タイヤに厳しい季節 SUPER FORMULA(全日本スーパーフォーミュラ選手権)第7 戦 / モビリティリゾートもてぎ

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気温、路面温度ともに高くなる真夏はタイヤにとっても厳しい季節。全日本スーパーフォーミュラ選手権 第7戦は灼熱の中争われた。タイヤ交換のタイミングが勝敗につながるだけに各チーム神経を尖らせながらの戦いを繰り広げた。

全日本スーパーフォーミュラ選手権 第7戦が行われたモビリティリゾートもてぎは、比較的にタイヤにやさしい(高負荷がかからない)サーキットと言われている。しかし、灼熱の中、路面温度もぐんぐん上がる中タイヤ戦略が物を言うレースとなることは明らかである。

優勝した野尻智紀選手。

レースはスタート直後にマシンが宙を舞う大クラッシュが発生し、赤旗中断となる荒れたレースとなったが、タイヤ交換のタイミングを遅めにする戦略をとった野尻智紀選手(TEAM MUGEN)が今季2 勝目となるポールトゥウィンを飾った。

「全日本スーパーフォーミュラ選手権」では横浜ゴムがワンメイク供給しているが、今年から原材料の33%にサステナブル素材を使用した「ADVAN」レーシングタイヤをコントロールタイヤとして供給している。

今回も気温、路温ともに非常に高く、スタート前には雷が鳴って降雨も心配される等、真夏のもてぎらしいレースウィークとなりました。今年から投入したタイヤは昨年の開発テストでもここまでの高温環境下では走行する機会が無かったので、私としてはいつも以上に緊張感を持ってレースを見ていました。どうしても通年使用するタイヤとしては真夏は耐久性が厳しくなってしまいますが、これがタイヤマネジメント争いを生み、もてぎは夏ならではの面白いレースになっていると思っています。今回は序盤に大きなクラッシュがあった影響でデブリを踏んでしまいタイヤに傷を付けてしまったチームも多く、サイドバイサイドからの接触でもタイヤにダメージを負ってしまった車両が複数ありましたが、タイヤにとってはこれ以上無いと言えるくらい厳しい環境下において、タイヤの耐久性に起因するアクシデントは無くレースを終えられたことにひと安心しています。今回、ポイントランキングの差が縮まったことで、最終戦鈴鹿は大いに盛り上がると思います。これまでの大会で各チームが蓄積してきた新車両と新タイヤのノウハウが活かされたハイレベルな戦いが見られることを楽しみにしています。
横浜ゴム タイヤ製品開発本部 MST 開発部 技術開発2 グループ 坂入将太

Text:アウトビルトジャパン
Photo:横浜ゴム