【新着情報】EV化される次期型ルノー5にアルピーヌからスポーツバージョン登場

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2023年には、「ルノー5」がe-car(電気自動車)として、リニューアルされる。そしてその際には、アルピーヌのスポーツバージョンも登場するはずだ。フランスの電動スポーツカーの新情報!

アルピーヌは、史上初となる真の電動ホットハッチを計画している。
Eドライブを搭載した、「ルノー 5(サンク)アルピーヌ」のベースとなるのは、おそらく2022年末に生産が開始されるであろう、新しい電動プラットフォーム「CMF-BEV」を採用した、次期型「ルノー5(サンク)」だろう。
新しいベースに関連する技術データは、スポーツカーファンならびにホットハッチファンに、大きな期待を抱かせるはずだ。

ルノー5アルピーヌは200馬力以上になる可能性がある

「アルピーヌR5」のエンジンには、大型の「メガーヌE-Tech」のEVシステムが採用されるとみられる。
このエンジンは、160kW(218馬力)の出力と、300Nmの最大トルクを持ち、前輪駆動のアルピーヌが、0~100km/hを、約6秒で加速することを可能にすると、副開発責任者のジル ル ボルニュがすでに発表している。

アルピーヌのスポーツバージョンは、ノーマルの「R5」と、視覚的に区別するために、フロントに4つの角ばったライトが追加されるようだ。
また、スポーツ用にデザインされた、ホイールとタイヤの組み合わせに対応するために、ボディの幅も若干広くなるようだ。
また、「ルノー5アルピーヌ」には、大型のルーフスポイラーなどの空力的な改造がほぼ必須となるだろう。

アルピーヌのR5は、1980年代前半にすでに存在していた。ただし、当時は110馬力の4気筒ターボだった。
Photo: Werk

もちろん、「アルピーヌR5」は、アルピーヌブルーに塗られるべきだ。
しかし、このフランス製コンパクトスポーツカーが、公道でその実力を発揮するには、まだ時間がかかりそうで、「R5アルピーヌ」が発売されるのは2024年以降になりそうだ。
もちろん、その際に成功を収めるためには、適切な価格でなければならない。
我々は、エントリーモデルの価格を、4万ユーロ(約520万円)程度と見ている。
ノーマルの「R5」でも、すでに3万ユーロ(約390万円)の大台を超えているからだ。
「アルピーヌR5」に関しては、追加情報が得られ次第、続報をお届けする。
お楽しみに!

このオリジナル?の「ルノー5 EV」のコンセプトカーが発表された時には、かなり良いのではないだろうか、という反応が大多数だった。それは言うまでもなく、走行性能うんぬんかんぬんというよりも、あの素敵な「ルノー5(サンク)」にそっくりなイメージで、格好良かったから、につきる。
今でも個人的には「ルノー5(とシューペル5)」は2ボックスカーの中でも、白眉なデザインだと思っているし、21世紀の現代に走っていても少しも古臭くない、秀一なものだと言えよう。
だからこそ、EVとして再び世の中に登場してもおかしくないばかりか、ぜひぜひ復活してほしいという声につながったのであろう。
今回は、そのアルピーヌバージョンのニュースだが、もちろんこれもEVモデルだから、高性能とはいってもモーターとバッテリー、あとはサスペンションのチューンナップが主で、内燃機関の車ではないことは言うまでもない。
だが、EVになったとしても、アルピーヌという名前が残ること、そしてそこにドライビングプレジャーという言葉が忘れずについてくるのであれば、EV化、おおいにウエルカムである。楽しみに続報を待ちたい。

Text: Peter R. Fischer
加筆: 大林晃平
Photo: GROUP RENAULT