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	<title>Mercedes SLR Mclaren Stirling Moss - AUTO BILD JAPAN Web（アウトビルトジャパンウェブ） 世界最大級のクルマ情報サイト</title>
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	<description>世界最大級のクルマ情報サイトAUTO BILDの日本版。いち早い新車情報。高品質なオリジナル動画ビデオ満載。チューニングカー、ネオクラシックなど世界のクルマ情報は「アウトビルトジャパン」でゲット！</description>
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	<title>Mercedes SLR Mclaren Stirling Moss - AUTO BILD JAPAN Web（アウトビルトジャパンウェブ） 世界最大級のクルマ情報サイト</title>
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		<title>75台しか作られなかったメルセデスSLRマクラーレン スターリング モスに試乗！文字通り、希少で貴重な体験！</title>
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		<dc:creator><![CDATA[boku6nao@gmail.com]]></dc:creator>
		<pubDate>Wed, 31 Dec 2025 22:50:00 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[スポーツカー]]></category>
		<category><![CDATA[テスト]]></category>
		<category><![CDATA[ドイツ車]]></category>
		<category><![CDATA[17マイル ドライブ]]></category>
		<category><![CDATA[300 SLR]]></category>
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		<category><![CDATA[ラグナ セカ サーキット]]></category>
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					<description><![CDATA[<div class="post_thumbnail"><img width="1010" height="568" src="https://autobild.jp/media/wp-content/uploads/2025/11/image1-9.jpg" class="attachment-post-thumbnail size-post-thumbnail wp-post-image" alt="" decoding="async" fetchpriority="high" srcset="https://autobild.jp/media/wp-content/uploads/2025/11/image1-9.jpg 1010w, https://autobild.jp/media/wp-content/uploads/2025/11/image1-9-300x169.jpg 300w, https://autobild.jp/media/wp-content/uploads/2025/11/image1-9-768x432.jpg 768w" sizes="(max-width: 1010px) 100vw, 1010px" /></div><!-- wp:paragraph -->
<p><strong>メルセデスSLRマクラーレン スターリング モス（Mercedes SLR McLaren Stirling Moss）：フェラーリやブガッティ、パガーニといった名だたるスーパーカーの中で、最も強烈な存在感を放つにはどうすればよいか？答えは、16年前のメルセデスだ！SLRマクラーレン スターリング モスの試乗レポート。</strong></p>
<!-- /wp:paragraph -->

<!-- wp:paragraph -->
<p>カメラやスマートフォンがそこらじゅうにある。これまでの人生で今日ほど頻繁に写真を撮られたことはなかった。まるでスターになった気分だ。しかし、スターは私ではなく、この車である。私は、75台しか製造されていない「メルセデスSLRマクラーレン スターリング モス」に乗り込み、ペブルビーチののどかな「17マイル ドライブ」を走っている。</p>
<!-- /wp:paragraph -->

<!-- wp:paragraph -->
<p>この、絵のように美しい海岸道路では、時速25マイル（40km）という厳しい速度制限が課されており、アメリカの警察は冗談を言う気分ではないだろうから、私はこの制限速度を厳守したほうがいいだろう。特に「モントレー カーウィーク」の期間中はなおさらだ。</p>
<!-- /wp:paragraph -->

<!-- wp:paragraph -->
<p>事前にサーキットで「スターリング モス」を走らせる機会があったのは、実に幸運だった。時を3時間巻き戻そう。私はラグナ セカ レースウェイのパドックに立ち、やや大きめのヘルメットを被り、「メルセデス300 SLR W196 Sに乗り込もうとしている。1955年のミッレ ミリアで、スターリング モスとデニス ジェンキンソンがまさにこの「SLR」で優勝し、現在に至るまで破られていない記録を打ち立てたのだ。</p>
<!-- /wp:paragraph -->

<!-- wp:image {"id":59049,"sizeSlug":"full","linkDestination":"none"} -->
<figure class="wp-block-image size-full"><img src="https://autobild.jp/media/wp-content/uploads/2025/11/image2-8.jpg" alt="" class="wp-image-59049"/><figcaption class="wp-element-caption">1955年、メルセデスは300 SLRで、スポーツカー世界選手権で優勝した。そして70年後の今、私はW196 Sの助手席に座ることができた。</figcaption></figure>
<!-- /wp:image -->

<!-- wp:paragraph -->
<p>70年後の今、私は事実上“値段の付けようがない”シルバーアローの助手席に座るという特権を得た。ステアリングを握るのは、このクルマを知り尽くした数少ない人物のひとり、ウーヴェだ。彼は全長3.6kmのラグナ セカ サーキットで「300 SLR」を実に的確な流儀で走らせていく。そのドライビングには、きっとサー スターリング モスも太鼓判を押すに違いない。3リッターV8が放つ荒々しいサウンドと、耳に残る見事なアフターファイアに酔いしれているうちに、私たちはピットレーンへと戻ってきた。</p>
<!-- /wp:paragraph -->

<!-- wp:heading {"level":3} -->
<h3 class="wp-block-heading">オリジナルは、ほとんど値段が付けられない存在だ</h3>
<!-- /wp:heading -->

<!-- wp:paragraph -->
<p>そして今度は私がドライブする番である。もっとも、それは推定4,000万〜5,000万ユーロ（約70憶～87億5千万円）の価値を持つ「300 SLR」ではない。私が乗り込むのは、現在でも約400万ユーロ（約7億円）の価格が付く「SLRマクラーレン スターリング モス」だ。赤いバケットシートに身を沈め、細身のバタフライドアを閉め、シートベルトを締める。大ぶりなシフトセレクターを手前に引き、前を走るウーヴェが走り出すのを待つ。</p>
<!-- /wp:paragraph -->

