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今年はどうなの?ドイツで大人気のイベント「PS Days(馬力デイ)」昨年のJDMはこれらの10台が目を引いた!

2023年5月21日

日本車の人気?当然高い。EU内では。その中でもイギリスとドイツでの日本国内モデルの人気は群を抜いている。毎年、毎年、独ハノーバーメッセで開かれる「PS Days」。馬力バカ、ぺトロール(ガソリン)ヘッドがEU内から大挙押し寄せる人気のイベントだ。去年の「PS Days」に出品されたJDMの中で興味深い10台を振り返る。

トップクラスのJDMカーが大集合

トヨタ スープラ MK4: JDMのハイライトは、本物のJDMクラシックカーからスタート。外見はプレーンなグレーで、エアロキットとVolk TE37リムが装着されている。しかし、ボンネットの下には約700馬力のターボチャージャー付き2JZ-GTE直列6気筒が搭載されている。抑制の効いた殻の中に、大きなパワーが詰まっている。それが、このスープラの魅力なのだ。
マツダ6: マツダのサルーンは、ただでさえドイツの道路では珍しい存在だが、チューニングマシーンとなるともっと珍しい存在だ。だからこそ、ここに6が登場するのだ。普段はあまり目にすることのないクルマが愛されているのは、とてもうれしいことだ。D2ブレーキシステム、フルペイント、リム、サスペンション・・・。この車には多くのお金が注ぎ込まれている。
三菱ギャラン: マツダ6と同様、チューニングミーティングで見かけることが少ないので、採り上げた。ポイントはゲシュランテのロゴとビーズ、エンケイリム、ブレンボブレーキ、レカロシート、キルティングレザー、ナルディスポーツステアリングなどなど。
トヨタ スープラMK3: 多少の傷はあるものの、多くのビカビカに磨き上げられた他の展示車の中にあって、このスープラはまさに魅力的な存在だ。このスープラは、レーストラックや遊びのために作られたものであり、それを見せたいのだ。空っぽのインテリア、バケットシート、ストラット、ジャップスピードのエキゾーストシステムは、多くの楽しみを約束してくれる。
日産スカイラインR32 GT-R: R32は、数え切れないほどのレースでの勝利により、スカイラインシリーズにゴジラのニックネームをもたらした。ロケットバニーのボディキットと最大幅のホイールで、その名に恥じない走りを披露する。
ホンダCRX: CRXのテーマである「軽快さ」と「走る歓び」を、さらに高次元で実現。大人しい外観とは裏腹に、フルバケットシート、ハーネスベルト、ロールケージの硬派なインテリアで、ホンダファンにはたまらない、無限パーツの数々も楽しめる。
ダットサン1200ピックアップ: このピックアップは本物のパワーマシンだ。日産200SXのSR20DET 4気筒を350馬力にチューンナップ、重量も軽いので、かなりのパフォーマンスを示すだろう。さらに、日産スカイライン2000GT-Rのカーボンオーバーフェンダーとインテリアパーツを装着している。すごい!
マツダMX-5 NA(ユーノス ロードスター): このモデルは、初代MX-5の普通ならかわいらしい外見とは全く関係ない。ロケットバニーのワイドボディキットで車幅を広げて、小さなMX-5を恐ろしく見せている!
マツダRX-7(FB): 1970年代のレーシングカーを彷彿とさせるマルボロカラーをまとったヴァンケルレーサー。ウイングフレアが小柄なスポーツカーに存在感を与えている。ワークエクイップ03のホイールは、クラシックな雰囲気で、それ自体がハイライトだ。まさに調和のとれた構成だ!
日産スカイラインR34 GT-R: Vスペックボディキット、Z-Tuneスタイルのカーボンボンネット、ワークTE37ホイールなど、スカイライン界ではオリジナルコンディションの延長として扱われている。しかし、ボンネットの下には、280馬力の出力が潜んでおり、オーナーは定期的にレース場に出かけている。そうでなくっちゃね!(笑)

そして今年の「PS Days」は、7月7日~9日にかけて、ハノーバーメッセで開催される。どんなJDMが出品されるか、興味津々だ。レポートをお楽しみに!

Text: Jan Götze
Photo: AUTO BILD / Thomas Starck