テスト ポルシェ カイエンGTSが新型V8エンジンとともに帰ってきた! 

466

ポルシェ カイエンGTS(2020): テスト、V8エンジン、価格

ポルシェカイエンGTSは、その強力なツインターボV8で再び強烈な印象をもたらす。

ポルシェカイエンGTSが帰ってきた。そして新しいV8のおかげで、それは本当の御褒美となった。そんな新型カイエンGTSに試乗してみた。

オートマチックスロットルレスポンスを備えた新型8気筒エンジンは、ちょっととんがった感じがする。
夜の静かな住宅街でエンジンを始動させるときは、煩わしいだけでなく、恥ずかしい思いをすることもあるし、たぶん誰にも知られたくない時だってあるだろう。
しかし、顧客層はおそらくそれを好むだろう。
控えめなグレーの平凡なさに心地よさを感じるような控えめな人々は、ポルシェは購入しない。
確実にカイエンは彼らの選択肢には存在しない。
ましてや、それがスポーツエキゾーストを装着し、レッドウォーペイントの施されたGTSであれば、論外であろう。
このカイエンに乗った後は、首をかしげる人、首を振る人、そして目を輝かせる人という、三種類のリアクションしかいない。

新型GTSとともにV8がエンジンルームに戻ってきた

それに座り、そしてステアリングの前に座れば、あらゆる感覚で純粋な運転の喜びが体験できる。
第三世代カイエンGTSが8気筒エンジンとともに戻ってきたからだ。
第2代目のGTSバージョン(コード92A)は、2015年のフェイスリフト以降は、ツインターボV6しか用意されていなかった。
新しいツインターボV8は、性能面での大ヒットだけでなく、静かに運転しているときの微妙なハミングノイズから、拍車をかけるとホイップするようなスタッカートまで、印象的なサウンドも提供している。
そしてそれらは、好もしいギアとよくマッチしている。
GTSは標準モデルのカイエンよりも20ミリ低く、ダンパーがよく効いていて、著しく大きく減衰する。
カイエンは2.2トンという重量だが、コーナーを驚くほど速く駆け抜ける。
ステアリングはしっかりとしていて、正確かつダイレクトに反応し、まったく緩慢さを感じない。

新型カイエンGTSで、V8は再びその真価を発揮する。460馬力+620Nm。

GTSはカイエン ターボを上回るパフォーマンスを発揮する

コーナリングにおいても、リアヘビーなパワー配分とトルクベクタリングを備えた全輪駆動システムは容赦なくボディをプッシュし、回転するホイールでワイドに覚醒した460馬力を一切無駄にすることはない。
そのため、限界まで走りたい人は誰でもワインディングロードやレーストラックでGTSを試すことができる。それは90馬力も強力なカイエン ターボよりも、さらに優れたパフォーマンスである。
エクステリアでは、GTSは、スポーティさをあまり強調しないデザインを採用している。RSスパイダーデザインのシルキースムースブラック21インチホイール、ダークなヘッドライト、光沢のあるブラック塗装のトリムパーツなどなど。
GTS専用のハイスラングシートは、ヴァルター ロールが表現するように、高速コーナーで喜びの涙が横に流れてしまうようなことがあっても、身体を心地よくしっかりと支えてくれる。
ステアリングホイールと同様に、センターパネルにはマットでラフなアルカンターラで装飾が施されている。
滑りやすいスムースレザーよりもはるかに気持ちいい。

レーザーシャープダイナモ。トルクベクタリングのおかげで、カイエンGTSは巧みにリアエンドを回転させる。

カイエンのドライバーは、SUVのスーツをまとったスポーツカーの存在を少しも疑問に思ったりしない。このSUVは普通のスポーツカーと同じようなドライビングプレジャーを提供してくれるが、4ドアで、快適なリアシートや十分な荷室スペースを備えているので、家族にも喜ばれるはずだと答えるだろう。
ともかく、あれもこれも試してみたくなるドライバーズSUVだ。

テクニカルデータ: ポルシェ カイエンGTS
• エンジン: V8ツインターボ、フロント縦置き • 排気量: 3996cc • 最高出力: 460PS@6000pm • 最大トルク: 620Nm@1800rpm~ • 駆動方式: 全輪駆動、8速AT • 最高速度: 270km/h • 0-100km/h加速: 4.5秒 • 全長×全幅×全高: 4929×1983×1676mm • 乾燥重量: 2220kg • 燃費: 8.9km/ℓ • CO2排出量: 255g/km • 価格: 114,087ユーロ(約1,426万円)より

【フォトギャラリーと結論】

結論:
2.2トンのSUVをローダウン化したスポーツカーのような性能のものは、本当ならば誰も必要としていない。
しかし、正直なところ、運転してみればとても楽しく、ターボを上回るかもしれない。
ただしこれだけの性能を公道で試すことは他の交通を圧倒することに直結するので、くれぐれも自制することが求められる。
AUTO BILDテストスコア: 1-

Text: Thomas Rönnberg
Photo: Porsche AG