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	<title>ルマン24時間レース - AUTO BILD JAPAN Web（アウトビルトジャパンウェブ） 世界最大級のクルマ情報サイト</title>
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	<description>世界最大級のクルマ情報サイトAUTO BILDの日本版。いち早い新車情報。高品質なオリジナル動画ビデオ満載。チューニングカー、ネオクラシックなど世界のクルマ情報は「アウトビルトジャパン」でゲット！</description>
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	<title>ルマン24時間レース - AUTO BILD JAPAN Web（アウトビルトジャパンウェブ） 世界最大級のクルマ情報サイト</title>
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		<title>自動車専門翻訳家がゆくドイツ自動車博物館の旅　その18（最終回）　デューセンバーグは超高級車</title>
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		<dc:creator><![CDATA[ehara]]></dc:creator>
		<pubDate>Tue, 12 Aug 2025 02:50:00 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[エッセイ]]></category>
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					<description><![CDATA[<div class="post_thumbnail"><img width="1037" height="687" src="https://autobild.jp/media/wp-content/uploads/2025/07/スライド2-2.jpg" class="attachment-post-thumbnail size-post-thumbnail wp-post-image" alt="" decoding="async" fetchpriority="high" srcset="https://autobild.jp/media/wp-content/uploads/2025/07/スライド2-2.jpg 1037w, https://autobild.jp/media/wp-content/uploads/2025/07/スライド2-2-300x199.jpg 300w, https://autobild.jp/media/wp-content/uploads/2025/07/スライド2-2-1024x678.jpg 1024w, https://autobild.jp/media/wp-content/uploads/2025/07/スライド2-2-768x509.jpg 768w" sizes="(max-width: 1037px) 100vw, 1037px" /></div><!-- wp:heading {"level":3} -->
<h3 class="wp-block-heading">7日目 2月23日（パート3）</h3>
<!-- /wp:heading -->

<!-- wp:paragraph -->
<p>「ザ ロー コレクション」の展示車の解説が2回続いていささか食傷気味の読者諸氏もいるかと思うが、あと3台紹介したいクルマがあるのでお付き合いください。</p>
<!-- /wp:paragraph -->

<!-- wp:paragraph -->
<p>ここで一度、大西洋を渡ってアメリカに目を向けてみよう。ロー コレクションにはアメリカ車の逸品も展示されており、そのなかで注目はやはりデューセンバーグ、アメリカの富と成功の象徴だ。</p>
<!-- /wp:paragraph -->

<!-- wp:paragraph -->
<p>フレッド（Fred）とオーガスト(August)のデューセンバーグ（Duesenberg）兄弟が、ミネソタ州セントポールにてデューセンバーグ モーターを設立したのは1913年のこと。兄弟は1922年に意欲作モデルAを発売するが、あまりに高価ゆえ期待通りには売れず、これが躓き（つまずき）の元になって経営に行き詰まる。救いの手を差し伸べたのは実業家のイリット ロッバン コード（Errett Lobban Cord）という人物だった。</p>
<!-- /wp:paragraph -->

<!-- wp:paragraph -->
<p>イリット コードは20世紀中盤までアメリカの輸送産業を牽引したビジネスマン。1924年、その卓越したビジネス手腕を駆使して、当時財政苦境に陥っていたオーバーン オートモビル カンパニー（ACC）の経営方針決定権を手に入れる。彼は同社をたちまち利益の上がる企業へと復活させ、翌1925年2月、正式に同社の社長に就任すると同時に経営権を掌握した。そうしてACCが上げる利益を使って様々な企業の買収を始める。</p>
<!-- /wp:paragraph -->

<!-- wp:paragraph -->
<p>ちなみに高級車メーカーの「コード」は彼自身が興したブランドで、皆さんも特異なスタイルをしたコード810/812の写真を見たことがあるだろう。</p>
<!-- /wp:paragraph -->

<!-- wp:paragraph -->
<p>イリットが買収したブランドにはデューセンバーグもあった。1926年10月26日以降、同社はコードの支配下に入り、その際、社名もデューセンバーグInc.に改まった。</p>
<!-- /wp:paragraph -->

<!-- wp:paragraph -->
<p>新体制下で放った第一作がモデルJで、1928年のニューヨークショーでデビューするや、威風堂々たるスタイルと先進的な設計でたちまち人々の注目を集めた。自然吸気ストレート8は、同社のレーシングエンジンの技術を取り入れたユニットで、気筒当たり4バルブのDOHCという今日に通じる先進的な設計が特徴だった。</p>
<!-- /wp:paragraph -->

<!-- wp:paragraph -->
<p>この直列8気筒は、3.74in (95mm) x 4.76in (121mm)のボアストロークから420cu in (6900cc)の排気量を得て265hp/4250rpmの最高出力を発揮、重量級オープンボディを2速でも89mph (143km/h)まで引っ張り、最高速は116mph (187km/h)に達したという。モデルJは当時お金で買えた最速にしてもっとも高価なアメリカ車だった。</p>
<!-- /wp:paragraph -->

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<figure class="wp-block-image size-full"><img src="https://autobild.jp/media/wp-content/uploads/2025/07/2-4.jpg" alt="" class="wp-image-54842"/><figcaption class="wp-element-caption">デューセンバーグ モデルJ コンバーチブル クーペ。製造期間：1928～1937年。自然吸気 直列8気筒。排気量：420cu in (6900cc)。最高出力：265hp/4250rpm。</figcaption></figure>
<!-- /wp:image -->

<!-- wp:paragraph -->
<p>モデルJは総数300台前後が製作された。その半数に同社チーフエクステリアデザイナーのゴードン ビューリグ（Gordon Buehrig）のペンが描いたボディが架装された。残りの半数はアメリカ国内の様々なコーチビルターがオーナーの好みに合わせたボディを製作、ロー コレクションが展示する1台はマーフィー（Murphy）の作品である。</p>
<!-- /wp:paragraph -->

