速報 IAAレポート メルセデス・ベンツのショーカーその1 電動Gクラス登場 メルセデスEQGコンセプト

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メルセデスが電気自動車のGクラスを発表

ミュンヘンで開催されているIAA(ドイツ国際モーターショー)会場からのレポート。メルセデスは、コンセプトEQGによって、IAA(ドイツ国際モーターショー)で、電気自動車Gクラスの具体的なプレビューを行っている。第1報。

➤ 外観とデザイン
➤ 初チェック
➤ ドライブトレイン/テクノロジー
➤ 価格と市場ローンチ時期

メルセデスGクラスに革命が起こる!?
オフロードのアイコンが2018年にすでに大幅に改良された後、1979年の市場投入以来、最大の変化が迫っている – それは、Gクラスが電気自動車になるからだ。
伝統主義者は「ノー!」叫ぶかもしれないが、これはGに起こりうる最高の出来事と言える。
というのも、「Gクラス」には内燃機関バージョンが残るからだ。
つまり、「G 400」、「G 500」、「G 63」などは、これからも、並行して提供されることになる。
少なくとも当分の間は・・・。
メルセデスは「コンセプトEQG」によって、2024年に予定されている電気自動車「Gクラス」のシリーズバージョンを、今回、ミュンヘンで開催中のIAA(ドイツ国際モーターショー)でワールドプレミアし、ディスプレイしている!

ツートンカラーの塗装が施されたコンセプトEQG

メルセデスは、「コンセプトEQG」を「ニアプロダクションスタディモデル」と呼んでいる。
それもそのはずで、「コンセプトEQG」は、一見して、「Gクラス」とわかるようになっている。
メルセデスは、過去42年間に、慎重に改訂されただけの象徴的なデザインを、電動バージョンでも貫いている。
「EQG」のクラシックなラジエターグリルは、星(スリーポインテッドスター)のイルミネーションと、青い四角のアニメーションパターンを備えたブラックパネルグリルに変更されている。
パネルの周囲には、イルミネーションが施されており、エクステリアミラーの円と合わせて、デイタイムランニングライトの特徴を引き立てている。
かなり未来的だ。

Gロゴを内蔵したルーフラックは俯瞰からしか見ることができない。

ノーマルGクラスのインテリア

「コンセプトEQG」の視覚的なハイライトは、グロスブラックとグロスアルビームのツートンカラーの塗装仕上げだ。
ライトストリップ付きのプロテクションストリップは、よく見るとマーカーライトとしても機能しているが、法的規制のために量産されることはないだろう。
専用に開発された、21インチの分厚いホイールは、見た目にもAMGのモノブロックホイールを彷彿とさせる。
ホイールといえば。
リアを見ると、テールゲートに目立つように配置されたスペアホイールが恋しくなるが、「EQG」のスペアホイールカバーは、充電ケーブルを収納することができるロック可能なボックスに変更されているなどの工夫がなされている。
スタディモデルのフラットなルーフラックでは、ルーフ上に白色のLEDストリップを組み込むことができるようになっている。
リアでは、3つ目のブレーキランプの上に、もう1つのLEDストリップを配置し、外観を完成させている。

インテリアは、現時点では、通常のGクラスのものを流用しているものの、製品化までには変更が加えられる予定だ。

インテリアを見ても、特に驚くことはない。
真っ白なインテリアは、EQメーターを除いて、通常の「Gクラス」のものであり、当然のことながらプロダクションバージョンにはまだ対応していない。
残念ながら、我々は車内に座ることができなかったが、外から見た感じは、とてもクリーンで、未来的なルックスだ。

バッテリーサイズが異なるメルセデスEQGのシリーズバージョン?

メルセデスは公式にはまだ研究段階であるため、駆動方式や搭載されている技術については少ししか明らかにしていない。
性能、航続距離、バッテリーサイズ?
すべてはまだ秘密だ。
バッテリーはラダーフレームに組み込まれ、低重心を実現するためのものだ。
将来の「EQG」の基本は、新規開発ではなく、現行の「Gクラス」のプラットフォームを、電気駆動化することであることは明らかだ。
メルセデスは、すでに少し前に、「EQG 560」と「EQG 580」という名称を、登録、確保しており、さまざまな性能のバリエーションやバッテリーのサイズが検討されている。
バッテリーの技術は、「EQS」から採用される可能性が高い。
「EQS」は最大航続距離770kmを達成しているが、「EQG」はそれよりも短い距離をカバーすることになるだろう。
ただし、メルセデスは、公式には日常生活に適した航続距離の話しかしていないので、現時点では推測の域を出ない。

コンセプトEQGには、四角いスペアホイールはない。カバーの代わりに、スタディモデルにロック可能なコンパートメントが設けられている。

全車に標準装備されている四輪駆動

「コンセプトEQG」では、独立したフロントサスペンションと、新開発の高剛性リアアクスルを採用しているが、これは電気駆動を組み込むために必要なものだ。
「コンセプトEQG」では、個別に制御可能な4基の「PSM」電動モーターを搭載し、2速トランスミッション(内燃機関のロー/ハイレンジに相当)に電力を供給している。
メルセデスが、電気自動車「Gクラス」のオフロード性能を特に重視しているのは、当然のことだ。
後期生産型が、内燃機関に決して劣ることのないように、オフロード技術(リダクション、ロックなど)は継承されている。
電動「Gクラス」がドイツ山中のテストコースを制覇するのも、このためだ。

価格は? EQGの価格はこれくらいを想定している

ガソリン車ユーザーの皆さんは、ホッと一息つくことができるだろう。
当初の予想に反して、電動「Gクラス」の導入は、内燃機関バージョンの終焉を意味するものではないからだ。
それどころか、メルセデスは、2024年から「EQG」を、追加オプションとして設定し、購入客に、内燃機関モデルとともに、選択肢を提供する予定だ。
価格に関しては、今のところ沈黙が続いている。
我々は、メルセデスの「EQG」は、少なくとも13万ユーロ(約1,700万円)はするだろうと推測している。
ちなみに、「G 500」は、ディーラーで118,619ユーロ(約1,565万円)から、585馬力のトップモデルである「G 63」は162,703ユーロ(約2,147万円)からという価格で販売されている。

総評:
メルセデスは、「G」にできることはすべて、「電動G」にもできると約束する。
見た目には、オフロードの象徴である「Gクラス」が電気自動車になってもその姿は変わらないが、シートメタルの下では多くのことが変わっている。
ガソリンマニアや、伝統を重んじる人たちにとっては、内燃機関がプログラムに残されている!

Text: Jan Götze
Photo: Daimler AG