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【電動バイク】ドイツに50ccはない 125ccクラスのクールなドイツ製小型電動バイク×7台を紹介

2022年4月13日

この7台のE-125で、ドライバーは気分よく化石燃料を節約することができる。地球温暖化防止や燃料節減は、何もしないで達成できるものではない。しかも、すぐに機動力を強制的に変更させられるわけでもない。ガソリンスタンドを気持ちよく通過できる7台のE-125を紹介する。

2022年は、自分自身のモビリティを見直すタイミングでもある。プーチンのウクライナ侵略戦争によって、燃料価格はこれまで想像もできなかったほど高騰している。そして、自動車を運転する人も、バイクを運転する人も、いずれは地球温暖化防止に貢献しなければならないのだ。

それでも今すぐ電気自動車に乗り換える勇気はない、という人たちに、我々が提案するのは、以下の7台の燃料不要の電動バイクだ。そして、それらの7台は125ccクラスに該当するため、ドイツでは「B196」の運転免許証(小型限定自動二輪免許=125cc未満で出力15馬力までのバイク)で運転することができる。

BMWの航続距離は130キロメートルと言われている

BMW CE 04
BMWモトラッドのスペーシーな2輪車は「CE 04」と呼ばれ、48馬力の「BMW Cエボリューション」の後継モデルとして開発されたものだ。そのための適切な位置づけにある。BMWは、最高出力42馬力を謳っている。連続出力は15馬力で、「B196」に準拠している。

航続距離は130km、0-50km/h加速は2.6秒とされている。「CE 04」は、急速充電器で80%充電するのに65分かかる。BMWは、100kmあたりの消費電力を7.7kWhとしている。最高速度: 120km/h 価格: 11,990ユーロ(約157万円)より

移動手段の選択肢が多い

ミニマリズムが好きなら、ケーキ(Cake)は正しい選択だ。Ösa Flex+は、簡単にデザインステートメントとして通用する。なかなか面白いデザイン。実用性はかなり高そう。

ケーキ(Cake)Ösa Flex+
スウェーデンのCake(ケーキ)社は、「less is more」をモットーにバイクを製造している。必要なものはすべて載っている。それ以外はすべてNGだ。ケーキ社製電動バイク特有の巧妙なディテールは、電動モーターの位置だ。スイングアーム軸に配置してベルトでドライブする。

「ケーキÖsa Flex+」は13.6馬力のモデルで、価格は1万ユーロ(約132万円)弱だ。スウェーデンの設計では、航続距離は100kmとされている。バッテリーを取り外して充電することができるようになっている。さらに、メーカーは多くのアクセサリーを提供し、最も多様な輸送タスクのための様々なオプションも提供している。

eRockitが高速道路を走る

eRockitでは、自転車のようにペダルを漕ぐ必要がある。慣れるまでが大変だが、慣れれば楽しい。ちょっと楽しいフィットネスクラブの器具のようなデザイン。しかし156万円かなり高いかも。

eRockit
E-bike? ペデレック? バイク? 「eRockit」の前に立つと、誰もが最初は戸惑い、頭をかきむしることだろう。ユニークなデバイスの奇抜な外観のためではない。でも、その背景にあるコンセプトがあるから。自転車と同じようにペダルを漕ぐことで、健康のために何かをするのだ。しかし、ペダルはバイクのスロットルのような働きをし、電動モーターにインパルスを与えるだけだ。

モーターは最大21.7馬力で後輪を短時間駆動し、「eRockit」は高速道路に適している。しかし、連続出力は「たったの」5kW(6.8馬力)。つまり、「eRockit」は「B196」の運転免許証で運転することができるのだ。走りの喜びは絶大だが、残念ながら価格はかなり高く、11,850ユーロ(約156万円)からとなっている。

大きなモーターを搭載したシュワルベは、時速90kmの速さだ

ゴーベックはシュワルベを復活させることに成功したのだ。電子版は見た目もよく、乗り心地もとてもしっかりしている。ベスパのようなレトロ感が感じられる。街で見てもまったく違和感なさそう。

ゴーベックスe-Schwalbe
シュワルベは、電動スクーターの分野でも競合しており、価格帯も上位に位置している。ミュンヘンのゴーベックス(Govecs)社は、カルト的なスクーターの復活に成功した。バージョン45の「e-Schwalbe」は4kWで、50cc「バーナー」の代替モデルとして位置づけられる。

以前の最高速度は45km/hだった。「e-シュワルベ90」は10.9馬力、最高時速90kmで走行可能。そして、電動「シュワルベ」の価格は最低でもベーシックモデルに5,590ユーロ(約73万円)が必要となる。ミュンヘンに本社を置く同社は、他にも興味深い電子スクーターモデルを用意している。

タッチスクリーンを搭載

スウェーデンRGNT社のNo.1。デザインやレイアウトに自由度の高い電動だからこういうクラシカルなものももちろん「アリ」。

RGNT No.1クラシック
レトロなスタイルが目を引く「RGNT(リージェントと発音する)No.1」は、環境意識の高い人たちだけでなく、多くの人の目を引く存在だ。意識的か無意識的かは別として、1980年代から90年代にかけての伝説的な「ヤマハSR500」を彷彿とさせる。航続距離は120km、メンテナンスフリーのハブモーターを搭載し、15馬力の連続出力を実現している。

また、スチール製のシャシー、テレスコピックフォークとダブルショックアブソーバー、18インチのスポークホイール、両輪のディスクブレーキ(制動エネルギーはリアで回収)を装備している。エンジンの代わりに、バッテリーが真ん中に鎮座している。現代的な要素としては、ナビゲーション情報も提供するタッチスクリーンのコックピットが挙げられる。リージェントは、「No.1クラシック」に、12,495ユーロ(約164万円)の価格を提示している。

ホーウィンCR6 Pro
ホーウィンは、中国製の軽二輪を魅力的かつ手頃な価格で、潜在的な顧客に納得してもらいたいと考えている。「CR6」と「CR6 Pro」はこの範囲に含まれる。「ホーウィンCR6」は8.5馬力あり、他の電気自動車と同様、変速機が不要だ。ハンドル右側のハンドルを後方に回すだけで、簡単にスタートできる。

メーカーは、姉妹機の「CR 6 Pro」の出力を13.7馬力としている。航続距離は142km、最高速度は110km/h。特徴: ホーウィンは、「Pro」バージョンにバイクによくある5速ギアボックスを搭載している。360Nmという驚異的なトルクが後輪にかかる。価格は「CR 6」で5990ユーロ(約79万円)からとなっている。

VWの子会社であるセアトは、大手自動車メーカーとしては初めてeスクーターを市場に投入した。価格も88万円となかなかの水準。細部の仕上がりなどかなりよさそう。名称:モ Eスクーター125

セアト モ Eスクーター125
VWの子会社であるセアトは、大手自動車メーカーとしては初めて電動スクーターを販売した。このスタイリッシュな車両は、「モ Eスクーター(Mo EScooter)125」と呼ばれ、もともとはバルセロナのシェアリングサービス用に開発されたものだ。出力は12.2馬力とされている。メーカーによれば、最高速度は95km/h、航続距離は137kmとのこと。

3種類のドライビングモードと、操縦用のリバースギアを標準装備し、ABSはリクエストに応じて注文可能となっている。重量は152kgと、スクーターとしてはかなり重めだ。素晴らしいのは、ヘルメット2個がシート下に収まり、バッテリーは家庭内に持ち込んで充電が可能となっていることだ。最低でも6,700ユーロ(約88万円)は購入に必要となる。

Text: Lars Hänsch-Petersen
Photo: autobild.de