<!-- wp:paragraph -->
<p>ウォルター M マーフィー（Walter M Murphy Company）はカリフォルニア州パサディナにワークショップを構えるコーチビルダーで、1922年に創業し1932年までボディ製作をつづけた。</p>
<!-- /wp:paragraph -->

<!-- wp:paragraph -->
<p>イリット コードのリーダーシップのもと、モデルJを世に放って順調な再出発を遂げたデューセンバーグだったが、まもなく時代の波に翻弄されることになる。モデルJを発表したわずか翌年の1929年10月、ウォール街の株価暴落に端を発する世界大恐慌が勃発、この高級ブランドに壊滅的な打撃を及ぼした。</p>
<!-- /wp:paragraph -->

<!-- wp:paragraph -->
<p>デューセンバーグはすこぶる高価なクルマだった。1928年当時、モデルJはシャシー単体で8500ドル、完成車は1万9000ドルもした。専門職である内科医の年間収入が3000ドルに満たなかった時代の話である。なんとか生産をつづけて契約済みの顧客に納車したが、最後は力尽き、世界中の富裕層から惜しまれつつ1937年にファクトリーのドアを閉じた。</p>
<!-- /wp:paragraph -->

<!-- wp:paragraph -->
<p>その希少性とプレスティッジ性ゆえ、デューセンバーグは今日、天井知らずの高値で取引されている。オークションハウス サザビーズによると、1930年製のマーフィー ボディを架装したモデルJ ディスアピアリング トップ（Disappearing Top）コンバーチブル クーペは、 2024年のオークションにて 385万5000ドルで落札されたという。2025年7月、本稿執筆時のドル換算レート（144.38 円/ドル）でおよそ5億5660万円（！）である。</p>
<!-- /wp:paragraph -->

<!-- wp:paragraph -->
<p>なお、トヨタ博物館にもルバロン ボディのモデルJフェートンが展示されている。興味のある方は足を運ばれるといいだろう。</p>
<!-- /wp:paragraph -->

<!-- wp:heading {"level":3} -->
<h3 class="wp-block-heading">VWタイプ1（ビートル）はタトラ V570のコピー？</h3>
<!-- /wp:heading -->

<!-- wp:paragraph -->
<p>漆黒に塗色された大柄なサルーンを目にして、私はギョッとした。緩やかな下降線を描くファストバックの真ん中から、大きな背びれが生えている。これは一体なんだ？しばらくしてメーカーの見当だけはついた。東欧チェコのタトラ（Tatra）だ。それ以上の細目がわかったのはようやく日本に戻ってからで、私を驚かせたタトラは1936年に発表されたT77Aというアッパーミドルクラスサルーンだった。</p>
<!-- /wp:paragraph -->

<!-- wp:media-text {"mediaId":54843,"mediaType":"image"} -->
<div class="wp-block-media-text is-stacked-on-mobile"><figure class="wp-block-media-text__media"><img src="https://autobild.jp/media/wp-content/uploads/2025/07/3-4-768x1024.jpg" alt="" class="wp-image-54843 size-full"/></figure><div class="wp-block-media-text__content"><!-- wp:paragraph {"placeholder":"コンテンツ…"} -->
<p>タトラT77A。生産期間：1936年～1938年。生産台数：154台。前期型のT77を含めた総生産台数：255台。空冷V8 3.4リッターエンジン。最高出力：70hp。</p>
<!-- /wp:paragraph --></div></div>
<!-- /wp:media-text -->

<!-- wp:paragraph -->
<p>1930年代当時、さらなるスピードを可能にする方策はただ一つ、大きなエンジンを搭載することだと一般的に考えられていた。しかしエンジンを大型化すれば重量も増え、その重量増を相殺するためにさらに排気量を増やすという「負の連鎖」から免れなかった。</p>
<!-- /wp:paragraph -->

<!-- wp:paragraph -->
<p>タトラT77とその正常進化版T77Aは、高速走行を可能にするもう一つの手段として空気抵抗の低減に着目した先駆者の一人であり、その後の自動車のデザインに大きな影響を及ぼしたゲームチェンジャーだった。</p>
<!-- /wp:paragraph -->

<!-- wp:paragraph -->
<p>T77を完成させた功労者は二人いる。一人はエンジニアのハンス レドヴィンカ（Hans Ledwinka）、もう一人は空気力学のスペシャリスト、パウル ヤーライ（Paul Jaray）である。ヤーライはウィーン生まれのハンガリー人で、飛行船ツェッペリンのデザイナーでもある。LZ 127 グラーフ ツェッペリン(Graf Zeppelin)や、LZ 129ヒンデンブルク（Hindenburg）は彼の作品だ。余談だがハンガリーでは、姓名は日本と同じく「姓・名」の順に並ぶ。発音を含めて「ヤーライ パル」がもっとも原語に近いと思われる。</p>
<!-- /wp:paragraph -->

<!-- wp:paragraph -->
<p>話は1931年、タトラR&amp;D部門の一隅から始まる。この年、レドヴィンカはT77の原点となるV570を製作、バックボーンフレームのリヤに2気筒エンジンを搭載した試作車だった。次いで1933年のV570 2号車では、原始的ではあるが空力の理論を取り入れた涙滴形状のボディを試行、ヤーライが提唱する空力理論を取り入れた。</p>
<!-- /wp:paragraph -->

