マンソリーから810馬力ヴェナトス誕生!
2020年3月20日
ランボルギーニ ウルス チューニング: マンソリー ヴェナトゥス
マンソリー製ウルスチューンナップバージョン、ヴェナトゥスのチューニングはこれまで主にルックスをより過激なものにしただけだった。しかし今度はちがう。パワーもアップして戻ってきたのだ!
高級モデルチューナー、マンソリーは、2019年の夏からランボルギーニ製SUV、ウルスのチューニングバージョンを製作販売している。
今までマンソリーの仕立て上げたヴェナトゥスはランボのルックスを過激に仕立て上げたものではあったが、エンジンパワーは生産型ウルスのものとなんら変わらなかった。だが今回発表されたマットブルーに塗装された新型ヴェナトゥスは、ボンネットの下に、今度はちゃんと外見に見合うようにパワーアップしたエンジンを搭載している。
大幅にパワーアップ
主にカーボン製のフェンダーフレア、フロントとリアの特製エプロン、ディフューザー、リアウィング、新しいサイドスカート、改良されたボンネット、および多くの小さな装飾パーツなどで構成されたワイドボディキットは、より印象的で攻撃的なルックスを提供する。
おもしろいのは、上の写真のヴェナトゥスは、それぞれ異なるホイールを履いているということだ。1台目はスポーティなダブルスポークで、もう1台はレース用シングルスポークとなる。つまりこの2台は別物、と考えることもできよう。
今回チューナーはエンジンに大きく手を入れた。搭載されたツインターボ4リッターV8は650馬力から810馬力に大幅アップされ、トルクも150Nmアップして1000Nmにまで増大した。
これにより、時速100kmまではわずか3.3秒となり、これは標準型ウルスよりも0.3秒速い。また最高時速は15km/hアップして320km/hとなった。これを小さな差と考えるか、大きな成果と考えるかはあなた次第だが、ただでさえ速い自動車をより速くするというのは、ものすごく大変なことであるという点だけは確かだ。
Text: Michael Gebhardt