ランボルギーニとV型12気筒エンジン、そして電動化 レトロモビル2022に参加

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パリで開催されたクラシックカーの祭典レトロモビルに、ランボルギーニはカウンタックのプロトタイプ「LP 500」とレストア中の「ミウラ P400 SV」を展示した。

これまで、ランボルギーニの高性能モデルには決まってV12が搭載されてきたが、先のアヴェンタドール アルティマエをもって内燃機を搭載するモデルは最後となった。そのランボルギーニの伝説的なV12気筒エンジンの歴史を記念する形で、誕生50年を迎えたカウンタックとミウラが展示されたのだ。

「ミウラとカウンタックからアヴェンタドール アルティマエまで、ランボルギーニの歴史を代表する名車の数々の中心にあるのが当社の エンジンです。今年、この忘れがたい内燃機関の物語が幕を下ろすことになります。自動車文化のエンスージアストの皆様には、私たちが大切にする伝統と、過去と現在の当社テクニシャンたちの膨大なエンジニアリングの技に敬意を表する展示を、レトロモビルでご覧いただけます。来年から、ランボルギーニは電動化の未来に歩を進め、 年までのロードマップを示した当社の「コル・タウリ( )戦略」の第1段階として、ハイブリッド技術を搭載した の後継を発表します。同計画では、社会的に責任ある総合的なアプローチで、環境への影響を削減するための目標を設定しています」。

アウトモビリ・ランボルギーニのステファン・ヴィンケルマンCEOのレトロモビル前夜祭でのコメント。

カウンタック LP 500は、1971年3月にジュネーブ・モーターショーで発表され、1974年3月に型式承認のための衝突試験で廃車となってしまった伝説的な1台そのもの。所有するコレクターの依頼により実現した復元作業はランボルギーニのクラシックカー部門、ランボルギーニ・ポロストリコによって行われ、約25,000時間を要したという。

ホワイトボディ状態のミウラ P400 SVは後世までに保存することを目的にランボルギーニ・ポロストリコにレストアが依頼されたコレクター所有のクルマで、オリジナルのオレンジ色、Arancio Miuraに再塗装され、復元される予定となっている。

Text:アウトビルトジャパン
Photo:アウトモビリ・ランボルギーニ