【ニューモデル情報】サプライズ BMWが発表会の前に新型M3ツーリングのリアのティザー画像を公開 新着情報

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BMW、発表会前に新型M3ツーリングのリアビューを公開。最初のシリーズ生産されるM3ツーリングは、おそらく2022年に発表されるだろう。このたびBMWは、意外にもステーションワゴンのリア部分を動画で公開した。全情報。

2022年夏発表予定

BMWのハイパフォーマンスモデルの研究開発を担う、BMW M GmbH(BMW M社)は、2020年夏、BMWが「M3ツーリング」を量産することを正式に発表した。「M3」のエステート仕様がトップマネジメントに承認されたのは今回が初めてで、2022年の夏には発表される可能性がある。M社は今年50歳を迎えるので、それにふさわしいモデルともなる。しかし、「エステートM3」がディーラーのショールームに並ぶのは、2023年までかかるかもしれない。今回、ミュンヘンの企業が、YouTubeの動画で事実上、車そのものをリークしたのだった。

Mの開発責任者は、動画の中で、2000年の初代「M3ツーリング」プロトタイプの話をした後、初代「M3市販エステート」について、少し布を引っ張り、リアの様子を見せる。動画にはリアしか映っていないものの、今回、結局はそこが重要なのだ。ブラックなディフューザーと4本のテールパイプを備えたマッシブなエプロンをサルーンから受け継いだ「ツーリング」は、期待に違わぬ仕上がりに見える。

動画は、新型M3ツーリングのリア部分を撮影したものだ。力強いエプロンがサルーンと同じように映える。

ルーフスポイラーだけは想像以上に控えめで、スポーツエステートには通常の「3シリーズツーリング」と同じものが装備され、下縁の前に小さな黒いリップが取り付けられる。フロントに関しては、BMWは「ツーリング」にも大きなダブルキドニーグリルを与え、全体のデザインは、サルーンと変わらないと強く推測される。

ティザーイメージでは、大型曲面ディスプレイを採用したインテリアを公開

1月末には、Instagramで、興味深いティザー写真も公開された。そこでは、「M3ツーリング」は、スウェーデンの凍った湖の上でテストをする、相変わらずカモフラージュされたプロトタイプを披露し、新たなディテールを明らかにしたのだった。このモデルには、電気自動車「iX」でデビューした大型曲面ディスプレイを備えた、BMWの最新インフォテイメント「iDrive 8」が搭載されていて、12.3インチのデジタルコックピットと14.9インチのセンターディスプレイが曲面ガラスパネルの下に収められていた。

ツーリングには、iX(写真)の2つのスクリーンが曲面ガラスの下に組み合わされるようだ。

この大画面ユニットの背面は、クルマを少し上から見たティザー画像で確認することができる。これに伴い、インテリアも縮小されるようだが、「M3ツーリング」にはクラシックなロータリープッシュボタンスイッチが残ると思われる。「3シリーズ」で新しいインテリアを採用するのは、おそらく「M3ツーリング」が初めてではなく、その前に大型ディスプレイを搭載した通常の「3シリーズ」のフェイスリフトが控えているはずだ。

M3ツーリングは全輪駆動のコンペティションのみ?

エンジンに関しては、BMWはこのエステートを、全輪駆動とオートマチックトランスミッションを備えたよりパワフルな「コンペティション」バージョンでのみ提供するという根強い噂がある。これは、480馬力の後輪駆動マニュアルトランスミッションのベーシックモデルがなくなることを意味し、伝統主義者にとっては、非常に残念なことであることは間違いない。

しかし、BMWの伝統的な美点である、直6エンジンは、少なくとも1つは残されることになった。ツーリングは、これをそのままサルーンに受け継いでいると思われる。つまり、3リッターの排気量、ツインターボ、510馬力と650Nmの出力ということだ。しかし、その一方で、重量が増えるため、0-100km/hのスプリントは3.5秒より少し遅くなるはずだ。

Text: Peter R. Fischer, Katharina Berndt und Moritz Doka
Photo: BMW AG