【クールな短い動画付き】トヨタ初の電動SUV トヨタbZ4X登場! bzシリーズ第1弾のすべての情報をお届け!

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トヨタは2025年までに15台の新型電気自動車を導入する計画だ。そして、電気自動車である「bZ」シリーズの第一弾は、コンパクトSUVの「bZ4X」だ。価格と詳細はこちら。

● 価格と市場投入 – オンライン予約開始(アップデート情報!)
● 外観 – エッジの効いたデザインを持つbZ4X
● インテリア – 近未来的なテスラスタイルのステアリングホイール
● 装備 – 新アシスト機能
● 走行距離と航続距離 – 450km以上

価格と市場投入: トヨタ自動車、「bZ4X」のオンライン予約を開始

トヨタは、2050年までにCO2ニュートラルになりたいと考えている。そのためには、今の水素やハイブリッド化という路線だけでは不十分だとするトヨタは、2025年までに15台の新しい電気自動車を市場に投入したいと考えており、そのうちの7台は、新しく立ち上げた電気自動車シリーズ「bZ」からのものとなる。「bZ」とは、「beyond Zero(ビヨンド ゼロ)」の略で、地域ごとの排出量からの解放を目指すことを表現している。

そしてその最初のモデルは「bZ4X」だ。「RAV4」フォーマットのSUVは、スバルと共同開発し、2022年半ばの市場投入を予定している。価格は47,490ユーロ(約626万円)からとなっている。ただし、エコリベート(環境助成金)がそこから差し引かれる。4月からの先行販売に先立ち、2022年3月31日まで、購入を希望する人は、以下のサイトから、オンライン予約が可能となっている。

https://www.toyota.de/automobile/bz4x/

外観: 電気自動車bZ4Xは、エッジの効いたSUVのデザインを継承

「bZ4X」は、スバルも採用するトヨタの新型電気自動車プラットフォーム「e-TNGA」をベースに開発されている。トヨタのSUVが持つエッジの効いたデザインを継承したクロスオーバーだ。しかも、ルーフとウィングに施されたコントラストの強いブラックの塗装が、より一層強烈な印象を与えている。リアウィンドウは他のモデルより低く、「bZ4X」は「RAV4」より85mmも低い。

ボディサイズはほぼ同じだが、ホイールベースが160mm長く、ショートオーバーハングの効果もあり、「RAV4」よりも明らかに広い空間を提供している。

ロングホイールベースとショートオーバーハングのおかげで、室内空間は特に広い。

インテリア: 近未来的なステアリングホイールは2023年以降に発売予定

「bZ4X」の内部には、いくつかの興味深いソリューションが用意されている。最も印象的なのは、「ステアバイワイヤ」技術と合わせて標準装備されるテスラを思わせるステアリングホイールだろう。長方形の形状は、空間の空気感を強調し、デジタルメーターディスプレイの見やすさを向上させることを意図している。

しかし、トヨタが認めているように、このステアリングホイールの仕様は2023年以前にドイツで発売されることはない。そのため、残念ながら、ドイツ仕様は当分の間、従来の丸いステアリングホイールのモデルだけとなっている。

bZ4Xコンセプトモデルで示したように、スクエアなステアリングホイールも量産化される予定だ。ただし、ドイツには当分来ない見通しだ。

また、ダッシュボードの中央には大型のデジタルディスプレイが配置され、その下には空調制御用のタッチパネルが設置されている。加えて、センターコンソールには、走行プログラムを設定するためのボタンと回転式コントロールが多数装備されている。フローティングセンタートンネルの下には、大容量の収納スペースが備わっている。高さ調節可能なフロアを備えたラゲッジルームは、装備により、後席を立てた状態で最大452リットルの収納が可能となっている。

装備: トヨタの新アシスト機能でより安全に

また、電気自動車である「bZ4X」には、第3世代の「トヨタ セーフティ センス」が初搭載されている。アシスタンス&セーフティシステムの緊密なネットワークは、新機能により、さらに高い保護性能を発揮するよう設計されている。さらに、強化された「プリクラッシュシステム」は、対向車や接近車をより迅速に検知し、それに応じて速度を調整し、必要に応じてブレーキ操作を開始する。また、常に最新の状態に保つために、「OTA(Over-the-Air)アップデート」によって、継続的にソフトウェアの更新や改良を行うことも可能となっている。

走行距離と航続距離: 最大450kmまで可能

「bZ4X」は当初、前輪駆動と全輪駆動の2種類の駆動方式が用意される予定だ。どちらのモデルも71.4kWhのバッテリーを搭載している。電動モーターにもよるが、最大450kmの航続距離を実現し、オプションのソーラーパネルで航続距離を延長することができるようになっている。150kWの急速充電技術により、日本車は30分程度で80%まで充電することができる。

フロントには、150kW(204馬力)、最大トルク265Nmの電気モーターが搭載される。これにより、0から100km/hまで8.4秒で加速する。さらにオフロード走行を楽しむために、スバルと共同開発した160kW(218馬力)、336Nmの全輪駆動モデルもあり、わずか7.7秒で0から100km/hを突破することができる。

エンジンに関係なく、最高速度は160km/hで停止する。トヨタは、他の電動モーターのバリエーションが続くかどうかは、まだ発表していない。しかし、「e-TNGA」プラットフォーム自体は、その柔軟な基本設計により、さらなる駆動システムの可能性を備え持っているという。

【ABJコメント】
今年の新年早々、箱根駅伝の伴走車として、恒例の?「GRセンチュリー」に交じって走っていたのが、この「bZ4X」だった。毎回、あの高視聴率を獲得する番組の光景の一部として「トヨタの次の一手がさらっと公開される」のが習わしとなっているが、今年はいよいよBEVかと思うと感慨深い。思えば、「プリウス プラグインハイブリッド」モデルも、「ミライ」もあそこがお披露目舞台だったことを思い出す。

そんな「bZ4X」だが、おそらく実力はかなりのものであろうことは想像がつくし、その価格も含めて、このセグメントでトップを狙う事の出来る一台なのであろう。そのライバルは?・・・。個人的にはヒュンダイの「IONIQ5」なのではないだろうか。ヒュンダイが渾身込めて作ったあのBEVは、見た目も内容もかなりの意欲作で、実力も相当なものであると予想される。もちろん日本では「bZ4X」のほうが、圧倒的に数を多く販売できることは言うまでもないが、世界的に見た場合、ヒュンダイは相当のライバルとなるであろうし、トヨタとしても決して油断のできないメーカーだろう。いよいよそんなBEV市場での戦いが本格的にはじまる。その幕開けが、大人気駅伝の舞台で姿を現したこの「bZ4X」なのである。(KO)

Text: Katharina Berndt and Moritz Doka
加筆: 大林晃平
Photo: Toyota