<!-- wp:paragraph -->
<p>二人の作業が進むそんなとき、タトラを訪れたある重要人物がV570の2号車に試乗して、いたく感激する。その人物とはアドルフ ヒトラーその人。あれは「国民車」の構想に合っているとフェルディナント ポルシェ博士に伝えた。1938年に登場したVWタイプ1「ビートル」は成り立ちといい恰好といい、不気味なまでにV570に似ていた。以降、タトラとVWとは微妙な関係になるが、1965年にVWが100万マルクを支払ってコトは落着したといわれる。</p>
<!-- /wp:paragraph -->

<!-- wp:paragraph -->
<p>話を戻そう。V570で得た教訓は、タトラがかねてから計画していたニューモデルT77で実を結んだ。T77の機構には設計者レドヴィンカの理念が色濃く表れている。シャシーの骨格は箱形断面のスチール製バックボーンで、その後部が二股に分かれてエンジンとトランスミッションを抱える。サスペンションは前が2枚の横向きリーフスプリング。後ろはやはり横置きリーフスプリングによるスイングアクスルだ。</p>
<!-- /wp:paragraph -->

<!-- wp:paragraph -->
<p>空冷エンジンの熱心な信奉者であるレドヴィンカは、T77用にバンク角90度の空冷V8をゼロから設計した。2970ccの排気量から60hp/3500rpmの最高出力を生み出す。特殊なバルブ開閉機能を取り入れて半球形燃焼室を実現していた辺りに、レドヴィンカの独創性を見ることができる。</p>
<!-- /wp:paragraph -->

<!-- wp:paragraph -->
<p>一方、外観のデザインにはパウル ヤーライが思う存分腕を振るった。風洞実験で得たノウハウを元に、従来のデザインをはるかに上回る空力特性を目標に据えてT77のボディ形状を完成させた。全体形はV570で試行した涙滴形状を踏襲している。フロントフェンダーこそ依然としてボディから独立したパーツだったが、リヤはメインボディと完全に一体のフラッシュサイドとなり、前後フェンダーを繋ぐランニングボードもない。</p>
<!-- /wp:paragraph -->

<!-- wp:paragraph -->
<p>この時代、曲面ガラスはまだ製造できなかった。しかしヤーライはウインドスクリーンが起こす空気抵抗の軽減に意を尽くし、平ガラスを使いながら極力、曲面ガラスに近い形状を目指した。つまり中央に大きな1枚ガラスを据え、その左右にAピラーに向けて角度をつけた縦型ガラスを配したのだ。留めは冒頭に記したエンジンカバー上の「背びれ」である。</p>
<!-- /wp:paragraph -->

<!-- wp:paragraph -->
<p>このテールフィンについては、高速走行時の直進安定性の向上に寄与するとの説明が一般的で、私も素人なりにその通りだろうと思う。しかしこれがあるため横風の影響も受けやすくなりそうで、その効用は限定的だったのでは、と首をかしげてしまう。読者諸氏はどうお考えだろうか？</p>
<!-- /wp:paragraph -->

<!-- wp:paragraph -->
<p>ともあれ、こうした細部にわたる工夫を凝らした結果、1/5スケールのモデルでは、空気抵抗係数（Cd値）0.245を実測したという。平均値が0.5を超える1930年代の実用車としては傑出した数値だった。</p>
<!-- /wp:paragraph -->

<!-- wp:paragraph -->
<p>ただし現実には大型の空冷V8に充分な冷却気を取り込むインテークを設ける必要があった。ヤーライは熟慮のすえ、ルーフ後端部とエンジンカバー前端に段差を設けた。こうしてできた開口部から冷却風をエンジンベイに流し、エンジンカバー上の2列のルーバーから排出するのだ。これなら空気抵抗を最小限に抑えられる。彼の努力は実を結び、わずか60hpでも140km/hの最高速に達した。</p>
<!-- /wp:paragraph -->

<!-- wp:paragraph -->
<p>かくして完成したタトラ T77は1934年のプラハショーにて発表される。理想を求めるレドヴィンカはこれに満足することなくT77の改良に取り組んだ。ボアを5mm拡げて排気量を3.4リッターに拡大、最高出力を70hpに高めると同時に、ホイールベースを伸ばして、大人6名が快適に座れるキャビンを実現した。改良版はT77Aと名づけられ、1936年発表の運びとなった。</p>
<!-- /wp:paragraph -->

<!-- wp:paragraph -->
<p>リヤエンジンレイアウトと優れた空力特性に特化したボディはタトラのトレードマークとなり、後継車のT87やT97に引き継がれていく。そして今日、電気自動車の航続距離を伸ばす有効な手段として空気力学に新たなスポットライトが当たっている。遠く1930年代にハンス レドヴィンカとパウル ヤーライの二人の技術者が切り拓いたテクノロジーの分野が、今日の乗用車のデザインに従来とは別の意義を持ったのは興味深いことだと思う。</p>
<!-- /wp:paragraph -->

