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	<title>フェルディナントピエヒ - AUTO BILD JAPAN Web（アウトビルトジャパンウェブ） 世界最大級のクルマ情報サイト</title>
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	<description>世界最大級のクルマ情報サイトAUTO BILDの日本版。いち早い新車情報。高品質なオリジナル動画ビデオ満載。チューニングカー、ネオクラシックなど世界のクルマ情報は「アウトビルトジャパン」でゲット！</description>
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		<title>さよならアウディTT　誕生から25周年を迎えたアイコンモデル　アウディTTについて名デザイナーのペター シュライヤーが語る</title>
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		<dc:creator><![CDATA[ehara]]></dc:creator>
		<pubDate>Sat, 24 Jun 2023 22:50:00 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[面白ネタ＆ストーリー]]></category>
		<category><![CDATA[Audi]]></category>
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					<description><![CDATA[<div class="post_thumbnail"><img width="1207" height="679" src="https://autobild.jp/media/wp-content/uploads/2023/06/Schreyer-bc25a59ea80166cf.jpg" class="attachment-post-thumbnail size-post-thumbnail wp-post-image" alt="" decoding="async" fetchpriority="high" srcset="https://autobild.jp/media/wp-content/uploads/2023/06/Schreyer-bc25a59ea80166cf.jpg 1207w, https://autobild.jp/media/wp-content/uploads/2023/06/Schreyer-bc25a59ea80166cf-300x169.jpg 300w, https://autobild.jp/media/wp-content/uploads/2023/06/Schreyer-bc25a59ea80166cf-1024x576.jpg 1024w, https://autobild.jp/media/wp-content/uploads/2023/06/Schreyer-bc25a59ea80166cf-768x432.jpg 768w, https://autobild.jp/media/wp-content/uploads/2023/06/Schreyer-bc25a59ea80166cf-696x392.jpg 696w, https://autobild.jp/media/wp-content/uploads/2023/06/Schreyer-bc25a59ea80166cf-1068x601.jpg 1068w, https://autobild.jp/media/wp-content/uploads/2023/06/Schreyer-bc25a59ea80166cf-747x420.jpg 747w" sizes="(max-width: 1207px) 100vw, 1207px" /></div><!-- wp:paragraph -->
<p><strong>アウディTTの25年。デザイナー、ペター シュライヤーと傑作アウディTTの出会い。アイコンが誕生日を迎えた！アウディTTの誕生25周年を記念して、デザイナーのペター シュライヤーが、彼のラウンドスポーツカーについて解説してくれた。</strong></p>
<!-- /wp:paragraph -->

<!-- wp:paragraph -->
<p>「自分の車」の前に立ち、前と後ろを交互に見て、ホイールを見て、「どうしてこんなに小さなホイールなんだろう、誰が決めたんだ？」と冗談から始まった。</p>
<!-- /wp:paragraph -->

<!-- wp:paragraph -->
<p>ペター シュライヤーは今年で70歳になると言うが、見た目ではわからない。今日紹介するモデルが「誕生」したとき、彼はアウディのデザイン責任者で、それまで「VWゴルフ4」や「VWニュービートル」を発明していた。そして、「アウディTT」が登場した。1998年には、「ゴルフ4」のテクノロジーを搭載したラウンドモデルが発売された。4.04メートルとコンパクトになり、1.35メートルと「ニュービートル」より15センチも平らになった。</p>
<!-- /wp:paragraph -->

<!-- wp:paragraph -->
<p>「TT」の25年。今日、私たちはアイコンに敬意を表し、マスターとそのマスターピースを祝福する。彼は自分の愛車である、この傑作を、「ブリリアントレッド」（コードLY3J）で塗装し、1998年から2006年まで生産された最初のシリーズ、内部モデル呼称「8N」の最後の「TT」の一台である。</p>
<!-- /wp:paragraph -->

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<figure class="wp-block-image size-large"><img src="https://autobild.jp/media/wp-content/uploads/2023/06/vorn-a631c803bdecab3c-1024x684.jpg" alt="" class="wp-image-25366"/><figcaption>初代アウディTTはゴルフ4がベースになっており、4m強とコンパクトな車だった。</figcaption></figure>
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<!-- wp:paragraph -->
<p>この1台は「アウディ トラディション」からのもので、2005年に製造され、オリジナルの1,450kg、1.8リッターターボで180馬力、前輪駆動で、残念ながらテールパイプは1本だけで、クワトロのように2本ではない。そうだ、ホイールもそうだ。16インチは本当にちっぽけで、ほとんどは17インチか18インチだった。</p>
<!-- /wp:paragraph -->

