【ニューモデル】現行BMW 5シリーズへのオマージュ 新型アルピナB5 GT登場 パワフルなスペシャルモデルの全容!

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アルピナは、現行5シリーズにB5 GTとして専用のフィナーレを付与。BMW 5シリーズG30/G31の時代はもうすぐ終わる。アルピナは、いまだ現役の5シリーズに別れを告げるため、思いがけずパワフルなスペシャルモデルを発表した。

アルピナは、「B5」を再び祝う。「G30/G31」をベースとしたラグジュアリークラス アルピナ開発の集大成となる厳密な限定特別モデル「B5 GT」だ。「B5 GT」は、セダンとツーリング合わせて250台のみ生産される予定で、最もパワフルな量産型アルピナはすでに注文が可能で、最初のユニットは2023年7月に納品される予定となっている。

ただし、アルピナらしい高級な価格設定なので、ご注意を。「B5 GT」セダンの価格は最低でも145,500ユーロ(約2,070万円)、エステート(B5 GTツーリング)の価格は148,500ユーロ(約2,110万円)からとなっている。

634馬力を誇るB5 GTは、これまでのアルピナで最もパワフルなモデルだ。

アルピナ B5 GT: 最高出力634馬力を誇る、ロードゴーイングアルピナとして最もパワフルなモデル

ボンネットの下には、通常の「アルピナB5」にも搭載されているお馴染みの4.4リッターV8ツインターボエンジンが搭載されている。しかし、特別な「GT」モデルでは、V8はさらにパワフルになり、13馬力と50Nmのトルクが追加されている。これは、より合理化された吸排気系のチューニング、エンジンマネジメント調整によるものだ。

誇張ではなく、B5 GTは巡航最高速度330km/hを達成しているが、”ノーマル”なB5は、すでにそれを実現している。

「B5 GT」に搭載されるV8ツインターボは、最高出力634馬力、最大トルク850Nmで、ZF製8速オートマチックと組み合わせる。アルピナ史上最もパワフルなものだ。

スーパーカー並みの性能を実現したB5 GT

「B5 GT」の性能は、全輪駆動のおかげもあり、2,055kgのサルーンの場合、0-100km/h加速がわずか3.4秒という脅威的なものだ。ツーリングは3.6秒と、もう少しだけ時間が必要だ。最高速度はサルーンが330km/h、ツーリングが「322km/h以上」と、「B5 GT」は生粋のスーパースポーツカーに匹敵する。

「B5 GT」は、ワインディングでも印象的な走りを実現するために、ドーム型フロントストラットを採用し、より正確なステアリングを実現している。また、「B5 GT」ツーリングのリアは若干ローダウンされており、低重心化だけでなく、リアアクスルのロールサポートを向上させている。

専用ホイールカラーと洗練されたエアロダイナミクス

「B5 GT」の外観は、より強調されたフロントスプリッターとフロントエプロン上の小さなウィング、いわゆるカナードによって認識することができる。「B5 GT」には、おなじみの「アルピナ クラシック20」ホイール(20インチ)が、カラー「マーロン ヴォルチアーノ(Marron Volciano)」とホイールベッドの「B5 GT」レタリングに合わせて用意されている。アルピナでは、標準色の「アルピナ ブルー」、「アルピナ グリーン」に加え、「B5 GT」用の特別塗装として、「ペトロール マイカ」、「ヴェルデ ブリティッシュ レーシング」、「チョーク」、「イモラート」、「デイトナ パープル」、「アークティック レース ブルー」を設定している。

エステートバージョンのB5 GTツーリングは、サルーンより3,000ユーロ(約43万円)高いが、加速はほとんど遅くなく、322km/hという驚異的な速度に達する。

B5 GTのインテリアのための特別装備

インテリアでは、「B5 GT」の名を冠したヘッドレストの文字や、B5 GT専用に用意されたアルカンターラ/レザー張りのブラックのスポーツシートが輝きを放っている。

スポーティな素材の組み合わせ: GT独自のスポーツシートは、アルカンターラのシートパネルとダコタレザーを組み合わせている。

また、「ウォルナットアンスラサイト」の専用ウッドトリムや、センターコンソールに連続したナンバリングを施したアルピナバッジを装備している。

Text: Peter R. Fischer
Photo: ALPINA AG