これクールでしょ?焚き火用キット×5点紹介!ちょっと欲しくなるキャンピングツール

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旅先で使える便利な折りたたみ式の焚き火台5選。

ファイヤーボウル、多くのキャンパーにとって、焚き火は欠かせないキャンプの一部だ。適切なファイヤーボウルがあれば、居心地がいいだけでなく、安全性も高まる。我々は、持ち運べる折りたたみ式の焚き火キットを、5つ、テストしてみた。

湖畔の美しいキャンプ場、少し肌寒い秋の夜、キャンピングカーの前には星空を眺めながら、暖をとるための焚き火がある。
完璧に聞こえますよね?
そんな風にリラックスして焚き火をするには、当然ながら、ちゃんとしたファイヤーボウル(焚き火台あるいは焚き火マシン)が必須となる。
丈夫で耐久性があり、しかもモーターホームに収まるサイズ、スペースを大幅にとらないサイズでなければならない。
幸いなことに、そんな状況を考慮して様々な工夫を凝らした賢いアウトドア専門家がいて、折り畳み式、プラグ式、ネジ式、ロール式、折りたたみ式などのファイヤーボウルやその補助器のモデルを開発している。
我々は、フェネック(Fennek)、ウインナーウェル(Winnerwell)、ペトロマックス(Petromax)の作った、5種類のファイヤーボウルをテストした。
どれもキャンピングカーに簡単に収まるサイズだ。

ファイヤーボウル(焚き火台): 5つのファイヤーボウルのテスト結果

① 万能選手: ペトロマックス アタゴ(Petromax Atago)

ペトロマックス社のファイヤーボウル「アタゴ」は、テストで最も納得のいくものだった。

高さ:280センチ – 直径:40センチ
ファイアーバレルがリニューアル。
キャンピングバスから遠征用モバイルまで対応。

  • 組み立て: ハンドルを引くだけで、脚とアッパーリングが折りたたまれて出てくる – 独創的だ。
  • 安定性: ぐらつきがなく、折りたたむこともできる。トップクオリティだ。
  • 燃え方: 煙突効果により、完璧な燃焼が可能となっている。
  • アクセサリー: グリル格子、ダッチオーブン、中華鍋など、お好みに合わせて選べるようになっている。アウトドアでの料理が楽しくなる。
  • シンプルな構造
  • 煙の出ない最高の燃焼性能
  • 多彩な機能を実現
  • 地面からの高さが非常に低い
  • テストしたファイヤーボウルの中で一番サイズの大きなパッケージ
  • 少々高価
    参考価格:240ユーロ(約3万2千円)

② キッチュ: フェネック ヘキサゴン(Fennek Hexagon)

ヘキサゴンはステンレス製で、非常に高品質な印象を受ける。

高さ:18.5センチ – 直径:59センチ
古典的な漏斗型のファイヤーボウルで、容量は17リットル。
マイクロキャンパーから、エクスペディションキャンパーまで幅広く対応する。

  • 構造: このボウルは、6枚のプレートを円状に組み合わせて作られている。これには長い時間がかかり、かなり複雑だ。
  • 安定性: ソロでもヒートシールドの上でも、シェルはグラグラしているように見える。しかし、燃焼試験には合格している。
  • 燃え方: 空気の流れが良く、煙の発生が少なく均一な燃焼ができる。
  • 付属品: ヘキサゴンには、熱対策のための「StandUp!(49ユーロ=約6,500円)と、グリルやフライ用の「4Fire」プレート(69ユーロ=約9千円)がある。バッグは20ユーロ(約2,660円)だ。
  • 高品質素材
  • 小さなパックサイズ
  • 燃焼室が広い
  • 複雑なプラグインシステム
  • やや不安定
  • 組み立て時の汚れが気になる
    参考価格:69ユーロ(約9千円)

③ 特別な1台: フェネック(Fennek)ハイファイヤー

ファイヤーボウル「フェネック ハイファイヤー」はとても簡単に組み立てることができる。

高さ:63.4センチ – 直径:60センチ
フレームとステンレスメッシュで作られた優れた焚き火台。
マイクロキャンパーからエクスペディションキャンパーまで対応。

  • 組み立て: とても簡単だ。脚を折りたたんで、ネットに吊るせば完成。
  • 安定性: クロスブレースにより、ハイファイヤーは地面にしっかりと固定されている。
  • 燃焼の様子: 薪を入れるスペースは十分にあり、空気の供給量も多く、最後にはほとんど灰が残らない。これが本来の姿だ。
  • 付属品: バッグが付属している。
  • 非常に小さいパックサイズ
  • 高品質のネットと脚
  • 灰がほとんど残らない
  • 非常に開放的な燃焼室
  • わずかに煙が出る
  • ファイヤーボウルとしてのみ使用可能
    参考価格: 89ユーロ(約1万1千円)

