【ニューモデル情報】果たしてEVはモーターホームに適しているのか? メルセデスEQVマルコポーロ登場 

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メルセデスが描くモーターホームの電動化の未来はこうだ。

メルセデスは、モーターホームの未来を形作る手助けをしたいと考えている。Vクラスをベースとしたマルコポーロは、見事に市場に定着した。今度は電気自動車のメルセデスEQVがE-キャンパーになった! 新着情報。

メルセデスはモーターホームの市場を再発見した。
シュトゥットガルトに本社を置く同社によれば、現在の「マルコポーロ」ファミリーは、近年キャンピングカー市場で成功し、その地位を確立するに至ったという。
今や、モーターホームのベース車両には、前面にスリーポインテッドスターをあしらったものが数多く存在する。

そして今、ダイムラーは次のステップとして、e-モビリティとモーターホームを結びつけようとしている。
市場に初めて登場したこの「e-キャンパー」は、スイスのソルティモ ワルター リューグ社が開発したもので、バッテリー駆動の「メルセデスEQV」をベースとして作られている。

ソルティモ モービルですべての条件を満たすと、このポップアップルーフとルーフベッドなども手に入れることができる。

メルセデスは、サステナビリティと自給自足のために太陽電池を搭載している。
ソルティモ社は、「メルセデスEQV」をモジュール式に設計している。
すべての条件を満たすと、ポップアップルーフとルーフベッド、そしてトランクに収まるキッチンやスリーピングユニットなどの多機能ボックスを備えたクルマを手に入れることができるようになっている。
キッチンユニットには、シンク設備、ガスコンロ2口、クーラーボックスなどがある。
また、カトラリーや調理小物、消耗品などを収納できる引き出しもちゃんと備わっている。

ラゲッジルームのキッチン&スリーピングユニットにベッドを搭載し、折りたたむことも可能となっている。

スリーピングシステムは、キッチンユニットの上に搭載されている。
組み立てれば、「EQV」の室内幅とちょうど同じ広さの寝台ができあがる。
逆にスリーピングシステムを畳めば、「EQV」のリアシートは通常通り使用することができるようになっている。
ソルティモ社は、システムの設計にあたって、特に軽量化に気を配った。

屋根に設置したソーラーパネルで、さらに約400ワットの電力を供給している。

要望に応じて、合計出力が約400ワットのソーラーパネルも用意されていて、スターターバッテリーとキャンプ用の追加バッテリーを充電している。

「EQV」は、メルセデスの電動バンのポートフォリオの一部としてしっかりと位置づけられている。
「メルセデスVクラス」の電動化対応車だ。
「EQV 300」は90kWhのバッテリーを搭載し、メルセデスによれば、航続距離は323~363kmとのとことで、バッテリーは急速充電器では、約45分で10%から80%まで充電することができるようになっている。
一方で、「メルセデスEQV 250」は、60kWhのバッテリーを搭載し、航続距離は213km~236kmとなっている。
標準装備されているMBUX(メルセデス・ベンツ ユーザーエキスペリエンス)システムはセントラルコントロールユニットの役割を担っている。

メルセデスEQV 300は、45分間で10%から80%まで充電することができる。

ソルティモ社のボディを使った電動キャンピングカーは、すでに発売は開始されており、完成した一体型モーターホームに加えて、バンとボディを別々に発注することも可能となっている。
ちなみに、EQVの購入価格は70,631ユーロ(約930万円)からで、ベースモデルの似たような装備の後輪駆動190馬力ディーゼルVクラス(60,772ユーロ=約800万円)より1万ユーロ(約132万円)近く高い。
ボディの価格が知りたい場合にはメーカーに問い合わせる必要がある。

Text: Lars Hänsch-Petersen