【初テスト】フレッシュアップしたシトロエンのユティリティビークル 新型C5 Xのドライビングレポート

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シトロエン C5 Xプラグインハイブリッドを試乗した。新型シトロエンC5 Xは、サルーン、エステート、SUVの3つを合わせたような車でありたいと思っている。その広さ、快適さ、低燃費は? ドライビングレポート!

シトロエンがアッパーミドルクラスに戻ってきた。「C5 X」は2022年5月に発売される予定だ。我々は、事前に4.81mのクルマに乗ることを許可された。一応、ワゴンと書かかれているのは、シトロエン自身、よくわからないからだ。「サルーンのエレガンス、エステートのダイナミクス、SUVのレイズドボディを兼ね備えている」と言う。なるほど。

つまり、広いスペース、5つのシートすべてへの快適なアクセス、快適なシャシーセットアップという取り合わせだ。しかし、フランス人がすでに知っていることは? ディーゼルエンジンのモデルはもう要らないということだ。「C5 X」には、3気筒で130馬力のガソリンエンジン、180馬力の4気筒ガソリンエンジンに110馬力の電動モーターを搭載したシステム総出力224馬力のプラグインハイブリッドが用意されている。我々は、そのプラグインハイブリッドモデルで、リュッセルスハイムにあるステランティスのドイツ本社からタウヌスのグロッサーフェルトベルクまで、標高差791mの「ヘッセン山脈」での初の耐久テストに参加した。

囁くように静かに。アコースティックグレージングとアダプティブサスペンションは、外の騒音から乗員を心地よく隔離する。

最初の数メートルとでこぼこの田舎道で顕著なのは、室内の静けさだ! 「C5」は、最高の装備で全周アコースティックグレージングを持ち、外部からの騒音を心地よく遮断し、快適なシートと減速しがちなシャシーに適応するアクティブサスペンションのおかげで快適な乗り心地を提供してくれる。そう、ドライブモードスイッチを「スポーツ」にするのは自由だが、このクルマが求めているのはそういう走りではないのだ。

【車両データ】

モデル シトロエンC5 Xプラグインハイブリッド225
エンジン 4気筒ガソリンエンジン、フロント横置き+電動モーター
排気量 1598cc
システム最高出力 165kW(224PS)
最大トルク 360Nm
駆動方式 前輪駆動、8速オートマチック
全長/全幅/全高 4805/1865/1485mm
乾燥重量 1797kg
ラゲッジルーム容量 545~1580リットル
0-100km/h加速 7.9秒
最高速度 233km/h
平均燃費 71.4km/ℓ+14.6kWh/100km
CO2排出量 30g/km
価格 44,980ユーロ(約607万円)より

カーブではわずかにローリングし、ステアリングはゆったりと反応する。バッテリーは60kmほどは、持つことになっていて、その間はリラックスして電動で走行できると言う。慎重に走れば、ほぼ信頼できる範囲だと思える。ちなみに空のバッテリーで戻ってきたときの燃費は、リッターあたり約20km(19.6km)だった。

すべての乗客にゆとりのある空間を

新しいシトロエンは、魅力的だろうか? 後席のヘッドルームとレッグルーム、シートのダブルアングル、エアコン、巨大なパノラマルーフ(1,200ユーロ=約16万円)、ドア底部のスプラッシュガードなど、細部へのこだわりを見ると、そう思える。ただし、小物入れやドアパネルの安っぽい硬質樹脂を底面で触ったり、ボンネットリフトとして棒を通したりしなければだが・・・。

光と影。C5 Xはインテリアの広さと明るさで楽しませてくれるが、残念ながら硬質なプラスチックも存在する。

さて「C5 X」の価格は? ベーシックモデルが35,730ユーロ(約482万円)、ハイブリッドが44,980ユーロ(約607万円)。そして、ハイブリッドには2022年末までは、7177.50ユーロ(約96万円)の補助金が出る。 やっぱりコスパの良し悪しは考慮すべきだろう。

