わずか1.3秒差の大接戦 フェルスタッペン激戦を制す F1第17戦アメリカGP@サーキット オブ ジ アメリカズ レースレポート!

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F1 アメリカGP in オースティン テキサス。フェルスタッペンがハミルトンを寄せ付けない。アメリカ テキサス州オースティンでは、マックス フェルスタッペンとルイス ハミルトンがハイクラスなバトルを展開。最終的にはレッドブルが僅差でトップフィニッシュした。

世界選手権の偉大なライバルたちのアメリカ西部での決闘は、本当にスリリングなフィニッシュだった。
汗だくになりながら56周を走った後、トップでフィニッシュしたフェルスタッペンと2位のハミルトンの間には、わずか1.333秒の差しかなかった。
フェルスタッペンにとって、このテキサス州オースティンでの勝利で、今季8勝目、キャリア18勝目となった。
レッドブルは、2013年以来、テキサスで再び表彰台の頂点に立ち、またF1での200回目の表彰台を勝ち取った。

「戦略の立て方が良かったですね。時には、アグレッシブになるのもいいものです」と勝者フェルスタッペンは笑顔で喜びを表現した。
「スタートでポジションを落としてしまったので、何かを試さなければなりませんでした。確信はなかったが、うまくいった」とオランダ人は喜びを語っている。
「特に高速コーナーでは、今日の僕らは強さを発揮した。とてもハッピーだよ」。

ルイス ハミルトンとマックス フェルスタッペンの一騎打ち。

タイトル争いのライバルであるハミルトンは、8周も多く、新しいタイヤを履いていたにもかかわらず、最後までフェルスタッペンを抜くことができなかった。
「今日はとても厳しいレースでした。スタートがうまくいって、すべてを出し切った。でも結局、今週末は彼らが優勢だったんだ」とハミルトンは語る。
しかし、メルセデスのスポーツボスであるトト ウォルフは、「たとえ最終的な結果が気に入らなくても、あれは素晴らしいドライブだった」とハミルトンを称賛した。

ハミルトンはファステストラップによる追加ポイントも獲得し、フェルスタッペンとのチャンピオンシップポイントの差は、残り5レースで12ポイントとなった。
レッドブルは、フェルスタッペンのチームメイトのセルジオ ペレスが2戦連続3位で表彰台に上がり、テキサスに集まった多くの母国メキシコのファンたちを喜ばせた。

4位にはフェラーリのシャルル ルクレール、5位にはマクラーレンのダニエル リカルドが入った。

オースティンでのレースの流れ

ハミルトンはフェルスタッペンよりも良いスタートを切り、第1コーナーのイン側でオランダ人のフェルスタッペンを追い抜いた。
レース序盤、フェルスタッペンはチャンピオン争いのライバルの後ろにつき、追い上げていた。
しかし、すでに2周目、ハミルトンのマシンの挙動を観察していたフェルスタッペンは、「彼は何回もスリップしている」と無線でチームに伝えている。
レッドブルのフェルスタッペンは、ハミルトンのマシンのスリップストリームに入ったままスピードを上げるが、最初は追い抜くチャンスを見つけることができなかった。
ハミルトンは7周目にもピットのチーム宛に、「彼は今、僕よりも速い」と連絡している。
10周目の終わりにまずレッドブルが反応を示し、フェルスタッペンを早めにピットインさせてハードタイヤに交換する。
その後、オランダ人は、跳ぶように走り、いくつものファステストタイムを叩き出す。
13周目に今度はメルセデス側が反応し、ハミルトンをピットインをさせると、レッドブルの作戦が功を奏したことがすぐに明らかになり、ストップ後のフェルスタッペンはハミルトンに6.5秒の差をつけている。

26周目には、ハミルトンが激しい追い上げによって3秒以内に戻ってきる。
英国人レーサーがスリップストリームに入るのを防ぐため、フェルスタッペンは29周目の終わりに再びタイヤを交換する。
しかし、ハミルトンのタイムは、かなり古いタイヤにもかかわらず、その後も大きくは悪化しない。
そこでメルセデスのピットは、最後にタイヤのアドバンテージを得るために、スティントを6~7周延長することを英国人レーサーに伝えた。