④ 可変式: ペトロマックス(Petromax)ファイヤーボウルFS48

ペトロマックス社のファイヤーボウルFS48は、そのデザインから芝生にも優しい。

高さ:52.3センチ(延長時) – 直径:48センチ
焼く、炒める、火を起こすための平らな鉄板。

  • 組み立て: 脚部をねじ込むだけ。延長も可能。
  • 安定性: 地面や高さによってはグラグラすることがある。
  • 燃え方: 薪を置くスペースが少なく、微風の中で飛んでくる火花を防ぐことができない。
  • 付属品: 組み合わせることができる様々なサイズ。
  • シンプルな構造
  • 芝生の保護
  • 万能
  • すぐに錆びる(スチール)
  • 焚き火台としては平らすぎる
  • グリルプレートとしての使用に適している
    参考価格: 99.99ユーロ(約1万3,300円)

⑤ ミニマリスト: ウインナーウェル(Winnerwell)フラット ファイヤーピットL

ウインナーウェル フラットファイヤーピットLは、パックサイズが非常に小さいのが特徴だ。

高さ:22.6センチ – 直径:41.8センチ
ステンレススチール製の便利な折りたたみ式シェル。

  • 組み立て: ベース部分とシェルは、広げて重ねるだけ。とても簡単だ。
  • 安定性: 折りたたみ式にもかかわらず、ファイヤーピットはしっかりと固定されている。
  • 燃え方: 燃焼室はかなり小さいが、空気の供給は十分だ。残念なのは、灰が床に集中して落ちること。
  • 付属品: 灰と熱から床を保護するグリルプレートとアンダーテーブル(60ユーロ=約8千円)があれば安心だ。
  • 簡単な組み立て
  • 非常に小さいパッケージサイズ
  • 高品質に見える
  • 灰が床に落ちる
  • 床がかなり熱くなる
  • バッグは付属していない
    参考価格:80ユーロ(約1万円)

知っておきたいこと: キャンプ場での火事について
キャンプ場では、必ず、焚き火台を使って火を入れてもよいか、事前に確認しよう。
特に草原では、芝生を燃やさないように、ファイヤ―ボウルは、地面から一定の距離が必要とされる。
また、ウインナーウェル社のファイヤーマット(42ユーロ=約5,500円)のような特別なマットもある。
干ばつで火災の危険性がある地域では、当然ながら火気厳禁だ。

結論:
ペトロマックスの「アタゴ」には、様々な可能性が秘められていると改めて感じた。
しかし、そのためには付属品を揃えるだけの余裕と意思が必要だ。
グリル機能を備えた小型でシンプルな焚き火台を探しているのであれば、ウインナーウェル社のより安価な「フラットファイヤーピット」でも満足できるだろう。

超個人的な話題で恐縮だが、わたしも焚き火大好き人間で、ここ数年、猫のひたいのような自宅の庭で、焚き火をすることが多い。周囲の家に迷惑をかけないように、小さい焚き火台に、本当に小さく、小さくした薪を入れて、ちょっとだけ焚き火風味の景色を楽しみ、炎を見て、ちょっと心をあたためる、そんなふうに、秋や冬の夜を、ささやかに送っている。
別に肉を焼くわけでもなんでもなく、お湯を沸かして紅茶を飲んだり、マシュマロあぶったりと、その程度のことで、他は踊る炎をみながら、ちょっと静かに・・・、というと、格好よく聞こえるが、別にそれほどのものではまったくなく、日常の延長にそんな時間を持ってみてはいかがでしょうか、という話題なのである。
本当のことを言えば、今や焚き火をするためには、近所の消防署に連絡をあらかじめしてから、という順序で進めなくては違法らしいのだが、少しだけ燻製を作るための火よりも、若干大きい程度で、ちゃんと焚き火台(煙の出にくい二次燃焼式の焚き火台を使うこともある)を使ってのことなので、大目にみてほしい(って、やっぱりいけない行為なのだろうか?)。
実はその小さな焚き火台の他にも、ちょっと大きめのと、もっと大きいのを購入してしまったのだが、こちらはさすがに近所迷惑になりそうだし、使用を自粛している(いつか、停電の時に備えて、ということにしておこう)。
それにしても、カーボンニュートラルの時代になったら、焚き火も禁止なのだろうか??

Text: Jenny Zeume
加筆: 大林晃平
Photo: autobild.de