]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<div class="post_thumbnail"><img width="1037" height="687" src="https://autobild.jp/media/wp-content/uploads/2025/07/スライド2-2.jpg" class="attachment-post-thumbnail size-post-thumbnail wp-post-image" alt="" decoding="async" loading="lazy" srcset="https://autobild.jp/media/wp-content/uploads/2025/07/スライド2-2.jpg 1037w, https://autobild.jp/media/wp-content/uploads/2025/07/スライド2-2-300x199.jpg 300w, https://autobild.jp/media/wp-content/uploads/2025/07/スライド2-2-1024x678.jpg 1024w, https://autobild.jp/media/wp-content/uploads/2025/07/スライド2-2-768x509.jpg 768w" sizes="auto, (max-width: 1037px) 100vw, 1037px" /></div><!-- wp:heading {"level":3} -->
<h3 class="wp-block-heading">7日目 2月23日（パート3）</h3>
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<p>「ザ ロー コレクション」の展示車の解説が2回続いていささか食傷気味の読者諸氏もいるかと思うが、あと3台紹介したいクルマがあるのでお付き合いください。</p>
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<p>ここで一度、大西洋を渡ってアメリカに目を向けてみよう。ロー コレクションにはアメリカ車の逸品も展示されており、そのなかで注目はやはりデューセンバーグ、アメリカの富と成功の象徴だ。</p>
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<p>フレッド（Fred）とオーガスト(August)のデューセンバーグ（Duesenberg）兄弟が、ミネソタ州セントポールにてデューセンバーグ モーターを設立したのは1913年のこと。兄弟は1922年に意欲作モデルAを発売するが、あまりに高価ゆえ期待通りには売れず、これが躓き（つまずき）の元になって経営に行き詰まる。救いの手を差し伸べたのは実業家のイリット ロッバン コード（Errett Lobban Cord）という人物だった。</p>
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<p>イリット コードは20世紀中盤までアメリカの輸送産業を牽引したビジネスマン。1924年、その卓越したビジネス手腕を駆使して、当時財政苦境に陥っていたオーバーン オートモビル カンパニー（ACC）の経営方針決定権を手に入れる。彼は同社をたちまち利益の上がる企業へと復活させ、翌1925年2月、正式に同社の社長に就任すると同時に経営権を掌握した。そうしてACCが上げる利益を使って様々な企業の買収を始める。</p>
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<p>ちなみに高級車メーカーの「コード」は彼自身が興したブランドで、皆さんも特異なスタイルをしたコード810/812の写真を見たことがあるだろう。</p>
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<p>イリットが買収したブランドにはデューセンバーグもあった。1926年10月26日以降、同社はコードの支配下に入り、その際、社名もデューセンバーグInc.に改まった。</p>
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<p>新体制下で放った第一作がモデルJで、1928年のニューヨークショーでデビューするや、威風堂々たるスタイルと先進的な設計でたちまち人々の注目を集めた。自然吸気ストレート8は、同社のレーシングエンジンの技術を取り入れたユニットで、気筒当たり4バルブのDOHCという今日に通じる先進的な設計が特徴だった。</p>
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<p>この直列8気筒は、3.74in (95mm) x 4.76in (121mm)のボアストロークから420cu in (6900cc)の排気量を得て265hp/4250rpmの最高出力を発揮、重量級オープンボディを2速でも89mph (143km/h)まで引っ張り、最高速は116mph (187km/h)に達したという。モデルJは当時お金で買えた最速にしてもっとも高価なアメリカ車だった。</p>
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<p>モデルJは総数300台前後が製作された。その半数に同社チーフエクステリアデザイナーのゴードン ビューリグ（Gordon Buehrig）のペンが描いたボディが架装された。残りの半数はアメリカ国内の様々なコーチビルターがオーナーの好みに合わせたボディを製作、ロー コレクションが展示する1台はマーフィー（Murphy）の作品である。</p>
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<p>ウォルター M マーフィー（Walter M Murphy Company）はカリフォルニア州パサディナにワークショップを構えるコーチビルダーで、1922年に創業し1932年までボディ製作をつづけた。</p>
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<p>イリット コードのリーダーシップのもと、モデルJを世に放って順調な再出発を遂げたデューセンバーグだったが、まもなく時代の波に翻弄されることになる。モデルJを発表したわずか翌年の1929年10月、ウォール街の株価暴落に端を発する世界大恐慌が勃発、この高級ブランドに壊滅的な打撃を及ぼした。</p>
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<p>デューセンバーグはすこぶる高価なクルマだった。1928年当時、モデルJはシャシー単体で8500ドル、完成車は1万9000ドルもした。専門職である内科医の年間収入が3000ドルに満たなかった時代の話である。なんとか生産をつづけて契約済みの顧客に納車したが、最後は力尽き、世界中の富裕層から惜しまれつつ1937年にファクトリーのドアを閉じた。</p>
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<p>その希少性とプレスティッジ性ゆえ、デューセンバーグは今日、天井知らずの高値で取引されている。オークションハウス サザビーズによると、1930年製のマーフィー ボディを架装したモデルJ ディスアピアリング トップ（Disappearing Top）コンバーチブル クーペは、 2024年のオークションにて 385万5000ドルで落札されたという。2025年7月、本稿執筆時のドル換算レート（144.38 円/ドル）でおよそ5億5660万円（！）である。</p>
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<p>なお、トヨタ博物館にもルバロン ボディのモデルJフェートンが展示されている。興味のある方は足を運ばれるといいだろう。</p>
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<h3 class="wp-block-heading">VWタイプ1（ビートル）はタトラ V570のコピー？</h3>
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<p>漆黒に塗色された大柄なサルーンを目にして、私はギョッとした。緩やかな下降線を描くファストバックの真ん中から、大きな背びれが生えている。これは一体なんだ？しばらくしてメーカーの見当だけはついた。東欧チェコのタトラ（Tatra）だ。それ以上の細目がわかったのはようやく日本に戻ってからで、私を驚かせたタトラは1936年に発表されたT77Aというアッパーミドルクラスサルーンだった。</p>
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<p>タトラT77A。生産期間：1936年～1938年。生産台数：154台。前期型のT77を含めた総生産台数：255台。空冷V8 3.4リッターエンジン。最高出力：70hp。</p>
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<p>1930年代当時、さらなるスピードを可能にする方策はただ一つ、大きなエンジンを搭載することだと一般的に考えられていた。しかしエンジンを大型化すれば重量も増え、その重量増を相殺するためにさらに排気量を増やすという「負の連鎖」から免れなかった。</p>
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<p>タトラT77とその正常進化版T77Aは、高速走行を可能にするもう一つの手段として空気抵抗の低減に着目した先駆者の一人であり、その後の自動車のデザインに大きな影響を及ぼしたゲームチェンジャーだった。</p>
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<p>T77を完成させた功労者は二人いる。一人はエンジニアのハンス レドヴィンカ（Hans Ledwinka）、もう一人は空気力学のスペシャリスト、パウル ヤーライ（Paul Jaray）である。ヤーライはウィーン生まれのハンガリー人で、飛行船ツェッペリンのデザイナーでもある。LZ 127 グラーフ ツェッペリン(Graf Zeppelin)や、LZ 129ヒンデンブルク（Hindenburg）は彼の作品だ。余談だがハンガリーでは、姓名は日本と同じく「姓・名」の順に並ぶ。発音を含めて「ヤーライ パル」がもっとも原語に近いと思われる。</p>
<!-- /wp:paragraph -->

