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エンジンの音も聴けるよ 659馬力後輪駆動MT仕様(!)キャデラック

2020年4月28日

キャディ製M5 CT4-V&CT5-Vブラックウィング: V8、価格、市場ローンチ時期

後輪駆動、マニュアルトランスミッション、最大659馬力。キャデラックの新型ブラックウィングモデル「CT4-V」「CT5-V」があなたを唸らせる。サウンドチェック付き!

これは面白そうだ。キャデラックは、「CT4-V」と「CT5-V」でブラックウィングモデルのラインアップを拡充、M5並みのパフォーマンスセダンを作り上げた。
このブラックウィングは、特にサーキット志向のキャデラックのためのレーベルだ。そして、特にアクティブなドライバーのためのものらしい。そのため、ミディアムクラスとアッパークラスのセダンには、マニュアルトランスミッションが用意される。
キャデラックは、このモデルで、ドイツのほとんどのメーカーがパフォーマンスモデルに別れを告げたことを敢えてやってのけたのだ。

カモフラージュされたCT4-Vブラックウィングがサーキットで大活躍。両モデルともに先代よりも大幅に速くなっているという。

CT5-Vブラックウィング用コルベットV8

このスーパーキャディは、改良されたシャシー、ドライバーアシスタンスシステム、エンジンなどの恩恵を受けている。
CT4-Vブラックウィングは、これまでと同様、ツインターボを搭載したV6エンジンのままではあるが、ニューモデルは旧モデルの470馬力と603Nmのトルクは、軽々と超えている。
6速マニュアルギアボックスに加えて、もちろん10速のオートマチックトランスミッションも用意される。
次期型M3とは対照的に、キャデラックでは四輪駆動というオプションを用意せず、後輪駆動のみがラインナップされる。

さらに上の高性能版であるCT5-Vブラックウィングは、エンジン面でもさらに進化している。
その6.2リッターV8エンジンは、すでにコルベットC7 Z06で知られており、旧モデルよりさらにパワーアップした659馬力を発揮する。
むろん、CT5-Vブラックウィングにも、オートマチックに加えて、マニュアルトランスミッションが用意される。

もちろんこれはカモフラージュされたものだが、全体的なフォルムはわかろう。かなりスポーティーなルックスだ。戦闘的な形状のホイールと4本だしマフラーに注意。

ブラックウィングモデルは限定

この2台のパフォーマンスキャディは、マニュアルトランスミッションを搭載しているため、マニアの方には特にお勧めだ。
結局のところ、M5もAudis RSも、残念ながら、今日ではマニュアルトランスミッションを搭載したモデルは存在しない。そして、新しいM3/M4でさえも、おそらくは最も弱いバージョンでしかマニュアルトランスミッションは手に入らないと思われる。
2台の新しいブラックウィングキャデラックの市場デビューは、おそらく2021年春まで待たなければならないだろう。現時点では、彼らはまだわずかにカモフラージュされた彼らの最後のテストラップを行っている。
キャデラックによると、ブラックウィングは限定生産モデルとなる予定だ。生産台数や価格はまだ明らかにされていない。
また、間違いなくこれらのモデルを購入したい人々のいるドイツ(欧州)市場に、新型CT4-VブラックウィングとCT5-Vブラックウィングが投入されるかどうかもわからない。
このことは大変悩ましいことだ。

Text: Moritz Doka

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