【ニューモデル情報】純電動クロスオーバー 新型ルノー メガーヌ E-Techエレクトリック 全情報!

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ルノー メガーヌE-Techエレクトリック、Androidインフォテイメントと狭い後部座席を搭載。ルノーは、日産アリヤをベースに、多くのテクノロジーとグーグルを搭載した電動クロスオーバー「E-Techエレクトリック」を発表する。シートチェックを含めたすべての情報。

➤ 市場ローンチ時期と価格
➤ サイズ
➤ 外観
➤ インテリア
➤ ドライブトレイン
➤ バッテリーと航続距離

電気自動車はすでに設定可能

ルノーは、「ルノルーション(Renulution)」計画の一環として、「メガーヌ」シリーズに、電気自動車のクロスオーバーを追加する。
「メガーヌE-Techエレクトリック(略してメガーヌE)」は、日産アリヤの「CMF EV」プラットフォームをベースにしており、内燃機関モデルと並行して提供される。
「メガーヌE」が内燃機関の兄弟車と共通しているのは名前だけであり、そのことはよりコンパクトなサイズからも明らかだ。
クロスオーバーのような外観だが、「VW ID.4」よりも「VW ID.3」の領域を奪う可能性が高いと思われる。
ルノーは航続距離を470kmまでとしている。
市場への投入は2022年3月からだが、最終的な注文は1カ月前から可能で、その時点でルノーは価格も発表する予定だ。
価格は4万ユーロ(約532万円)以下からとなりそうだ。
むろん、そこから、環境補助金が」差し引かれる。

サイズ一覧:
● 全長: 4.21メートル
● 全幅: 1.78メートル
● 全高: 1.5メートル
● ホイールベース: 2.7メートル
● 乾燥重量: 1,524 kg
● トランク容量: 440リットル

このプロポーションにより、メガーヌE-Techは、実際の大きさよりもかなり大きく見える。

新しいルノーのロゴが入ったメガーヌE

比較的コンパクトなサイズにもかかわらず、「メガーヌE」は、たくましい外観を持っている。
車体の四隅に取り付けられた、18インチと20インチのホイールや、カラーコントラストの効いたホイールアーチがそれに貢献している。
フロントには、Z型のデイタイムランニングライトと、フラットなLEDヘッドライトが配されている。
LEDヘッドライトには、道路状況(市街地、田舎道、高速道路)に応じて、照射パターンを調整するオートマチックハイビームを搭載している。
そして、中央には新しいルノーのロゴがあしらわれている。
フロントフードの下には、電動モーターだけでなく、すべての空調技術が搭載されており、結果的に室内のスペースが広くなっている。
ドアハンドルも面白い。
フロントドアには、標準で開閉式のものが装備されている。
リアハンドルはCピラーの中に隠れている。

ローディングエッジは非常に高い位置にある。その後ろには440リットルの収納スペースと深いロードフロアがある。

440リットルの収納スペース

「メガーヌE」のリアは、小さなリアウインドウとフラットなテールライトにより、「レンジローバー イヴォーク」を彷彿とさせる。
文字通りの意味でのハイライトは、内部にフライス加工を施して、立体感を演出したテールライトだ。
テールゲートの後ろには440リットルのトランクルームがある。
電動モーターがフロントアクスルに搭載されているため、ロードフロアが非常に深く、より多くのスペースを確保している。
しかし、荷台の端が非常に高くなっているため、荷物の積み込みが困難になる可能性がある。

グーグルと共同開発したインフォテイメント

「メガーヌE」のコックピットは、すべてがデジタルで統一されている。
ルノーが「オープンR(OpenR)」と呼ぶ、デジタルディスプレイと縦型インフォテインメントスクリーンで構成されたユニットが標準で装備されている。
このデジタルコクピットは、設定が可能で、丸い計器類のアニメーションに加えて、アクティブドライビングエイド、ナビマップ、音楽や車両データなどの各種情報が表示される。