<!-- wp:paragraph -->
<p>話は1931年、タトラR&amp;D部門の一隅から始まる。この年、レドヴィンカはT77の原点となるV570を製作、バックボーンフレームのリヤに2気筒エンジンを搭載した試作車だった。次いで1933年のV570 2号車では、原始的ではあるが空力の理論を取り入れた涙滴形状のボディを試行、ヤーライが提唱する空力理論を取り入れた。</p>
<!-- /wp:paragraph -->

<!-- wp:paragraph -->
<p>二人の作業が進むそんなとき、タトラを訪れたある重要人物がV570の2号車に試乗して、いたく感激する。その人物とはアドルフ ヒトラーその人。あれは「国民車」の構想に合っているとフェルディナント ポルシェ博士に伝えた。1938年に登場したVWタイプ1「ビートル」は成り立ちといい恰好といい、不気味なまでにV570に似ていた。以降、タトラとVWとは微妙な関係になるが、1965年にVWが100万マルクを支払ってコトは落着したといわれる。</p>
<!-- /wp:paragraph -->

<!-- wp:paragraph -->
<p>話を戻そう。V570で得た教訓は、タトラがかねてから計画していたニューモデルT77で実を結んだ。T77の機構には設計者レドヴィンカの理念が色濃く表れている。シャシーの骨格は箱形断面のスチール製バックボーンで、その後部が二股に分かれてエンジンとトランスミッションを抱える。サスペンションは前が2枚の横向きリーフスプリング。後ろはやはり横置きリーフスプリングによるスイングアクスルだ。</p>
<!-- /wp:paragraph -->

<!-- wp:paragraph -->
<p>空冷エンジンの熱心な信奉者であるレドヴィンカは、T77用にバンク角90度の空冷V8をゼロから設計した。2970ccの排気量から60hp/3500rpmの最高出力を生み出す。特殊なバルブ開閉機能を取り入れて半球形燃焼室を実現していた辺りに、レドヴィンカの独創性を見ることができる。</p>
<!-- /wp:paragraph -->

<!-- wp:paragraph -->
<p>一方、外観のデザインにはパウル ヤーライが思う存分腕を振るった。風洞実験で得たノウハウを元に、従来のデザインをはるかに上回る空力特性を目標に据えてT77のボディ形状を完成させた。全体形はV570で試行した涙滴形状を踏襲している。フロントフェンダーこそ依然としてボディから独立したパーツだったが、リヤはメインボディと完全に一体のフラッシュサイドとなり、前後フェンダーを繋ぐランニングボードもない。</p>
<!-- /wp:paragraph -->

<!-- wp:paragraph -->
<p>この時代、曲面ガラスはまだ製造できなかった。しかしヤーライはウインドスクリーンが起こす空気抵抗の軽減に意を尽くし、平ガラスを使いながら極力、曲面ガラスに近い形状を目指した。つまり中央に大きな1枚ガラスを据え、その左右にAピラーに向けて角度をつけた縦型ガラスを配したのだ。留めは冒頭に記したエンジンカバー上の「背びれ」である。</p>
<!-- /wp:paragraph -->

<!-- wp:paragraph -->
<p>このテールフィンについては、高速走行時の直進安定性の向上に寄与するとの説明が一般的で、私も素人なりにその通りだろうと思う。しかしこれがあるため横風の影響も受けやすくなりそうで、その効用は限定的だったのでは、と首をかしげてしまう。読者諸氏はどうお考えだろうか？</p>
<!-- /wp:paragraph -->

<!-- wp:paragraph -->
<p>ともあれ、こうした細部にわたる工夫を凝らした結果、1/5スケールのモデルでは、空気抵抗係数（Cd値）0.245を実測したという。平均値が0.5を超える1930年代の実用車としては傑出した数値だった。</p>
<!-- /wp:paragraph -->

<!-- wp:paragraph -->
<p>ただし現実には大型の空冷V8に充分な冷却気を取り込むインテークを設ける必要があった。ヤーライは熟慮のすえ、ルーフ後端部とエンジンカバー前端に段差を設けた。こうしてできた開口部から冷却風をエンジンベイに流し、エンジンカバー上の2列のルーバーから排出するのだ。これなら空気抵抗を最小限に抑えられる。彼の努力は実を結び、わずか60hpでも140km/hの最高速に達した。</p>
<!-- /wp:paragraph -->

<!-- wp:paragraph -->
<p>かくして完成したタトラ T77は1934年のプラハショーにて発表される。理想を求めるレドヴィンカはこれに満足することなくT77の改良に取り組んだ。ボアを5mm拡げて排気量を3.4リッターに拡大、最高出力を70hpに高めると同時に、ホイールベースを伸ばして、大人6名が快適に座れるキャビンを実現した。改良版はT77Aと名づけられ、1936年発表の運びとなった。</p>
<!-- /wp:paragraph -->