<!-- wp:image {"id":59050,"sizeSlug":"full","linkDestination":"none"} -->
<figure class="wp-block-image size-full"><img src="https://autobild.jp/media/wp-content/uploads/2025/11/image3-7.jpg" alt="" class="wp-image-59050"/><figcaption class="wp-element-caption">300 SLRのサウンドは耳をつんざくほど凄まじく、現代に蘇った復刻版では太刀打ちできるものではない。</figcaption></figure>
<!-- /wp:image -->

<!-- wp:paragraph -->
<p>次の瞬間にはウーヴェが「300 SLR」のアクセルを踏み込んだ。「SLRマクラーレン」の他の全モデルにも搭載される、5.4リッターのスーパーチャージドV8が生み出す最高出力650ps、最大トルク820Nmのおかげで、目の前を走る70年前のレーシングカー、「300 SLR」に食らいつくのは難しくない。</p>
<!-- /wp:paragraph -->

<!-- wp:paragraph -->
<p>ピットレーンを離れた瞬間、この状況がいかに非現実的かを実感する。私は、わずか75台しか生産されなかった「メルセデスSLRマクラーレン スターリング モス」に乗り、1955年製の「300 SLR」を追いかけながらラグナ セカを走っているのだ。このサーキットは、これまでグランツーリスモというレースゲームの中でしか知らなかった場所である。しかも、観客席には何千人もの人々がいて、このデモンストレーション走行を見守っている。今の私は、これ以上ないほど幸福な男だ。</p>
<!-- /wp:paragraph -->

<!-- wp:heading {"level":3} -->
<h3 class="wp-block-heading">フロントミッドに搭載されるV8スーパーチャージドエンジン</h3>
<!-- /wp:heading -->

<!-- wp:paragraph -->
<p>スタート/フィニッシュストレートの終わりで、コースは「アンドレッティ ヘアピン」と呼ばれる急な左コーナーへと切れ込む。最初のターンインの時点で、どれほど希少なSLRであっても、これが純粋なレーシングカーではないことを思い知らされる。というのも、スーパーチャージドV8（M155）をフロントミッドに搭載しているとはいえ、車重1551kgのスターリング モスはタイトなコーナーではフロントヘビーで、アンダーステア傾向が強いのだ。わずか1コーナーを抜けただけで、私は次のことに気づいた。現代の「SLR」はカーブを攻める車ではないだろう、と。</p>
<!-- /wp:paragraph -->

<!-- wp:paragraph -->
<p>とはいえ、ハンドルを握る楽しさはいささかも損なわれない。素晴らしいV8エンジンに加えて「SLRスターリング モス」ではドライバーも助手席も完全に外気にさらされていることが、その理由だ。2009年に登場した「SLRマクラーレン」の最終進化形であるこのモデルは、当時すでに時代を先取りしていた。現在のスーパーカー/ハイパーカー市場におけるバルケッタブーム（フェラーリ モンツァSP1/SP2、マクラーレン エルバ、アストンマーティン スピードスター）に先駆け、メルセデスとマクラーレンの協業は、ルーフ（ソフトトップすらない）もウインドシールドも持たないクルマを生み出したのである。これ以上にラディカルな存在は、そうそうない。</p>
<!-- /wp:paragraph -->

<!-- wp:heading {"level":3} -->
<h3 class="wp-block-heading">スターリング モスの価値は4倍に</h3>
<!-- /wp:heading -->

<!-- wp:paragraph -->
<p>現在の視点からすると、ベース価格892,500ユーロ（約1億5,618万円）で発売された75台の「SLRスターリング モス」が、当時は販売に苦戦していたという事実は信じがたい。およそ15年が経過した今、その価値はほぼ4倍に跳ね上がり、なお上昇傾向にある。</p>
<!-- /wp:paragraph -->

<!-- wp:paragraph -->
<p>ステアリングを握りながら、少なくともヘルメットが小石や虫から身を守ってくれていることに安堵する。スタート/フィニッシュストレートで約200km/hに達したあたりから、きつく締めたはずのヘルメットが徐々に浮き上がるのを感じた瞬間、メルセデスが公表していた「SLRスターリング モス」の最高速度が350km/hであったことをふと思い出した。果たして、その最高速を実際に試したオーナーは存在するのだろうか。</p>
<!-- /wp:paragraph -->

<!-- wp:image {"id":59051,"sizeSlug":"full","linkDestination":"none"} -->
<figure class="wp-block-image size-full"><img src="https://autobild.jp/media/wp-content/uploads/2025/11/image4-7.jpg" alt="" class="wp-image-59051"/><figcaption class="wp-element-caption">伝説的なラグナ セカ サーキットでメルセデスSLRマクラーレンを運転できることは、究極の喜びの瞬間だ。</figcaption></figure>
<!-- /wp:image -->

<!-- wp:paragraph -->
<p>とにかく、200km/h弱で私は完全に満足だ。ルーフもフロントガラスもないこの瞬間、むしろ300km/hにも感じられる。V8エンジンにはまだ十分な余力があることは、疑う余地もない。650馬力と820Nmのパワーは、穏やかな5Gトロニックでもその威力を発揮する。しかし、特徴的なコンプレッサーのサウンドは、私の前を走る 「300 SLR」の音に掻き消されて、まったく聞こえない。</p>
<!-- /wp:paragraph -->

<!-- wp:paragraph -->
<p>名物「コークスクリュー」を最後にもう一度クリアする（胃の奥がきゅっとつかまれるような感覚だ！）と、私は左に曲がってピットに入った。ラグナ セカでの冒険は終わったが、次の体験が待っている。少し息をついた後、「メルセデス ベンツ クラシック」の所有車、「SLRマクラーレン スターリング モス」を、有名な「17マイルドライブ」で走らせることになった。</p>
<!-- /wp:paragraph -->