文字通り、2トップレーサーによる死闘だった。

37周目の終わりにハミルトンがピットに入ってきてタイヤを交換、残り19周でフェルスタッペンと8.8秒差でコースに戻ってきた。
「最後の3周で決まる」とメルセデスは無線で2020年度世界チャンピオンに知らせる。
しかし、目標としていた追い上げレースは想定していたよりも遅れ、40周目にはその差は9秒にまで広がった。
しかし、その後、イギリス人レーサーはエンジンを解き放ち、ギャップを粉砕し、残り10周でフェルスタッペンの踵を叩き、その差を3.3秒にまで縮めた。

二人の争いはさらにヒートアップし、世界選手権のライバルである2人のレーサーは、最後の5周目にはわずか1.7秒、最後の3周目では1.5秒の差にまで接近して、最後のバトルに入った。
最終ラップのスタート時のみ、ハミルトンは一時的にフェルスタッペンのスリップストリームに入ったものの、長いバックストレートで再びスリップストリームから外れてしまい、そのため最後のアタックができなくなってしまった。
そして、56周を終えて、フェルスタッペンがハミルトンにわずか1.3秒の差をつけてゴールし、死闘を制したのだった。

F1 2021シーズン、残りは5戦、ドライバーズチャンピオンシップは12ポイント、コンストラクターズチャンピオンシップは23ポイントの僅差、ますます目が離せない。
F1第18戦メキシコGPは、11月6日(日)にエルマノス ロドリゲス サーキットでおこなわれる。

F1第17戦 アメリカグランプリ
レース結果(第10位まで)

1位: マックス フェルスタッペン(オランダ) – レッドブル 1:34:36.552 Std.
2位: ルイス ハミルトン(英国) – メルセデス +1.333秒
3位: セルジオ ペレス(メキシコ) – レッドブル +42.223
4位: シャルル ルクレール(モナコ) – フェラーリ +52.246
5位: ダニエル リカルド(オーストラリア) – マクラーレン +1:16.854
6位: バルテリ ボッタス(フィンランド) – メルセデス +1:20.128
7位: カルロス サインツJr.(スペイン) – フェラーリ +1:23.545
8位: ランドー ノリス(英国) – マクラーレン +1:24.395
9位: 角田裕毅(日本) – アルファタウリ +1ラップ
10位: セバスチャン ベッテル(ドイツ) – アストンマーティン +1ラップ

ドライバーズチャンピオンシップランキング(25戦中17戦終了時):
1位: マックス フェルスタッペン(オランダ) – レッドブル 287.5ポイント
2位: ルイス ハミルトン(英国) – メルセデス 275.5ポイント
3位: バルテリ ボッタス(フィンランド) – メルセデス 185ポイント
4位: セルジオ ペレス(メキシコ) – レッドブル 150ポイント
5位: ランドー ノリス(英国) – マクラーレン 149ポイント
6位: シャルル ルクレール(モナコ) – フェラーリ 128ポイント
7位: カルロス サインツJr.(スペイン) – フェラーリ 122.5ポイント
8位: ダニエル リカルド(オーストラリア) – マクラーレン 105ポイント
9位: ピエール ガスリー(フランス) – アルファタウリ 74ポイント
10位: フェルナンド アロンソ(スペイン) – アルピーヌ 58ポイント

コンストラクターズチャンピオンシップランキング(25戦中17戦終了時):
1位: メルセデス 460.5ポイント
2位: レッドブル 437.5ポイント
3位: マクラーレン 254ポイント
4位: フェラーリ 250.5ポイント
5位: アルピーヌ 104ポイント
6位: アルファタウリ 94ポイント
7位: アストンマーティン 62ポイント
8位: ウィリアムズ 23ポイント
9位: アルファロメオ 7ポイント
10位: ハース 0ポイント

Text: Frederik Hackbarth
Photo: autobild.de

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