<!-- wp:paragraph -->
<p>リヤエンジンレイアウトと優れた空力特性に特化したボディはタトラのトレードマークとなり、後継車のT87やT97に引き継がれていく。そして今日、電気自動車の航続距離を伸ばす有効な手段として空気力学に新たなスポットライトが当たっている。遠く1930年代にハンス レドヴィンカとパウル ヤーライの二人の技術者が切り拓いたテクノロジーの分野が、今日の乗用車のデザインに従来とは別の意義を持ったのは興味深いことだと思う。</p>
<!-- /wp:paragraph -->

]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>史上最もパワフルなマスタング　800馬力と豊かなサウンドのフォード マスタングGTD登場！</title>
		<link>https://autobild.jp/27487/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[ehara]]></dc:creator>
		<pubDate>Mon, 28 Aug 2023 22:50:00 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[新車＆ニュース]]></category>
		<category><![CDATA[新車情報]]></category>
		<category><![CDATA[Ford]]></category>
		<category><![CDATA[Ford Mustang GTD]]></category>
		<category><![CDATA[アメ車]]></category>
		<category><![CDATA[フォード]]></category>
		<category><![CDATA[フォード マスタング GT3]]></category>
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		<category><![CDATA[ルマン24時間レース]]></category>
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					<description><![CDATA[<div class="post_thumbnail"><img width="1200" height="675" src="https://autobild.jp/media/wp-content/uploads/2023/08/71468a4404e09a08.jpg" class="attachment-post-thumbnail size-post-thumbnail wp-post-image" alt="" decoding="async" loading="lazy" srcset="https://autobild.jp/media/wp-content/uploads/2023/08/71468a4404e09a08.jpg 1200w, https://autobild.jp/media/wp-content/uploads/2023/08/71468a4404e09a08-300x169.jpg 300w, https://autobild.jp/media/wp-content/uploads/2023/08/71468a4404e09a08-1024x576.jpg 1024w, https://autobild.jp/media/wp-content/uploads/2023/08/71468a4404e09a08-768x432.jpg 768w, https://autobild.jp/media/wp-content/uploads/2023/08/71468a4404e09a08-696x392.jpg 696w, https://autobild.jp/media/wp-content/uploads/2023/08/71468a4404e09a08-1068x601.jpg 1068w, https://autobild.jp/media/wp-content/uploads/2023/08/71468a4404e09a08-747x420.jpg 747w" sizes="auto, (max-width: 1200px) 100vw, 1200px" /></div><!-- wp:paragraph -->
<p><strong>フォード マスタングGTD： 800馬力の特別シリーズ。GTDはGT3の遺伝子を受け継ぐ限定ハードコア・マスタング。限定モデルのフォード マスタングGTDは、800馬力を誇る公道走行可能なレーシングカーだ。テクノロジーはGT3から導入された。</strong></p>
<!-- /wp:paragraph -->

<!-- wp:paragraph -->
<p>新型の「フォード マスタング」が発売されたばかりだというのに、すでにアメリカのメーカーはこの人気ポニーカーの限定版を発売している。フォードによれば、「マスタングGTD」は2024年のル・マン24時間レースに参戦する「マスタングGT3」のコンセプトから開発されたモデルとのこと。</p>
<!-- /wp:paragraph -->

<!-- wp:paragraph -->
<p>「マスタングGTD」は文字通り、サーキットに特化したロードカーである。GT3レースカーから直接技術を導入している。フォードは、「GTD」がニュルブルクリンクサーキット北コースノルトシュライフェで、7分を切るラップタイムを目標にするために、それを採用したと主張している。</p>
<!-- /wp:paragraph -->

<!-- wp:heading {"level":3} -->
<h3>フォード マスタングGTD、約800馬力と豊かなサウンド</h3>
<!-- /wp:heading -->

<!-- wp:paragraph -->
<p>「マスタングGTD」の心臓部には、ツインエアインテークとドライサンプエンジンオイルシステムを備えた、特別に開発された5.2リッタースーパーチャージドV8が搭載されている。このエンジンは7500rpmを超えることが可能で、目標出力は800馬力超に達し、「GTD」はマスタング史上最もパワフルなモデルとなる。</p>
<!-- /wp:paragraph -->

<!-- wp:image {"id":27489,"sizeSlug":"large"} -->
<figure class="wp-block-image size-large"><img src="https://autobild.jp/media/wp-content/uploads/2023/08/Mustang-GTD-on-Track-1-de5e468c37db9bde-1024x683.jpg" alt="" class="wp-image-27489"/><figcaption>公道用のモータースポーツテクノロジー： 巨大なリアウイング、ホイールアーチベント、ディフューザーがど迫力の外観を作り出している。</figcaption></figure>
<!-- /wp:image -->

<!-- wp:paragraph -->
<p>しかし、サーキットでの使用に最適化された優れたクルマと同様、それは単なるパフォーマンスだけではない。例えば、「マスタングGTD」には、デュアルスプリングレートと車高調整機能を備えた先進のセミアクティブサスペンションが採用されている。ショートロングアームのフロントサスペンションは、横方向の剛性を高め、運動性能を向上させると言われている。</p>
<!-- /wp:paragraph -->

<!-- wp:heading {"level":3} -->
<h3>ダウンフォースを高めるエアロダイナミクスエレメント</h3>
<!-- /wp:heading -->

<!-- wp:paragraph -->
<p>新しいサスペンションを補完するのは、20インチの鍛造アルミニウムまたはマグネシウムホイールと、フロントに325、リアに345の巨大なタイヤである。アグレッシブなホイールとタイヤパッケージの背後には、ブレンボ製カーボンセラミックブレーキが装備されている。リアブレーキを冷却するために、リアサスペンションの下には冷却ダクトまで設けられている。</p>
<!-- /wp:paragraph -->