<!-- wp:heading {"level":3} -->
<h3 class="wp-block-heading">1メートルごとに素晴らしい体験が待っている</h3>
<!-- /wp:heading -->

<!-- wp:paragraph -->
<p>メルセデスのチームからは親切な助言もあったが、公道ではヘルメットを着用しないことに決めた。サングラスで十分だ。何しろ、「SLRスターリング モス」の感覚を余すところなく味わいたかった。時速70km/h程度まではまったく問題ない。それ以上になると風がやや不快になってくるが、そんなことはすぐに些細な問題になる。果てしなく伸びるボンネットの眺めと、はっきりと耳に届くV8の重低音が、多少の風など十分に補って余りある。そもそも、これは自分で選んだ走り方なのだ。</p>
<!-- /wp:paragraph -->

<!-- wp:paragraph -->
<p>おかしなことだが、「SLRスターリング モス」では、渋滞に巻き込まれているときでさえ、すべてが特別な体験に感じられる。約25kmの道のりで、この車は何度も撮影されたが、それは、「17マイル ドライブ」で選んだ撮影スポットで待ち受けていた光景に比べれば大したことではない。海岸沿いの道路には、カメラやスマートフォンを構えるカースポッターたちが至る所に立っていた。通常なら、私もその一人だが、今日は何もかもが“普通”ではなかった。</p>
<!-- /wp:paragraph -->

<!-- wp:image {"id":59052,"sizeSlug":"full","linkDestination":"none"} -->
<figure class="wp-block-image size-full"><img src="https://autobild.jp/media/wp-content/uploads/2025/11/image5-4.jpg" alt="" class="wp-image-59052"/><figcaption class="wp-element-caption">16年前のメルセデスが人だかりを作る。どんな手段でも注目を集めたい？SLRスターリング モスなら、それはまったく問題ない。</figcaption></figure>
<!-- /wp:image -->

<!-- wp:paragraph -->
<p>「スターリング モス」を駐車してから30秒も経たないうちに、恐らく100人以上の人々がこのスーパーカーを取り囲んだ。事情を知らなければ、この大騒ぎは演出されたものだと思ったに違いない。しかし、メルセデス クラシックのチームも私と同様に驚いていた。16年前のクルマが、これほどの騒動を巻き起こすとはにわかに信じがたい。まさに驚異的だ。</p>
<!-- /wp:paragraph -->

<!-- wp:heading {"level":3} -->
<h3 class="wp-block-heading">スターリング モスは“場を止める”存在</h3>
<!-- /wp:heading -->

<!-- wp:paragraph -->
<p>この光景で何より素晴らしいのは、そこに並ぶのが笑顔ばかりだということだ。私がクルマから降りる最中でさえ、見ず知らずの人々が「間近でスターリング モスを見せてくれてありがとう」と声を掛けてくる。「スターリング モス」こそがモントレー カー ウィーク最大のハイライトだ、という言葉を一度ならず耳にした。ブガッティやケーニグセグ、パガーニといったハイパーカーが集結する中で、これは極めて高い評価と言っていい。</p>
<!-- /wp:paragraph -->

<!-- wp:paragraph -->
<p>予定していた写真撮影は、私が「SLRスターリング モス」で最後のドライブに出発するまで、まさに一大イベントとなった。唯一の中断は、「SLRスターリング モス」で最後のドライブに出発する時だけだ。締めくくりは17マイル ドライブでの走行撮影。制限速度は40km/hに過ぎないが、このドライブは一生忘れられない記憶として刻まれるだろう。駐車場へ戻る直前、限定50台のみが生産された「レクサスLFA ニュルブルクリンク エディション」とすれ違い、互いにほぼ同時にサムズアップを交わした。</p>
<!-- /wp:paragraph -->

<!-- wp:image {"id":59053,"sizeSlug":"full","linkDestination":"none"} -->
<figure class="wp-block-image size-full"><img src="https://autobild.jp/media/wp-content/uploads/2025/11/image6-3.jpg" alt="" class="wp-image-59053"/><figcaption class="wp-element-caption">超希少なスターリング モス仕様であっても、SLRはコーナーを猛スピードで駆け抜ける車にはならない。その代わり、ウインドシールドもルーフもないこの車は、他のどの車にもないほど強烈な体験をもたらす。<br>Photo: Keno Zache</figcaption></figure>
<!-- /wp:image -->

<!-- wp:paragraph -->
<p>やがて「SLRスターリング モス」を停め、キーを回し、しばし余韻に浸る。細身のバタフライドアを最後にもう一度開く―それ自体が一つの見せ場である―できるだけ優雅に降り立とうと努め、簡素なキーをメルセデス ベンツ ヘリテージのフランクに手渡す。「スターリング モス」と過ごした時間はここで終わるが、記憶は永遠に残り、風になびいた髪だけは今夜までだ。今の私は、心から幸せである。</p>
<!-- /wp:paragraph -->