ステアリングコラムにたくさんのレバーがあることを除けば、コックピットはとてもすっきりしている。Androidベースのインフォテイメント。

インフォテイメントはGoogle社と共同で開発され、「ポールスター2」にも採用されているAndroid Automotive OSをベースにしている。
通常のGoogleサービスに加えて、電気自動車専用のルートプランナーも組み込まれている。
このインフォテイメントは遅延なく反応し、これまでのルノーのシステムと比べて明らかに進歩していると思われる。
このシステムは、ワイヤレスのApple CarPlayとAndroid Autoにも対応している。
クライメートコントロールについては、インフォテイメントの下にボタンパネルが残っている。

ウッド、レザー、リサイクル素材

クライメートコントロールユニットが前方に移動したことで、コックピット内の乗客のためのスペースが広くなっただけでなく、収納やコンパートメントのためのスペースも非常に大きくなっている。
全部で30リットルあるはずで、センタートンネルでさえ、基本的に一つの大きな収納・保管スペースになっている。
欠点?
これにより、ギアセレクトレバーはステアリングコラムに移動しなければならなかった。
レバーとコントロールサテライトは4つ以上あり、そのうち3つは右側にある。
これでは、実際には混乱して操作ミスをしてしまうかもしれない。
それを除けば、コックピットはよく考えられており、ドアの収納スペースにはフェルトが張られているなど、高品質である。
多くの表面には、リサイクル素材が使用されている。
3つの装備ラインのうち、最上位のものには、ウッドトリムとレザーシートが使われている。

窮屈なリア空間

しかし、リアのスペース感はそれほどでもない。
長いホイールベースとフラットなバッテリーのおかげで、大人でもレッグルームとヘッドルームは良好だ。
しかし、フロントシートの下に足を入れるのは難しい。
また、約180cmの高さからだと、窓の端が目の高さから始まるため、空間の窮屈さを感じてしまう。
さらに、折りたたみ式のセンターアームレストや、3つ目のクライメートゾーンなどの優れた装備もない。
それは他のメーカーのモデルのほうがもっと上手にできるだろう。

後方の空間は概ね問題ない。しかし、上部のウィンドウラインがスペース感を損ねている。

発売時の2種類のパワートレイン

市場導入時、「メガーヌE」には、2種類のエンジンバリエーションがあり、どちらも前輪駆動となっている。
弱めのエンジンは96kW(130馬力)、250Nmのトルクを、強めのエンジンは160kW(218馬力)、300Nmのトルクを発揮する。
そして、1.6トンの重量を持つこの電動クロスオーバーは、0から100km/hまで7.4秒で加速し、最高速度は160km/hに制限されている。
ルノーによれば、エンジンは全面的に再開発され、「ルノー ゾエ」よりも小型、軽量でありながら、より高い出力を実現しているという。
そのために、オイル冷却や熱管理システムの効率化などが図られている。

特に安全性の高いバッテリー

40kWhと60kWhのバッテリーを選択することができ、航続距離はそれぞれ300kmと470kmとなっている。
急速充電ステーションがあれば、最大130kWでの充電が可能となっている。
最良のケースでは、最大300kmの走行距離分の電気を30分で充電することができる。
ウォールボックスでの充電は、7kW、オプションで、22kWで可能だ。
とても刺激的だ。
ルノーは、バッテリーに消防署用の特別なアクセスポイントを設けている。
これにより、バッテリーの火災が発生した場合、車両を特別な容器に入れて何時間も水に浸しておくことなく、数分で効率的に消火することができるようになっている。
また、「メガーヌE」には、セーフティカテゴリーで、最大26個のドライビングエイドが搭載されている。

交流では、7kW(想定22kW)の充電が可能で、直流の場合は最大130kWだ。

結論:
「メガーヌE-Techエレクトリック」で、ルノーはシックな電動クロスオーバーを発表した。
駆動技術とバッテリー技術は少なくとも競合車と同等で、インフォテイメントはその上を行くはずだ。
また、安全面がおろそかになっていないのも、うれしいところだ。
ただ、リアのスペースだけは残念なことになっている。

Text: Katharina Berndt, Andreas Huber and Moritz Doka
Photo: GROUP RENAULT

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