【ニューモデル情報】マツダの新型SUV 3月8日世界初公開! マツダCX-60 ティザー画像と最新情報!

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マツダは、SUVのラインアップをさらに拡充する。新型CX-60は、2022年3月8日に発表され、プラグインハイブリッドに加え、直列6気筒も用意される予定だ。最新情報!

米国でのみ展開される「マツダCX-50」の発表会でさらに次期SUV「CX-60」、「CX-80」もお披露目された。2022年3月8日、マツダはこの2車のうち小さい方を公式に発表する予定だ。それを少しでも期待させるために、日本ではティザーイメージを鋭意公開中だ。

しかし、2021年11月には早くもYouTubeに、撮影中の「CX-60」をリークした動画(その後削除されている)が登場しており、ビッグサプライズは訪れそうにない。

CX-60は、米国版CX-50のエレガントバージョンとなる可能性がある

「CX-60」の外観は、米国の兄弟車である「CX-50」をベースにしたものと思われる。しかし、おそらくオフロードの要素は少なく、クロームメッキを多用した、よりエレガントなバージョンになるのではないかと推測される。ラジエーターグリルは高い位置に配置され、縦方向の支柱で構成されたような、よりフィリグリーなグリルが採用されている。ヘッドライトは視覚的につながっている。そしてその効果は、メインヘッドライトとグリルの間にあるLEDバンドによって生み出されている。

ティザー画像では、SUVの新しいライトシグネチャーと、さらに大きくなったグリルと思われるものが映し出されている。

「CX-60」は、大きなサイドエアインテークと、口を少し開けたようなセンターベントを持つ、かなりアグレッシブなエプロンを装着しているのがティザー画像からうかがえる特徴となっている。ただし、ベースが多少トーンダウンする可能性もないとは言えない。長いボンネットとやや傾斜したルーフを持つ形状はもちろん、ウィンドウラインも2021年にフレッシュアップされる「CX-5」を彷彿とさせる。ただし、その兄弟車はやや大型である。

CX-60では、木材や日本製の織物などを使用した、エレガントで上質なインテリアを発表している。

ティザーイメージからは、まだ内部構造に関する情報は得られていない。マツダは、エレガントで上質なインテリアを発表している。これは使用する素材からも示唆されている。メープルウッド、ナッパレザー、ウーブンファブリック、クロームディテールがSUVに採用される予定だ。

SUVにはプラグインハイブリッドと直列6気筒エンジンが用意される予定

パワートレインについては、ダウンサイジングの流れに反して、直列6気筒のハイブリッドシステムを持つエンジンとさらにプラグインハイブリッドも用意することを明言している。後者については、すでに日本でより具体的な説明がされている。内燃機関は2.5リッターのガソリンエンジンで、システム出力は300馬力以上となる予定だ。「CX-60」がベースとする新プラットフォーム「ラージプラットフォーム」によって、後輪駆動と全輪駆動の2種類の駆動方式が可能となる。

【ABJのコメント】
いよいよ長年噂されていた、6気筒エンジンのモデルが登場する運びとなったが、今、マツダのSUVラインナップがどうなっているのか整理してみると、下から順に・・・、
CX-3: 最小型で最古のモデル 「デミオ」ベース
CX-30 : 「CX-3」をベースとしながら、「CX-3」よりも広いスペースを持つ小型SUV
CX-4: 中国市場向けクーペSUV
CX-5: 全世界で販売されている、一番売れ筋の中型SUV 2世代目 先日大幅改良を受けた、ということは、まだまだ現役続投
CX-50: アラバマ州で生産される(今のところ)アメリカ向けSUV 「CX-5」より若干ワイルド? この春より発売
CX-8: 「CX-5」をベースにしたロングホイール版 7人乗り
CX-9: アメリカ、オーストラリアに輸出されている大型SUV 「CX-8」より幅が広い
MX-30: 観音開きドアを持つクーペSUV 当初はBEVのみかと思われていたが、ハイブリッドモデルもあり
CX-30 EV: 中国のみで販売されているBEVのSUV
となる。

そして、今回の「CX-60」と「CX-80」はというと、「CX-60」が「CX-50」の上級モデルで、「CX-80」はさらに上級で、直6エンジンを持つ、後輪駆動ベースの高級SUVということだろうか。

いずれにしろモデル数が多い(多すぎる)、というか、いったいCXナニがあったのか瞬間的には判別できないほどの種類である。という話はともあれ、まずは長年噂されてきた直6のデビューはなかなか楽しみなことは間違いないが、一番気になるのは500~600万円という価格発表だろうか・・・。(KO)

Text: Katharina Berndt
加筆: 大林晃平
Photo: Mazda