<!-- wp:paragraph -->
<p>Text: Jan Götze<br>Photo: Mercedes-Benz AG</p>
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										<content:encoded><![CDATA[<div class="post_thumbnail"><img width="1010" height="568" src="https://autobild.jp/media/wp-content/uploads/2025/11/image1-9.jpg" class="attachment-post-thumbnail size-post-thumbnail wp-post-image" alt="" decoding="async" loading="lazy" srcset="https://autobild.jp/media/wp-content/uploads/2025/11/image1-9.jpg 1010w, https://autobild.jp/media/wp-content/uploads/2025/11/image1-9-300x169.jpg 300w, https://autobild.jp/media/wp-content/uploads/2025/11/image1-9-768x432.jpg 768w" sizes="auto, (max-width: 1010px) 100vw, 1010px" /></div><!-- wp:paragraph -->
<p><strong>メルセデスSLRマクラーレン スターリング モス（Mercedes SLR McLaren Stirling Moss）：フェラーリやブガッティ、パガーニといった名だたるスーパーカーの中で、最も強烈な存在感を放つにはどうすればよいか？答えは、16年前のメルセデスだ！SLRマクラーレン スターリング モスの試乗レポート。</strong></p>
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<p>カメラやスマートフォンがそこらじゅうにある。これまでの人生で今日ほど頻繁に写真を撮られたことはなかった。まるでスターになった気分だ。しかし、スターは私ではなく、この車である。私は、75台しか製造されていない「メルセデスSLRマクラーレン スターリング モス」に乗り込み、ペブルビーチののどかな「17マイル ドライブ」を走っている。</p>
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<p>この、絵のように美しい海岸道路では、時速25マイル（40km）という厳しい速度制限が課されており、アメリカの警察は冗談を言う気分ではないだろうから、私はこの制限速度を厳守したほうがいいだろう。特に「モントレー カーウィーク」の期間中はなおさらだ。</p>
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<p>事前にサーキットで「スターリング モス」を走らせる機会があったのは、実に幸運だった。時を3時間巻き戻そう。私はラグナ セカ レースウェイのパドックに立ち、やや大きめのヘルメットを被り、「メルセデス300 SLR W196 Sに乗り込もうとしている。1955年のミッレ ミリアで、スターリング モスとデニス ジェンキンソンがまさにこの「SLR」で優勝し、現在に至るまで破られていない記録を打ち立てたのだ。</p>
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<p>70年後の今、私は事実上“値段の付けようがない”シルバーアローの助手席に座るという特権を得た。ステアリングを握るのは、このクルマを知り尽くした数少ない人物のひとり、ウーヴェだ。彼は全長3.6kmのラグナ セカ サーキットで「300 SLR」を実に的確な流儀で走らせていく。そのドライビングには、きっとサー スターリング モスも太鼓判を押すに違いない。3リッターV8が放つ荒々しいサウンドと、耳に残る見事なアフターファイアに酔いしれているうちに、私たちはピットレーンへと戻ってきた。</p>
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<h3 class="wp-block-heading">オリジナルは、ほとんど値段が付けられない存在だ</h3>
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<p>そして今度は私がドライブする番である。もっとも、それは推定4,000万〜5,000万ユーロ（約70憶～87億5千万円）の価値を持つ「300 SLR」ではない。私が乗り込むのは、現在でも約400万ユーロ（約7億円）の価格が付く「SLRマクラーレン スターリング モス」だ。赤いバケットシートに身を沈め、細身のバタフライドアを閉め、シートベルトを締める。大ぶりなシフトセレクターを手前に引き、前を走るウーヴェが走り出すのを待つ。</p>
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<figure class="wp-block-image size-full"><img src="https://autobild.jp/media/wp-content/uploads/2025/11/image3-7.jpg" alt="" class="wp-image-59050"/><figcaption class="wp-element-caption">300 SLRのサウンドは耳をつんざくほど凄まじく、現代に蘇った復刻版では太刀打ちできるものではない。</figcaption></figure>
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<p>次の瞬間にはウーヴェが「300 SLR」のアクセルを踏み込んだ。「SLRマクラーレン」の他の全モデルにも搭載される、5.4リッターのスーパーチャージドV8が生み出す最高出力650ps、最大トルク820Nmのおかげで、目の前を走る70年前のレーシングカー、「300 SLR」に食らいつくのは難しくない。</p>
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<p>ピットレーンを離れた瞬間、この状況がいかに非現実的かを実感する。私は、わずか75台しか生産されなかった「メルセデスSLRマクラーレン スターリング モス」に乗り、1955年製の「300 SLR」を追いかけながらラグナ セカを走っているのだ。このサーキットは、これまでグランツーリスモというレースゲームの中でしか知らなかった場所である。しかも、観客席には何千人もの人々がいて、このデモンストレーション走行を見守っている。今の私は、これ以上ないほど幸福な男だ。</p>
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<h3 class="wp-block-heading">フロントミッドに搭載されるV8スーパーチャージドエンジン</h3>
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<p>スタート/フィニッシュストレートの終わりで、コースは「アンドレッティ ヘアピン」と呼ばれる急な左コーナーへと切れ込む。最初のターンインの時点で、どれほど希少なSLRであっても、これが純粋なレーシングカーではないことを思い知らされる。というのも、スーパーチャージドV8（M155）をフロントミッドに搭載しているとはいえ、車重1551kgのスターリング モスはタイトなコーナーではフロントヘビーで、アンダーステア傾向が強いのだ。わずか1コーナーを抜けただけで、私は次のことに気づいた。現代の「SLR」はカーブを攻める車ではないだろう、と。</p>
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<p>とはいえ、ハンドルを握る楽しさはいささかも損なわれない。素晴らしいV8エンジンに加えて「SLRスターリング モス」ではドライバーも助手席も完全に外気にさらされていることが、その理由だ。2009年に登場した「SLRマクラーレン」の最終進化形であるこのモデルは、当時すでに時代を先取りしていた。現在のスーパーカー/ハイパーカー市場におけるバルケッタブーム（フェラーリ モンツァSP1/SP2、マクラーレン エルバ、アストンマーティン スピードスター）に先駆け、メルセデスとマクラーレンの協業は、ルーフ（ソフトトップすらない）もウインドシールドも持たないクルマを生み出したのである。これ以上にラディカルな存在は、そうそうない。</p>
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<h3 class="wp-block-heading">スターリング モスの価値は4倍に</h3>
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<p>現在の視点からすると、ベース価格892,500ユーロ（約1億5,618万円）で発売された75台の「SLRスターリング モス」が、当時は販売に苦戦していたという事実は信じがたい。およそ15年が経過した今、その価値はほぼ4倍に跳ね上がり、なお上昇傾向にある。</p>
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<p>ステアリングを握りながら、少なくともヘルメットが小石や虫から身を守ってくれていることに安堵する。スタート/フィニッシュストレートで約200km/hに達したあたりから、きつく締めたはずのヘルメットが徐々に浮き上がるのを感じた瞬間、メルセデスが公表していた「SLRスターリング モス」の最高速度が350km/hであったことをふと思い出した。果たして、その最高速を実際に試したオーナーは存在するのだろうか。</p>
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<p>とにかく、200km/h弱で私は完全に満足だ。ルーフもフロントガラスもないこの瞬間、むしろ300km/hにも感じられる。V8エンジンにはまだ十分な余力があることは、疑う余地もない。650馬力と820Nmのパワーは、穏やかな5Gトロニックでもその威力を発揮する。しかし、特徴的なコンプレッサーのサウンドは、私の前を走る 「300 SLR」の音に掻き消されて、まったく聞こえない。</p>
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<p>名物「コークスクリュー」を最後にもう一度クリアする（胃の奥がきゅっとつかまれるような感覚だ！）と、私は左に曲がってピットに入った。ラグナ セカでの冒険は終わったが、次の体験が待っている。少し息をついた後、「メルセデス ベンツ クラシック」の所有車、「SLRマクラーレン スターリング モス」を、有名な「17マイルドライブ」で走らせることになった。</p>
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<p>メルセデスのチームからは親切な助言もあったが、公道ではヘルメットを着用しないことに決めた。サングラスで十分だ。何しろ、「SLRスターリング モス」の感覚を余すところなく味わいたかった。時速70km/h程度まではまったく問題ない。それ以上になると風がやや不快になってくるが、そんなことはすぐに些細な問題になる。果てしなく伸びるボンネットの眺めと、はっきりと耳に届くV8の重低音が、多少の風など十分に補って余りある。そもそも、これは自分で選んだ走り方なのだ。</p>
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<p>おかしなことだが、「SLRスターリング モス」では、渋滞に巻き込まれているときでさえ、すべてが特別な体験に感じられる。約25kmの道のりで、この車は何度も撮影されたが、それは、「17マイル ドライブ」で選んだ撮影スポットで待ち受けていた光景に比べれば大したことではない。海岸沿いの道路には、カメラやスマートフォンを構えるカースポッターたちが至る所に立っていた。通常なら、私もその一人だが、今日は何もかもが“普通”ではなかった。</p>
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<!-- wp:paragraph -->
<p>「スターリング モス」を駐車してから30秒も経たないうちに、恐らく100人以上の人々がこのスーパーカーを取り囲んだ。事情を知らなければ、この大騒ぎは演出されたものだと思ったに違いない。しかし、メルセデス クラシックのチームも私と同様に驚いていた。16年前のクルマが、これほどの騒動を巻き起こすとはにわかに信じがたい。まさに驚異的だ。</p>
<!-- /wp:paragraph -->