<!-- wp:image {"id":27490,"sizeSlug":"large"} -->
<figure class="wp-block-image size-large"><img src="https://autobild.jp/media/wp-content/uploads/2023/08/Ford-Mustang-GTD-1-c2f3587c07f72ffb-1024x683.jpg" alt="" class="wp-image-27490"/><figcaption>大型フロントエアインテーク、大型フロントスプリッター、エアロダイナミクスのためのサイドフリックを備えた邪悪なルックス。</figcaption></figure>
<!-- /wp:image -->

<!-- wp:paragraph -->
<p>しかし、それだけでなく、エアロダイナミクスにも手が加えられている。カーボンファイバー製のアンダーボディパンが標準装備され、油圧制御式のフロントフラップが気流のコントロールをサポートする。</p>
<!-- /wp:paragraph -->

<!-- wp:paragraph -->
<p>ウイング、ボンネット、トランクリッド、ドアシル、フロントスプリッター、リアディフューザー、ルーフはすべて軽量カーボンファイバー製。Cピラーに取り付けられたリアウイングは油圧制御でダウンフォースを最適に調整する。フォードは、このクルマが発生させるダウンフォースの正確な量をまだ明らかにしていない。</p>
<!-- /wp:paragraph -->

<!-- wp:heading {"level":3} -->
<h3>マスタングGTDの価格： 275,000ユーロ（約4,400万円）以上</h3>
<!-- /wp:heading -->

<!-- wp:paragraph -->
<p>パフォーマンス志向を考えれば、「マスタングGTD」の価格が新たな領域に達することは驚くには当たらない。このような馬力のマシンを自分のものと呼ぼうとする者は、財布に大金を持っていなければならない： 基本価格は約30万ドル（約4,400万円）だ。</p>
<!-- /wp:paragraph -->

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<!-- wp:paragraph -->
<p>Text: Sebastian Friemel<br> Photo: Ford</p>
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<p><strong>フォード マスタングGTD： 800馬力の特別シリーズ。GTDはGT3の遺伝子を受け継ぐ限定ハードコア・マスタング。限定モデルのフォード マスタングGTDは、800馬力を誇る公道走行可能なレーシングカーだ。テクノロジーはGT3から導入された。</strong></p>
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<p>新型の「フォード マスタング」が発売されたばかりだというのに、すでにアメリカのメーカーはこの人気ポニーカーの限定版を発売している。フォードによれば、「マスタングGTD」は2024年のル・マン24時間レースに参戦する「マスタングGT3」のコンセプトから開発されたモデルとのこと。</p>
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<p>「マスタングGTD」は文字通り、サーキットに特化したロードカーである。GT3レースカーから直接技術を導入している。フォードは、「GTD」がニュルブルクリンクサーキット北コースノルトシュライフェで、7分を切るラップタイムを目標にするために、それを採用したと主張している。</p>
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<!-- wp:heading {"level":3} -->
<h3>フォード マスタングGTD、約800馬力と豊かなサウンド</h3>
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<p>「マスタングGTD」の心臓部には、ツインエアインテークとドライサンプエンジンオイルシステムを備えた、特別に開発された5.2リッタースーパーチャージドV8が搭載されている。このエンジンは7500rpmを超えることが可能で、目標出力は800馬力超に達し、「GTD」はマスタング史上最もパワフルなモデルとなる。</p>
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<p>しかし、サーキットでの使用に最適化された優れたクルマと同様、それは単なるパフォーマンスだけではない。例えば、「マスタングGTD」には、デュアルスプリングレートと車高調整機能を備えた先進のセミアクティブサスペンションが採用されている。ショートロングアームのフロントサスペンションは、横方向の剛性を高め、運動性能を向上させると言われている。</p>
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<h3>ダウンフォースを高めるエアロダイナミクスエレメント</h3>
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<p>新しいサスペンションを補完するのは、20インチの鍛造アルミニウムまたはマグネシウムホイールと、フロントに325、リアに345の巨大なタイヤである。アグレッシブなホイールとタイヤパッケージの背後には、ブレンボ製カーボンセラミックブレーキが装備されている。リアブレーキを冷却するために、リアサスペンションの下には冷却ダクトまで設けられている。</p>
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<p>しかし、それだけでなく、エアロダイナミクスにも手が加えられている。カーボンファイバー製のアンダーボディパンが標準装備され、油圧制御式のフロントフラップが気流のコントロールをサポートする。</p>
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<h3>マスタングGTDの価格： 275,000ユーロ（約4,400万円）以上</h3>
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<p>パフォーマンス志向を考えれば、「マスタングGTD」の価格が新たな領域に達することは驚くには当たらない。このような馬力のマシンを自分のものと呼ぼうとする者は、財布に大金を持っていなければならない： 基本価格は約30万ドル（約4,400万円）だ。</p>
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<p>Text: Sebastian Friemel<br> Photo: Ford</p>
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		<title>マツダがルマン サルトサーキットで「マツダ787B」のデモンストレーション走行を実施する</title>
		<link>https://autobild.jp/24422/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[ehara]]></dc:creator>
		<pubDate>Sat, 27 May 2023 04:50:00 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[ニュース]]></category>
		<category><![CDATA[新車＆ニュース]]></category>
		<category><![CDATA[Mazda]]></category>
		<category><![CDATA[サルトサーキット]]></category>
		<category><![CDATA[マツダ]]></category>
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		<category><![CDATA[日本車]]></category>
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					<description><![CDATA[<div class="post_thumbnail"><img width="1213" height="791" src="https://autobild.jp/media/wp-content/uploads/2023/05/91lm22ms_s.jpg" class="attachment-post-thumbnail size-post-thumbnail wp-post-image" alt="" decoding="async" loading="lazy" srcset="https://autobild.jp/media/wp-content/uploads/2023/05/91lm22ms_s.jpg 1213w, https://autobild.jp/media/wp-content/uploads/2023/05/91lm22ms_s-300x196.jpg 300w, https://autobild.jp/media/wp-content/uploads/2023/05/91lm22ms_s-1024x668.jpg 1024w, https://autobild.jp/media/wp-content/uploads/2023/05/91lm22ms_s-768x501.jpg 768w, https://autobild.jp/media/wp-content/uploads/2023/05/91lm22ms_s-696x454.jpg 696w, https://autobild.jp/media/wp-content/uploads/2023/05/91lm22ms_s-1068x696.jpg 1068w, https://autobild.jp/media/wp-content/uploads/2023/05/91lm22ms_s-644x420.jpg 644w" sizes="auto, (max-width: 1213px) 100vw, 1213px" /></div><!-- wp:paragraph -->
<p><strong>マツダは、2023年6月7日～11日（現地時間）にフランスのルマン サルトサーキットで行われるルマン24時間レース100周年大会（第91回大会）において、「マツダ787B」のデモンストレーション走行を行う。</strong></p>
<!-- /wp:paragraph -->

