【このクルマなんぼ?】たった30台の超限定モデル メルセデスC 63 AMGアファルターバッハエディションが新車状態で販売中!

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11年前のメルセデスC 63 AMGがなんと新車で販売!現在、2011年のメルセデスC 63 AMGが、走行距離わずか29kmでeBayに出品されている。30台限定のスペシャルモデルだ!

この「メルセデスC 63 AMG」は、まさにコレクターズアイテムだ。2011年以降、一度も登録されていないだけでなく、この国ではほとんど知られていない超希少なスペシャルモデルであるパワーサルーンだ。現在、そんなたった30台しか製造されなかった「C 63 AMGアファルターバッハエディション」の1台がeBayで販売されている!

「メルセデスC 63 AMGアファルターバッハエディション」をご存知ない?それはこの特別なモデルが、カナダにしかなかったからかもしれない。2011年モデルでは、「W204」シリーズ(フェイスリフト前)のC 63 AMGセダン30台をカナダのお客さまに納車した。「アファルターバッハエディション」の特別装備は、パフォーマンスパッケージとそれに含まれる487馬力と600Nmへのパワーアップ、「マグノアラナイトグレー」カラーの特別塗装仕上げ、バイカラー仕上げの19インチマルチスポークホイール、カーボン製アウトサイドミラーキャップとカーボン製ティアオフエッジなど、完璧なフル装備であった。

C 63の価格は98,999カナダドル(約990万円)で、2011年当時より約18,000ドル(約180万円)高くなっている。

旧価格: 81,500カナダドル(約910万円)

インテリアでは、赤いステッチ、赤いパイピングと、AMGのロゴが入ったフロアマット、センターコンソールのプレートなどで特別モデルを認識することができるようになっている。そんな30台の超限定生産の「C63」は、2011年の旧新価格が81,500カナダドル(約910万円)だった。

11年後、30台のうちの1台がeBayで売りに出され、しかも出品されたのは新車である。カナダの販売者兼最初のオーナーによれば、この「C 63」は一度も登録されず、常に気候の管理されたガレージに保管されていたそうだ。

C 63 AMGは11年間でわずか29キロしか走行していない

2011年の納車以来、わずか29kmしか走行していない「AMG」が、使用感やダメージすらない完全な新車状態であることにはきっとコレクターが興味を持つであろう、絶対的な逸品であることは明らかだ。

11年間で29kmしか走行していない。

6.2リッター自然吸気V8、487馬力、600Nm

この非常に特別な「C 63 AMG」には、ボンネットの下には伝説の6.2リッター自然吸気V8エンジン(M156)が搭載され、パフォーマンスパッケージを装着すれば、487馬力を後輪に伝えることができるのだから、29kmしか走っていないというのは残念なことでもある「C 63」サルーンは、0から100km/hまで4.4秒で到達する一方、最高速度は280km/hに達する。

しかし、純粋にパワーを求めるのであれば、ドイツ市場の中古「204 C 63」のほうがいいだろう。「C 63 W 204」は比較的品揃えが豊富で、フェイスリフト前のモデルであれば、2万5000ユーロ(約337万円)あたりから購入可能だ。パフォーマンスパッケージ搭載モデルでも3万ユーロ(約405万円)前後から市場に出回っている。

今回出品されている「メルセデスC 63 AMGアファルターバッハエディション」は、約98,899カナダドル(約990万円)とかなり高価な新車だ。さらに、ドイツの購入希望者は、輸入手数料や輸送費を考慮する必要がある。

【ABJのコメント】
「W204」の「C63」、それも前期のV8モデルこそ最後のAMGらしい(Cクラスの)モデルという声も高い。大排気量のエンジンを強引に靴ベラでエンジンルームに滑り込ませるという、6.3や6.9のイメージを持ちながらも扱いやすいサイズの一台として、僕の知っている人も真剣に購入を考えていたし、松任谷正隆氏は長年このモデルを所有し続けているとうかがった。

もちろん各種エレクトロニクスデバイスや、燃費などの環境対策部分ではもう時代おくれの部分も散見されるが、そ例外の「羊の皮をかぶった狼」のような自動車としてみると、まだまだ「W204」には捨てがたいものもある。特にスタイリングに関しては、今のメルセデスベンツの流れより、僕はこの「C204」の持つラインのほうがはるかに好きである。

さて今回の限定モデルは新車も新車の一台だが、長期にわたって乗っていなかった分、それなりのメンテナンス作業は必須であろう。消耗部品はしっかり再度点検するべきだし、長い間乗らなかった分、余計に気を使って接することが大切、自動車とはそういうものだ。そしてせっかくの一台なのだから、それらしくガンガン乗ってみたい性格の自動車なのに、でも距離伸ばしちゃうのはやっぱりもったいないかなぁ、と複雑な思いも感じてしまう、そんな個体でもある。(KO)

Text: Jan Götze
加筆: 大林晃平
Photo: ebay.de/patfor1994