<!-- wp:heading {"level":3} -->
<h3 class="wp-block-heading">スターリング モスは“場を止める”存在</h3>
<!-- /wp:heading -->

<!-- wp:paragraph -->
<p>この光景で何より素晴らしいのは、そこに並ぶのが笑顔ばかりだということだ。私がクルマから降りる最中でさえ、見ず知らずの人々が「間近でスターリング モスを見せてくれてありがとう」と声を掛けてくる。「スターリング モス」こそがモントレー カー ウィーク最大のハイライトだ、という言葉を一度ならず耳にした。ブガッティやケーニグセグ、パガーニといったハイパーカーが集結する中で、これは極めて高い評価と言っていい。</p>
<!-- /wp:paragraph -->

<!-- wp:paragraph -->
<p>予定していた写真撮影は、私が「SLRスターリング モス」で最後のドライブに出発するまで、まさに一大イベントとなった。唯一の中断は、「SLRスターリング モス」で最後のドライブに出発する時だけだ。締めくくりは17マイル ドライブでの走行撮影。制限速度は40km/hに過ぎないが、このドライブは一生忘れられない記憶として刻まれるだろう。駐車場へ戻る直前、限定50台のみが生産された「レクサスLFA ニュルブルクリンク エディション」とすれ違い、互いにほぼ同時にサムズアップを交わした。</p>
<!-- /wp:paragraph -->

<!-- wp:image {"id":59053,"sizeSlug":"full","linkDestination":"none"} -->
<figure class="wp-block-image size-full"><img src="https://autobild.jp/media/wp-content/uploads/2025/11/image6-3.jpg" alt="" class="wp-image-59053"/><figcaption class="wp-element-caption">超希少なスターリング モス仕様であっても、SLRはコーナーを猛スピードで駆け抜ける車にはならない。その代わり、ウインドシールドもルーフもないこの車は、他のどの車にもないほど強烈な体験をもたらす。<br>Photo: Keno Zache</figcaption></figure>
<!-- /wp:image -->

<!-- wp:paragraph -->
<p>やがて「SLRスターリング モス」を停め、キーを回し、しばし余韻に浸る。細身のバタフライドアを最後にもう一度開く―それ自体が一つの見せ場である―できるだけ優雅に降り立とうと努め、簡素なキーをメルセデス ベンツ ヘリテージのフランクに手渡す。「スターリング モス」と過ごした時間はここで終わるが、記憶は永遠に残り、風になびいた髪だけは今夜までだ。今の私は、心から幸せである。</p>
<!-- /wp:paragraph -->

