1. ホーム
  2. SUV
  3. チューンナップ用として高い人気を誇るスズキ ジムニー チューニングを経て真のオフローダーへと変身!

チューンナップ用として高い人気を誇るスズキ ジムニー チューニングを経て真のオフローダーへと変身!

2021年11月13日

ポータルアクスルと40cmの地上高を持つスズキ ジムニーは、究極のオフローダーとなる。

ポータルアクスルを装着したスズキ ジムニーがエイバス・オート×デルタ4×4から登場。チューンナップジムニーに関する速報。

「スズキ ジムニー」はヨーロッパ中のチューナーに人気がある。「GT-R」などと並んで、チューニング用車両として高い人気を誇る日本車だ。チューンナップされた「ジムニー」は、小型の「Gクラス」や、縮小された「フォード ブロンコ」へと変身するのだ。今回、チューナーの「エイバスオートモビル(Avus Automobile)」と「デルタ4×4(Delta 4×4)」が協力して、この小型SUVに、「Gクラス」にも採用されている、ポータルアクスルを装着した。これだけでグランドクリアランスが12cmも向上している。加えて、新しいシャシーにより、車高が4.5cmアップしている。

また、この「ジムニー」には、標準の15インチホイールと195/80の小さなタイヤは装着されていない。その代わりに、BFグッドリッチ製のタイヤを装着した18インチホイールを採用している。このホイールによって、ジムニーの車高はさらに2cmほど高くなっている。これらのチューニングにより、「ジムニー」のデフの下には、40cmのスペースが確保されている。これは、グラウンドクリアランス21cmのシリーズモデル「ジムニー」に比べて、約2倍のスペースだ。そして、「ジムニー」は高さだけでなく、幅も広くなっている。ホイールアーチを延長することで、片側80mmのスペースを確保している。

完成度の高いパッケージとして、ジムニー3台分のコストをかけている

さらに、追加装備となるフロントバー、牽引力3トンのウインチ、追加ランプを装備したルーフラックなどにより、オフロードルックを完成させている。また、切り替え可能な100%ロックも2つ装備している。このパッケージを装備するためには、ジムニー3台分の費用がかかる。スズキはエントリーモデルの「ジムニー」を21,915ユーロ(約290万円)から販売している。一方で、「アヴスオートモビル」と「デルタ4×4」がチューンナップした「ジムニー」は、コンプリートコンバージョンとして65,000ユーロ(約865万円)になる。ロック、バー、ルーフラックなしだと、56,000ユーロ(約745万円)と、やや安く購入できるようになっている。

「ジムニー」といえば、日本では、カスタマイズされることがもっとも多い自動車の一台で、そのためのアフターパーツはもう山ほど準備され、専用の季刊誌さえ複数発刊されているような人気の高さである。本当に「ジムニー」ほど、財布の軽い人にとって、趣味を満喫できる自動車は少なく、そういう意味では日本人は幸せだ、と感じているところにヨーロッパからもレポートが届いた。世界的に「ジムニー」の人気が高いことはまことにケッコウケッコウ、と読んでいくと、コンプリートバージョン865万円の文字・・・。なにかの間違いじゃなかろうかと見直したが、普通のつるし状態の「ジムニー」でさえ、300万円近い販売価格であるということを知ってしまうと、この価格も致し方ないのだろうか、という気持ちになる。だがそれにしても900万円近い「ジムニー」、とはゲレンデヴァーゲンもびっくりな価格である。そういう状況を考えると、気楽に「ジムニー」を楽しめる日本人で良かったとも思うが、安い価格の一端は日本の賃金と物価が安すぎるということでもある、という事実にも気が付くし、いろいろ複雑な気持ちのレポートである。

Text: Katharina Berndt
加筆: 大林晃平
Photo: Avus Automobile / Delta 4×4