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普通のポルシェ911では退屈すぎるという人にはツッフェンハウゼンのトップアスリート、911 GT3 RSがお勧めだ

2024年3月30日

ポルシェ 911 GT3 RS:これが本物のモータースポーツだ。2023年4月、Auto Bild Sportscarsがザクセンリンクで行っているタイムアタックで、レーサーでもあるギドがマクラーレン セナで出した最速記録を打ち破ったのだ。いまだ興奮冷めやらぬギドが1年前を振り返る。

リングワーク・・・。これは2023年半ばに行われた「ポルシェ911 GT3 RS」のサーキットでのスーパーテスト中に私がつけた名前だが、このマシンにこれほどぴったりな言葉はない。この「911」が生粋のレーシングカーであることは一目瞭然で、「RS(Rennsport)」の名にふさわしく、端から端までサーキットを早く走るためだけのためにチューニングが重ねられたのだ。GT開発のボスであるアンディ プレウニンガーを中心とするチームは、それを極限まで追求した。

私たちだけでなく、競合他社もこのマシンが公開されたときには目をこすった。ニュルブルクリンクでの最初の動画がYouTubeにアップされたときのことを、私たちはまだ覚えている。「ウイングなんて、ありえない!」と編集部はつぶやいた。しかし、私たちは数年前からプレウニンガーを知っており、何度か直接会うことができた。そして彼は、プロトタイプを、”偽装”したり”フェイク”したりするのが好きだとよく話していた。

クレイジーだ!ロールバーも見直され、ついに「ケージ」の名にふさわしいものになった。

2023年のベストがポルシェ911 GT3 RSだった

しかし、今回は本気だった。端的に言うと、「GT3 RS」は特にエアロの面で新しい基準を打ち立てた。シルバーストーンでの最初のデートは、びしょ濡れのコースのためにお互いを知るチャンスにはならなかったのだが、4月中旬に私たちはスーパーテストのためにザクセンリンクサーキットで再会した。ベルクマイスター、フランク、マイヤー、そして3セットのカップ2 Rタイヤとタイヤウォーマーを積んだトランスポーターがやってきた。もちろん、私の運転にはまったくプレッシャーがかからなかった・・・。

911GT3 RSをコーナーでスライドさせるには、冷たいタイヤか、大きな力か、ウェットコンディションか、雪が必要だ。グリップ力の高さは得体の知れないものだ。

まあ、そうなるべくしてなった。慣れるために6周した後、事前に暖められたニュータイヤが装着され、2周目にコースレコードを塗り替え、「マクラーレン セナ」を100分の3秒上回るタイムを記録した。しかし、ベルクマイスターにとってはまだ十分ではなかった。”まだ何か可能性がある”。すでに額には玉のような汗が流れていたが、大丈夫だった。新しいタイヤセットと2つのコーナーを正確にクリアできたことが功を奏し、ザクセンリンクサーキットで1分25秒を切る最初のマシンが誕生した。YouTubeでこのラウンドを見ると、今でも鳥肌が立つよ。

結論:
以前は9000回転のボクサーエンジンに鳥肌が立ったものだが、このクルマではコーナリングスピードの速さだ!

そのYuTube動画はこちら。

Text: Guido Naumann
Photo: Ronald Sassen / AUTO BILD