<!-- wp:paragraph -->
<p>Text: Jan Götze<br>Photo: Mercedes-Benz AG</p>
<!-- /wp:paragraph -->]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>【この特別なSLRなんぼ？】特別VIP顧客に納車された最後のメルセデスSLRマクラーレン スターリング モスがオークションに！</title>
		<link>https://autobild.jp/42376/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[boku6nao@gmail.com]]></dc:creator>
		<pubDate>Thu, 03 Oct 2024 02:50:00 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[このクルマなんぼするの？]]></category>
		<category><![CDATA[面白ネタ＆ストーリー]]></category>
		<category><![CDATA[Bonhams]]></category>
		<category><![CDATA[Mercedes SLR Mclaren Stirling Moss]]></category>
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		<category><![CDATA[Stirling Moss]]></category>
		<category><![CDATA[オークション]]></category>
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		<category><![CDATA[ボナムズ]]></category>
		<category><![CDATA[メルデスSLRマクラーレンスターリングモス]]></category>
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					<description><![CDATA[<div class="post_thumbnail"><img width="1010" height="568" src="https://autobild.jp/media/wp-content/uploads/2024/09/image1-47.jpg" class="attachment-post-thumbnail size-post-thumbnail wp-post-image" alt="" decoding="async" loading="lazy" srcset="https://autobild.jp/media/wp-content/uploads/2024/09/image1-47.jpg 1010w, https://autobild.jp/media/wp-content/uploads/2024/09/image1-47-300x169.jpg 300w, https://autobild.jp/media/wp-content/uploads/2024/09/image1-47-768x432.jpg 768w" sizes="auto, (max-width: 1010px) 100vw, 1010px" /></div><!-- wp:paragraph -->
<p><strong>メルセデスSLRマクラーレン スターリング モス（Mercedes SLR Mclaren Stirling Moss）：VIP顧客に納車された、最後のメルセデスSLRマクラーレン スターリング モス。走行距離わずか50km（！）のこのハイパーカーがオークションにかけられる！</strong></p>
<!-- /wp:paragraph -->

<!-- wp:paragraph -->
<p>「ポルシェ カレラGT」、「フェラーリ エンツォ」、「メルセデスSLRマクラーレン」: これらは2000年代初頭のスーパースポーツカー3台だ。「カレラGT」は150万ユーロ（約2億4千万円）以下では入手できなくなり、「エンツォ」は300万ユーロ（約4億8千万円）以下では事実上入手できなくなったが、「メルセデスSLRマクラーレン」は価格面では遅れをとっている。クーペの価格は35万ユーロから40万ユーロ（約5,600～6,400万円）で、元の価格よりもさらに低くなっている。しかし、「カレラGT」や「エンツォ」さえも時代遅れに見せてしまう「SLR」が1台ある。それは、超希少な「SLRスターリング モス」だ！</p>
<!-- /wp:paragraph -->

<!-- wp:paragraph -->
<p>「メルセデスSLRマクラーレン スターリング モス」は、2003年にメルセデスとマクラーレンが共同開発した「SLR」の最高峰として、2009年に75台限定で発表された。この限定ロードスターは、1955年に伝説のレーサー、スターリング モス卿が「ミッレ ミリア」で優勝した「メルセデス300SLR」へのオマージュとして開発された。「SLRスターリング モス」は、他の「SLR」モデルとはほとんど共通点がないことがすぐにわかる。</p>
<!-- /wp:paragraph -->

<!-- wp:heading {"level":3} -->
<h3 class="wp-block-heading">650馬力のスーパーチャージャー付きV8エンジン</h3>
<!-- /wp:heading -->

<!-- wp:paragraph -->
<p>スーパーカー/ハイパーカーの分野で現在のバルケッタ（オープンカー）がトレンドとなるずっと以前（フェラーリ モンツァ SP1/SP2、マクラーレン エルバ、アストンマーティン スピードスターなど）、メルセデスはルーフ（あるいは折りたたみ式の幌）もフロントガラスもない車を発売した。これ以上に過激な車はないだろう。</p>
<!-- /wp:paragraph -->

<!-- wp:image {"id":42380,"sizeSlug":"full","linkDestination":"none"} -->
<figure class="wp-block-image size-full"><img src="https://autobild.jp/media/wp-content/uploads/2024/09/image3-39.jpg" alt="" class="wp-image-42380"/><figcaption class="wp-element-caption">ルーフもフロントガラスもない：SLRスターリング モスは、乗り手を選ぶ車である。</figcaption></figure>
<!-- /wp:image -->

<!-- wp:paragraph -->
<p>シャーシをはじめ広範囲にわたってチューニングが施された。「SLRスターリング モス」は“通常“の「SLR」よりも7mm幅が広い。この車は、現在ジェネシス社の主任デザイナーである韓国出身のイルフン ユン氏によって設計された。おなじみの5.4リッターV8スーパーチャージャー（M 155）は、一見どこまでも続きそうなボンネットの下に搭載され、出力は650馬力を発生、ノーマル「SLR」の626馬力から24馬力増加されている。そのパワーは5速オートマチックトランスミッションを介して後輪に伝達される。</p>
<!-- /wp:paragraph -->

<!-- wp:paragraph -->
<p>クーペボディの「SLRスターリング モス」も650馬力と820Nmのトルクを発揮するが、ロードスターの重量は1,551kgと、クーペより200kg以上軽いため、「SLR」の最速バージョンとなり、最高速度は350kmに達する。最高速度を試す勇気のある人には、ヘルメットを着用することをお勧めする。</p>
<!-- /wp:paragraph -->

<!-- wp:image {"id":42378,"sizeSlug":"full","linkDestination":"none"} -->
<figure class="wp-block-image size-full"><img src="https://autobild.jp/media/wp-content/uploads/2024/09/image2-43.jpg" alt="" class="wp-image-42378"/><figcaption class="wp-element-caption">75台限定生産されたメルセデスSLRマクラーレン スターリング モスは、その大半がシルバーで、レッドボディは特別だ。</figcaption></figure>
<!-- /wp:image -->

