に若い購買層がこれらの車を求めている」と、市場分析会社「クラシックデータ」のマリウス ブルーネは言う。
品質が悪く、メンテナンスが滞っているエキゾチックカーでさえ、最近また価値が上がっている。おそらく、ブルーネ氏が推測するように、今、クラシックカー市場の「全般的に良い雰囲気」という結果なのだろう。
多くの売り手が過大な希望価格を提示している
確かに、売り手が管理しやすいオファーでハイパーカーを提供することで、価格設定が難しくなることはよくあることだ。例えば、時価と再調達価格(盗難や事故の後、短期間で同等の車両を手に入れるために購入者が負担する金額)の乖離は数万ユーロ(数百万円)に及ぶこともある。
90年代のポテンシャルサロンの市場概要
例えば、「メルセデスE 60 AMG(W124)」では、場合によっては20万ユーロ(約2,750万円)以上支払われることもある。そして、現在では、コレクターズコンディションの車の中では入手困難なものもある。例えば、数少ない「サーブ9000エアロ」は、通常、走行距離が非常に多く、それ相応の使用痕跡を伴っている。
ブルーネ氏は、現在、「アウディS6クワトロ」をはじめとする、アウディのスポーツモデルのブームを目の当たりにしている。「クワトロと書かれたものは、数年のうちに本当に高価になってしまった」。前者の技術によるリードは、価格によるリードでも実を結んでいるようだ。
1990年代のパワーサルーンの市場分析
Text: Martin G. Puthz
Photo: autobild.de