ドライビングレポート: シトロエンC5 Xプラグインハイブリッド:

シトロエンがアッパーミドルクラスに戻ってくる。2022年5月に発売される「C5 X」。 我々は4.81mのクルマを事前に試乗してきた。
シトロエンは新型「C5 X」について、「サルーンのエレガンス、エステートのダイナミクス、SUVのレイズドボディ」と語っている。なるほど。つまり、広いスペース、5つのシートすべてへの快適なアクセス、そして快適なシャシーセットアップを意味する。
「C5 X」には、3気筒で130馬力のガソリンエンジン、そして180馬力の4気筒内燃機関と110馬力の電気モーターを搭載し、システム出力224馬力のプラグインハイブリッドが用意されている。まずは一度、試しに使ってみる。
最初の数メートルと甌穴の田舎道で顕著なこと: 室内は静かだ。最高の装備では、「C5」は、すべての周りに音響グレージングを持って、気持ちよく外からのノイズを分離し、快適なシートと減速する傾向がある適応シャシーとアクティブサスペンションのおかげで我々は甘やかされる。確かにドライビングプログラムスイッチを「スポーツ」に設定することはできるが、それは決してこのクルマが望んでいることではない。カーブではわずかにロールし、ステアリングはゆったりと反応する。
しかも、ずっとリラックスして電動で走るので、ガソリン消費量も少なく、バッテリーは60kmの航続距離が可能と言うから、ちゃんと走れば、本当に信頼できる範囲だ。バッテリーを空にした帰り道の燃費は、リッターあたり19.6kmだった。
新しいシトロエンは、魅力的だろうか? 後席のヘッドルームとレッグルーム、シートのダブルアングル、エアコン、巨大なパノラマルーフ(1,200ユーロ=約16万円)、ドア底部のスプラッシュガードなど、細部へのこだわりを見ると、そう思える。ただし、小物入れやドアパネルの安っぽい硬質樹脂を底面で触ったり、ボンネットリフトとして棒を通したりしなければだが・・・。
価格?ベーシックモデルが35,730ユーロ(約482万円)、ハイブリッドが44,980ユーロ(約607万円)。そして、ハイブリッドには2022年末までは、7177.50ユーロ(約96万円)の補助金が出る。

結論:
ブラボー、シトロエンはアッパーミッドレンジに戻った。「C5 X プラグインハイブリッド」は、広さ、快適さ、そしてフワフワした車体でアンチBMWと言えるだろう。急がず、冷静に目的地に到達する。
AUTO BILDテストスコア: 2-

【ABJのコメント】
毎年、様々なラインナップが増え続けているシトロエンの、今回は上級ワゴン&SUVの「C5 X」の登場である。言ってみればクロスオーバーのような一台なのだが、あまりアウトドア感を強調せずに、上質で都会的なイメージを保ち続けている部分がシトロエンらしい部分といえる。内装も昨今のシトロエンと同じようにかなり凝ったデザインと仕上げだが、「DS」ほどの、凝ったものではなく、素材的にも飛びぬけて上質なものではないらしい。とはいっても各種電子デバイスや装備などなど、昔のシトロエン(少なくともZXとかAX時代)では、想像もつかないほどの充実ぶりである。

あとは抜群の直進性とフラットさを保ったまま、地平のかなたまで走っていけるような性能を持っているかどうかが個人的な期待だが、ディーゼルエンジンがラインナップから落ちてしまったことだけはなんとも残念ではある。もはやディーゼルエンジンには未来はないのかとも悲観的になってしまうが、長い航続距離と安い燃料コストで長距離を淡々と走る姿、それこそシトロエンに一番似合うシチュエーションと思うからこそ、やはりディーゼルエンジンのラインナップ落ちは残念なのである。(KO)

Text: Andreas May
加筆: 大林晃平
Photo: Stellantis Group