<!-- wp:heading {"level":3} -->
<h3 class="wp-block-heading">892,500ユーロ（約1億4,280万円）</h3>
<!-- /wp:heading -->

<!-- wp:paragraph -->
<p>2009年モデルのSLR Stirling Mossのベース価格は892,500ユーロ（約1億4,280万円）で、通常の「SLR」のほぼ2倍の価格だった。この個体についてはさらに高い価格になる可能性が高い。なぜなら、この個体は最後の「SLRスターリング モス」、75/75の1台なのだから。</p>
<!-- /wp:paragraph -->

<!-- wp:paragraph -->
<p>この絶対的なコレクターズアイテムは、2024年10月6日にベルギーのクノック=ヘイストで開催される「Zoute Sale」で、オークションハウス、「ボナムズ（Bonhams）」によりオークションにかけられる。「SLRスターリング モス」はどれもがハイライトだが、この一台は特に際立っている。</p>
<!-- /wp:paragraph -->

<!-- wp:heading {"level":3} -->
<h3 class="wp-block-heading">スターリング モスと納車時の走行距離</h3>
<!-- /wp:heading -->

<!-- wp:paragraph -->
<p>2009年12月22日、75号車は最初の、そして現在まで唯一のオーナーであるメルセデスとアストンマーティンのVIP顧客のもとに納車された。2010年3月16日にスイスで登録されたにもかかわらず、「SLRスターリング モス」は一度も運転されていない。つまり、この車は走行距離わずか50kmでオークションに出品されるのだ！</p>
<!-- /wp:paragraph -->

<!-- wp:image {"id":42382,"sizeSlug":"full","linkDestination":"none"} -->
<figure class="wp-block-image size-full"><img src="https://autobild.jp/media/wp-content/uploads/2024/09/image4-33.jpg" alt="" class="wp-image-42382"/><figcaption class="wp-element-caption">赤いレザー、黄色のステッチ、シルバーカーボン: このインテリアは目を引く。</figcaption></figure>
<!-- /wp:image -->

<!-- wp:paragraph -->
<p>シルバーでオーダーされた大半の「SLRスターリング モス」とは異なり、このモデルの最初のオーナーは特別な赤いペイント仕上げ（オーダーコード000U）を選んだ。しかし、それだけではない。「722 S ロードスター」のシルバー塗装のホイールリム、ゴールドのブレーキキャリパー、イエローのステッチ入りのレッドレザーインテリア、シルバーカーボンのセンターコンソール、そして数々のクラウンロゴなど、VIP顧客の特別なステータスを証明する個々のディテールが存在する。</p>
<!-- /wp:paragraph -->

<!-- wp:paragraph -->
<p>これらすべての特別装備を施した場合、価格は最低でも100万ユーロ（1億6千万円）前後になると思われるが、2009年以降、「SLRスターリング モス」の価格は上昇の一途をたどっている。しかも、その上昇率は急激だ！</p>
<!-- /wp:paragraph -->

<!-- wp:image {"id":42383,"sizeSlug":"full","linkDestination":"none"} -->
<figure class="wp-block-image size-full"><img src="https://autobild.jp/media/wp-content/uploads/2024/09/image5-27.jpg" alt="" class="wp-image-42383"/></figure>
<!-- /wp:image -->

<!-- wp:paragraph -->
<p>スーパーチャージャー付きV8エンジンはフロントミッドシップに搭載され、650馬力を発揮する。これは、SLRスターリング モスを100km/hまで3.5秒で加速させるのに十分なパワーだ。</p>
<!-- /wp:paragraph -->

<!-- wp:paragraph -->
<p>75台のうちの最後の1台となれば、その価格はおそらく450万ユーロ（約7億2千万円）を下回ることはないだろう。走行距離のある中古の「SLRスターリング モス」でさえも、現在、450万～500万ユーロ（約7億2千万円～8億円）で取引されているからだ。</p>
<!-- /wp:paragraph -->

<!-- wp:heading {"level":3} -->
<h3 class="wp-block-heading">驚くほど低いスタート価格</h3>
<!-- /wp:heading -->

<!-- wp:paragraph -->
<p>しかし、特別色で、多数の個別オプションが装備された最後の「SLRスターリング モス」が、150万ユーロから250万ユーロ（約2億4千万円～4億円）という比較的低めのスタート価格でオークションにかけられるというのは、さらに驚くべきことだ。この唯一の説明は、書類に関係している可能性がある。オークションハウスの説明によると、この車はスイスの書類とCoC文書（適合証明書）のコピー付きで提供される。</p>
<!-- /wp:paragraph -->

