ベストセラーSUV フォルクスワーゲン ティグアンの魅力に迫る
2021年12月12日
間違いない。鉄板SUV。
ABJ(AUTO BILD JAPAN)編集部で好評だった「 T-Roc 」だが、ならばその兄貴分の「ティグアン」ってどうなの?という疑問を晴らすべくロングドライブに連れ出した。人気SUVインプレッション第2弾。
試乗した「ティグアン TSI R-Line」はナイトシェードブルーメタリックというティグアンのイメージカラー。深みのあるボディカラーで、高級感があって好感が持てる。先のマイナーチェンジで精悍な顔つきになり実にカッコよくなった。
試乗車のタイヤはピレリ SCORPION VERDEが装着されており、サイズは255/40/R20。太くて大きいいタイヤだ。VW特有の非常に強い直進性に一役買っている。
高い動力性能
定評の1.5ℓ直4DOHCインタークーラー付きターボはティグアンをキビキビと走らせる。サスペンションは、フロントにマクファーソンストラット、リアが4リンクとなりT-ROCとはサスペンションの構造が異なる。7速DSGは日本の道路事情にもマッチしており、ストレスを感じさせない。
経済性は?
約570キロを後にした燃費は12.2㎞/ℓ(メーター読み)であった。高速道路をゆったり流しても特段良い燃費は稼げないのがT-ROCと違うところで、走行シーンに関わらず一定の燃費となるのがティグアンであった。T-ROCと比較するとタイヤサイズの違い(T-ROCは215/55/R17)と車重の違い(T-ROCの方が200㎏軽い)が燃費に影響する大きな要因と考えられる。
すぐれたパッケージング、適度にスポーティな動力性能、経済性と八方美人なティグアンはSUVの「鉄板」である。
【VW Tiguan TSI R-Line】
車両型式 | 3BA-5NDPC |
全長×全幅×全高 | 4,520×1,860×1,675mm |
ホイールベース | 2,675mm |
車両重量 | 1,550kg |
車両定員 | 5名 |
燃費(WLTCモード) | 14.3km/ℓ |
エンジン | 直列4気筒 DOHC インタークーラー付きターボ |
排気量 | 1,497㏄ |
最高出力(ネット値) | 150PS(110kW)/5,000-6,000rpm |
最大トルク(ネット値) | 250Nm(25.5kgm)/1,500-3,500rpm |
燃料タンク容量 | 60ℓ |
使用燃料 | 無鉛プレミアム |
トランスミッション | 7速DSG |
駆動方式 | FF |
タイヤサイズ | 255/40 R20 |
車両本体価格:¥5,114,000(消費税10%込み)
Text&Photo:アウトビルトジャパン