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【ニューモデル情報】新型シボレー シルバラード EVモデルとして登場 ピックアップトラックゾクゾクとEV化へ

2022年1月19日

航続距離644km以上

シボレーのピックアップトラック、「シルバラード」が電気自動車に。シボレーは、早ければ2023年に米国で電気自動車「シルバラード」を発売する。内面も外面もオリジナルとは違うものになる。新着の全情報!

ライバルのフォードがオール電動ピックアップ「F-150ライトニング」を発表したのに続き、シボレーもそれに続いて「シルバラードEV」を発表した。
新型「シルバラード」は、米国では当初、2種類のバリエーションで発売される予定だ。
2023年春、シボレーは商用車用をディーラーに送り込む計画だが、現時点では、価格は未定だ。
そして、翌年の秋には、民間仕様の「シルバラードRSTファーストエディション」が、105,000米ドル(約1,210万円)という破格の値段で市場に投入される予定だ。
その後、39,000米ドル(約410万円)の廉価版商用車や、「トレイルボス」など様々なバリエーションが発売される予定となっている。
電気自動車の「シルバラード」は、ここでは全く提供されないようだ。

バージョンによっては、電動ピックアップトラックは最大644馬力を発揮することができるようになっているとされる。
ドライブ仕様の正確な情報はまだないものの、いくつかの重要なデータがある。
電動トップバージョンの「シルバードRST」は、644馬力と1058Nmを発生し、0から100までの加速を4.5秒で行うという。
もちろん全輪駆動で。
商用車バージョンは510馬力と834Nmを発生します。
シボレーはまだバッテリーパックのサイズを明示していないが、どちらの場合も少なくとも400マイル(644km)の航続距離を持ち、350kWの充電が可能であることが求められる。
急速充電器で10分充電すれば、100マイル(約161km)分の電力が供給されるようになっている。
もちろん、重いトレーラーを牽引できることも必要だ。
発売当初は、最大4,540kgまで、その後2倍の牽引力を持つバリエーションを追加し、ラインアップを拡充する予定となっている。

乗用車の場合、積載量は590kg。商用車のシルバードはまだデータがない。

LEDストリップを連続的に配置した新しいフロント

ビジュアル面では、電動タイプは、「シルバラード」おなじみの基本形を踏襲しているが、それ以外では特にフロントにいくつかの変更が加えられている。
このため、ヘッドライトは2分割され、その上部には連続したLEDバンドが装着されている。
バンド中央の「Chevrolet」のロゴもよく光っている。
残りのヘッドライト、つまりロービーム、ハイビームなどは、その下の左右に配置されている。
多くの電気自動車と同様にグリルは閉じているが、ピックアップトラックでは、内燃機関にもある典型的なハニカムグリルを使った大きな中央のエアインテークが残されている。
サイドでは、角張ったカットアウトのホイールアーチと、荷室に向かって傾斜した幅広のCピラーが特に目を引く。
テールランプがサイドに大きく張り出すなど、リヤの変化はそれほど顕著ではないものの、それ以外のデザインは、より縮小され、流れるようなデザインになっている。
電気自動車のテールゲートには、もはやブランド名はなく、ここにもロゴが使われている。
車種は4ドアのクルーキャブのみだ。
エアサスペンションは少なくともファーストエディションには標準装備され、全輪操舵と24インチの大径ホイールは別料金となっている。

商用車のような雰囲気のインテリアはもういらない

インテリアも一新されたようで、商用車的な雰囲気はかなり薄れ、SUVのような雰囲気になっている。
インフォテインメント用の17インチ大型スクリーンはダッシュボード上に設置され(ただし回転式ボリュームコントロールは残されている)、11インチのデジタルコックピットと視覚的なユニットを形成している。
その背後には、「Ultifi」と呼ばれる「Linux」ベースの新しいソフトウェアが動作し、無線でのアップデートを可能にする。

新しいインテリアはより高級感があり、もはや商用車には見えない。

クライメートコントロールユニットはかなりスリム化され、センターコンソールも同様となっている。
シボレーは、ギアセレクターレバーを省略したため、カップホルダーの配置を変更し、右側の縦置きから横置きに変更した。
さらに、吹き出し口の幅を狭め、ダッシュボード右側に小型のコントロールユニットを設置し、ステアリングホイールを変更するなど、全体的なデザインも変更した。
キーやボタンがなくても、ポケットの中のキーや登録したスマートフォンで乗り込み、ギアを入れて走り出すだけで、車を発進させることができるようになっている。

Text: Katharina Berndt
Photo: Chevrolet