<!-- wp:paragraph -->
<p>Text: Jan Götze<br>Photo: Bonhams</p>
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										<content:encoded><![CDATA[<div class="post_thumbnail"><img width="1010" height="568" src="https://autobild.jp/media/wp-content/uploads/2024/09/image1-47.jpg" class="attachment-post-thumbnail size-post-thumbnail wp-post-image" alt="" decoding="async" loading="lazy" srcset="https://autobild.jp/media/wp-content/uploads/2024/09/image1-47.jpg 1010w, https://autobild.jp/media/wp-content/uploads/2024/09/image1-47-300x169.jpg 300w, https://autobild.jp/media/wp-content/uploads/2024/09/image1-47-768x432.jpg 768w" sizes="auto, (max-width: 1010px) 100vw, 1010px" /></div><!-- wp:paragraph -->
<p><strong>メルセデスSLRマクラーレン スターリング モス（Mercedes SLR Mclaren Stirling Moss）：VIP顧客に納車された、最後のメルセデスSLRマクラーレン スターリング モス。走行距離わずか50km（！）のこのハイパーカーがオークションにかけられる！</strong></p>
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<p>「ポルシェ カレラGT」、「フェラーリ エンツォ」、「メルセデスSLRマクラーレン」: これらは2000年代初頭のスーパースポーツカー3台だ。「カレラGT」は150万ユーロ（約2億4千万円）以下では入手できなくなり、「エンツォ」は300万ユーロ（約4億8千万円）以下では事実上入手できなくなったが、「メルセデスSLRマクラーレン」は価格面では遅れをとっている。クーペの価格は35万ユーロから40万ユーロ（約5,600～6,400万円）で、元の価格よりもさらに低くなっている。しかし、「カレラGT」や「エンツォ」さえも時代遅れに見せてしまう「SLR」が1台ある。それは、超希少な「SLRスターリング モス」だ！</p>
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<p>「メルセデスSLRマクラーレン スターリング モス」は、2003年にメルセデスとマクラーレンが共同開発した「SLR」の最高峰として、2009年に75台限定で発表された。この限定ロードスターは、1955年に伝説のレーサー、スターリング モス卿が「ミッレ ミリア」で優勝した「メルセデス300SLR」へのオマージュとして開発された。「SLRスターリング モス」は、他の「SLR」モデルとはほとんど共通点がないことがすぐにわかる。</p>
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<!-- wp:heading {"level":3} -->
<h3 class="wp-block-heading">650馬力のスーパーチャージャー付きV8エンジン</h3>
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<p>スーパーカー/ハイパーカーの分野で現在のバルケッタ（オープンカー）がトレンドとなるずっと以前（フェラーリ モンツァ SP1/SP2、マクラーレン エルバ、アストンマーティン スピードスターなど）、メルセデスはルーフ（あるいは折りたたみ式の幌）もフロントガラスもない車を発売した。これ以上に過激な車はないだろう。</p>
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<figure class="wp-block-image size-full"><img src="https://autobild.jp/media/wp-content/uploads/2024/09/image3-39.jpg" alt="" class="wp-image-42380"/><figcaption class="wp-element-caption">ルーフもフロントガラスもない：SLRスターリング モスは、乗り手を選ぶ車である。</figcaption></figure>
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<p>シャーシをはじめ広範囲にわたってチューニングが施された。「SLRスターリング モス」は“通常“の「SLR」よりも7mm幅が広い。この車は、現在ジェネシス社の主任デザイナーである韓国出身のイルフン ユン氏によって設計された。おなじみの5.4リッターV8スーパーチャージャー（M 155）は、一見どこまでも続きそうなボンネットの下に搭載され、出力は650馬力を発生、ノーマル「SLR」の626馬力から24馬力増加されている。そのパワーは5速オートマチックトランスミッションを介して後輪に伝達される。</p>
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<p>クーペボディの「SLRスターリング モス」も650馬力と820Nmのトルクを発揮するが、ロードスターの重量は1,551kgと、クーペより200kg以上軽いため、「SLR」の最速バージョンとなり、最高速度は350kmに達する。最高速度を試す勇気のある人には、ヘルメットを着用することをお勧めする。</p>
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<h3 class="wp-block-heading">892,500ユーロ（約1億4,280万円）</h3>
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<p>2009年モデルのSLR Stirling Mossのベース価格は892,500ユーロ（約1億4,280万円）で、通常の「SLR」のほぼ2倍の価格だった。この個体についてはさらに高い価格になる可能性が高い。なぜなら、この個体は最後の「SLRスターリング モス」、75/75の1台なのだから。</p>
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<p>この絶対的なコレクターズアイテムは、2024年10月6日にベルギーのクノック=ヘイストで開催される「Zoute Sale」で、オークションハウス、「ボナムズ（Bonhams）」によりオークションにかけられる。「SLRスターリング モス」はどれもがハイライトだが、この一台は特に際立っている。</p>
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<h3 class="wp-block-heading">スターリング モスと納車時の走行距離</h3>
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<p>2009年12月22日、75号車は最初の、そして現在まで唯一のオーナーであるメルセデスとアストンマーティンのVIP顧客のもとに納車された。2010年3月16日にスイスで登録されたにもかかわらず、「SLRスターリング モス」は一度も運転されていない。つまり、この車は走行距離わずか50kmでオークションに出品されるのだ！</p>
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<p>シルバーでオーダーされた大半の「SLRスターリング モス」とは異なり、このモデルの最初のオーナーは特別な赤いペイント仕上げ（オーダーコード000U）を選んだ。しかし、それだけではない。「722 S ロードスター」のシルバー塗装のホイールリム、ゴールドのブレーキキャリパー、イエローのステッチ入りのレッドレザーインテリア、シルバーカーボンのセンターコンソール、そして数々のクラウンロゴなど、VIP顧客の特別なステータスを証明する個々のディテールが存在する。</p>
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<p>これらすべての特別装備を施した場合、価格は最低でも100万ユーロ（1億6千万円）前後になると思われるが、2009年以降、「SLRスターリング モス」の価格は上昇の一途をたどっている。しかも、その上昇率は急激だ！</p>
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<figure class="wp-block-image size-full"><img src="https://autobild.jp/media/wp-content/uploads/2024/09/image5-27.jpg" alt="" class="wp-image-42383"/></figure>
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<p>スーパーチャージャー付きV8エンジンはフロントミッドシップに搭載され、650馬力を発揮する。これは、SLRスターリング モスを100km/hまで3.5秒で加速させるのに十分なパワーだ。</p>
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<p>75台のうちの最後の1台となれば、その価格はおそらく450万ユーロ（約7億2千万円）を下回ることはないだろう。走行距離のある中古の「SLRスターリング モス」でさえも、現在、450万～500万ユーロ（約7億2千万円～8億円）で取引されているからだ。</p>
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<p>Text: Jan Götze<br>Photo: Bonhams</p>
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