チューニングカー ベントレー コンチネンタルGT V8カブリオレ: マンソリー

30

アグレッシブなルックスをまとったベントレー コンバーチブル

チューナー、マンソリーはスポーティでエレガントなベントレー コンチネンタルGT V8にアグレッシブなルックスを与えた。さらに100馬力アップしたパワーユニットも兼ね備わっている。

スポーティでエレガントというのが、ベントレーのデザインの典型的な表現である。しかし、これは独バイエルン州のチューナー、マンソリーが手掛けた英国の高級車のボディチューニングに当てはまるものではない。高級ブランドを専門とするチューナーは、ベントレー コンチネンタルGT V8コンバーチブルをアグレッシブに改変した。

カーボンパーツを多用

エレガントなタッチは、マンソリーの手によってアグレッシブな外観へと変貌を遂げた。チューナーは、スプリッターと一体型LEDデイタイムランニングライトを備えた新しいフロントエプロン、新しいサイドスカート、ディフューザーを備えた印象的なリアエプロン、トランクリッドの上に印象的なスポイラーウィングを取り付けている。
アドオンパーツの多くはカーボン製で、マンソリーはボンネットも軽量なカーボンファイバー素材で製作している。
その他はマットブラックに塗装され、22インチホイールの後ろにはグリーンのブレーキキャリパー、さらにグリーンのデコラティブストライプがインテリアにマッチしたアクセントを与えている。コンバーチブルにはグリーンがアクセントになったレザーをふんだんに使用されている。

見た目に加えて、チューナーはエンジンにも手を付けている。4.0リッターV8は100馬力アップして649馬力になっている。したがって、チューンナップバージョンのベントレーの0-100km/hのスプリントタイムは、従来の4秒マークを容易に下回るはずだ。

マンソリーは、ベントレー コンチネンタルGT V8コンバーチブルに、よりアグレッシブな外観とグリーンのインテリアを与えた。

いつの時代もこういうチューナーが存在し、様々なカスタムモデルを世の中に出している。このベントレーはまあまあ許容範囲ぎりぎりくらいではあるが、それでも魅力的かというと返事に窮してしまう。
ベントレーをこういう形で、ちょっとワルな車に仕上げることで、本来の車にプラスアルファの価値を付加することは自由である。そしてそういうアンバランスでミスマッチな感覚をあえて楽しむことも、飽食の世の中であるならば必要なのかもしれない。
それでも個人的には「普通の」ベントレーで十分だし、もしそれで飽き足らないと感じたのであれば、ベントレー本社のコーチビルディング部門である「マリナー」に赴いてで、自分らしい車を発注するだろう。
通常のベントレーでも、外装、内装といったパーソナライゼーションの組み合わせだけでも1万通りも選択できるというし、それだけに飽き足らなければ、前述のマリナーを使用すれば、ボディもほとんど無限に要望に合わせてカスタマイズできる。本当の高級車であるからこそ、ロールスロイスもベントレーも、お客様の要望に応えられるようなカスタマイズ部門をいつの時代も持っているし、お金のことさえ考えなければ、頭の中に浮かぶ要望はほとんどすべてかなえられるはず、なのである。

にもかかわらず、人間の欲望というのは限りなく、さらに人と違うものを求め、それに応じるかのように、今回のような車が発表される。私のような一般人には想像もつかない世界には、まだまだ見たこともない車がたくさん発表される余地があるらしい。

Text: autobild.de
加筆:大林晃平