<!-- wp:paragraph -->
<p>マツダ787Bは4ローターロータリーエンジンを搭載し、1991年の第59回 ルマン24時間レースにおいて日本車として初の総合優勝を果たした車両であることはご存知の通り。今回のデモンストレーション走行は、大会主催者であるACO（Automobile Club de l'Ouest：フランス西部自動車クラブ）からの招待を受けて実現するもので、同レース29回の出場経験をもつ寺田 陽次郎氏の運転により、6月9日と10日に実施される（雨天の場合マツダ787Bのデモンストレーション走行は中止）</p>
<!-- /wp:paragraph -->

<!-- wp:paragraph -->
<p>ルマン100周年大会では、ACOの呼びかけに応じて歴代の優勝車がサルトサーキット内のルマンミュージアムにて6月1日から7月2日まで展示される。マツダ787Bは、6月9日夜にはショートコースでパレード走行を行い、10日の24時間レース本戦前にはトヨタ/TOYOTA GAZOO Racingの歴代優勝車などと共に、サルトサーキットのフルコースを使ったデモンストレーション走行を行ない、6月30日から7月2日まで行われるルマン クラシックでもデモンストレーション走行を予定している。</p>
<!-- /wp:paragraph -->

<!-- wp:paragraph -->
<p>また、ルマン100周年大会中には、日本政府観光局（JNTO）、トヨタ、マツダによるテーマ展示「Japan Endless Discovery」を行なう。これは、日本のカーボンニュートラルに向けた取り組みの紹介や、訪日インバウンド観光の促進を図るもので、マツダは最新のロータリーエンジンを発電機として使用する「MAZDA MX-30 e-SKYACTIV R-EV」（欧州仕様）などの展示が予定されている。</p>
<!-- /wp:paragraph -->

<!-- wp:paragraph -->
<p>■ マツダ ルマン優勝30周年記念特設サイト<br> https://www.mazda.com/ja/innovation/lemans30th/</p>
<!-- /wp:paragraph -->

<!-- wp:paragraph -->
<p>■ ルマン24時間レース100周年記念 ACOサイト（英語）<br> https://www.24h-lemans.com/en/centenary</p>
<!-- /wp:paragraph -->

<!-- wp:paragraph -->
<p>Text：アウトビルトジャパン<br>Photo：マツダ</p>
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<p><strong>マツダは、2023年6月7日～11日（現地時間）にフランスのルマン サルトサーキットで行われるルマン24時間レース100周年大会（第91回大会）において、「マツダ787B」のデモンストレーション走行を行う。</strong></p>
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<p>マツダ787Bは4ローターロータリーエンジンを搭載し、1991年の第59回 ルマン24時間レースにおいて日本車として初の総合優勝を果たした車両であることはご存知の通り。今回のデモンストレーション走行は、大会主催者であるACO（Automobile Club de l'Ouest：フランス西部自動車クラブ）からの招待を受けて実現するもので、同レース29回の出場経験をもつ寺田 陽次郎氏の運転により、6月9日と10日に実施される（雨天の場合マツダ787Bのデモンストレーション走行は中止）</p>
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<p>ルマン100周年大会では、ACOの呼びかけに応じて歴代の優勝車がサルトサーキット内のルマンミュージアムにて6月1日から7月2日まで展示される。マツダ787Bは、6月9日夜にはショートコースでパレード走行を行い、10日の24時間レース本戦前にはトヨタ/TOYOTA GAZOO Racingの歴代優勝車などと共に、サルトサーキットのフルコースを使ったデモンストレーション走行を行ない、6月30日から7月2日まで行われるルマン クラシックでもデモンストレーション走行を予定している。</p>
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<p>また、ルマン100周年大会中には、日本政府観光局（JNTO）、トヨタ、マツダによるテーマ展示「Japan Endless Discovery」を行なう。これは、日本のカーボンニュートラルに向けた取り組みの紹介や、訪日インバウンド観光の促進を図るもので、マツダは最新のロータリーエンジンを発電機として使用する「MAZDA MX-30 e-SKYACTIV R-EV」（欧州仕様）などの展示が予定されている。</p>
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<p>■ マツダ ルマン優勝30周年記念特設サイト<br> https://www.mazda.com/ja/innovation/lemans30th/</p>
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<p>■ ルマン24時間レース100周年記念 ACOサイト（英語）<br> https://www.24h-lemans.com/en/centenary</p>
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<p>Text：アウトビルトジャパン<br>Photo：マツダ</p>
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