<!-- wp:heading {"level":3} -->
<h3>ラルフ ローレンは、アウディTTのカラー「ニンバスグレー」を気に入った</h3>
<!-- /wp:heading -->

<!-- wp:paragraph -->
<p>そして、デザインマスターはこの色について、「私はニンバスグレーが好きだ」と、異なるボディカラーについて言及した。このソリッドカラーは、当時のロードスターのプレゼンテーションカラーだった。「その後、ファッションデザイナーのラルフ ローレンから電話があり、この色を気に入ってくれました」と、シュライヤーはニヤニヤしながら言う。VWのボス、マーティン ヴィンターコーンも東京で「オープンTT」を見たとき、話が弾んだ。「この色は誰が作ったんだ？」と言いながら、熱心に質問していたそうだ。</p>
<!-- /wp:paragraph -->

<!-- wp:image {"id":25367,"sizeSlug":"large"} -->
<figure class="wp-block-image size-large"><img src="https://autobild.jp/media/wp-content/uploads/2023/06/Innen-schreyer-eccfc2ae507d2c7c-1024x683.jpg" alt="" class="wp-image-25367"/><figcaption>巨匠が愛車を解説： TTのザインを担当したペター シュライヤーは我々に、その詳細を教えてくれた。</figcaption></figure>
<!-- /wp:image -->

<!-- wp:paragraph -->
<p>1994年にシュライヤーがアウディのデザインを担当したとき、「TT」は、アウディのウィッシュリスト（開発希望リスト）に載っていた。開発ボスのハッケンベルクは、高い実用価値を持つスポーツカーを望んでいた。夏の終わり、最初のスケッチと1:4モデルがカリフォルニアで作成され、その製作には、シュライヤーと米国のデザイナー、フリーマン トーマスが大きく関わった。「このクルマは、シェルだけでなく、インテリアも含めて、すべてが絶対的なものでなければならなかった」と、今日、巨匠は語る。</p>
<!-- /wp:paragraph -->

<!-- wp:heading {"level":3} -->
<h3>コックピットは触覚のようなものでなければならなかった</h3>
<!-- /wp:heading -->

<!-- wp:paragraph -->
<p>例えば、シートヒーターのボタンがある。押したら出てきて、好みの温度にするのだ。「磁器製の照明スイッチのようなものです」とシュライヤーは説明する。「素晴らしい触覚体験です」。あるいは、カーステレオを覆い隠す金属製フラップ。彼らはどうしてもコックピットを「クリーン」な状態にしたかった。そしてこのフラップは、カーステレオの側面も含めてすべてを覆い、開いたときには庇のような違和感のないようにする必要があった。</p>
<!-- /wp:paragraph -->

<!-- wp:paragraph -->
<p>もちろん、それにはお金がかかった。そして、贅沢なカーペットにもお金がかかった。他のクルマにあるような、ただのベロアではなく、貴重なオールドタイマーのようなループカーペットを！吹き出し口のトリムも。金属製で、金属のように見えるプラスチック製ではない。シュライヤーは、「みんながこのプロジェクトに100パーセント賛同してくれた。ハッケンベルクも、役員のペフゲンも、自分たちの思い通りのものを作りたかったのです」。</p>
<!-- /wp:paragraph -->

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<figure class="wp-block-image size-large"><img src="https://autobild.jp/media/wp-content/uploads/2023/06/Cockpit-1e38718f0b15789d-1024x683.jpg" alt="" class="wp-image-25368"/><figcaption>なんという優れたデザイン、なんという優れた仕上げなのだろう！特にTT用のコックピットには、カーステレオを覆う金属製フラップが付いている。</figcaption></figure>
<!-- /wp:image -->

<!-- wp:paragraph -->
<p>シュライヤーは、数ヶ月前にVWを説得するために、さらに努力しなければならなかった。ヴォルフスブルクのVWデザインセンター「ヴァルハラ」で、「ニュービートル」のプロトタイプを発表した。デザイナーは1/1モデルを発表し、その後ろにハービーのポスターを掲げた。あまりの影響力の大きさに、撤去することになったそうだ。</p>
<!-- /wp:paragraph -->

<!-- wp:heading {"level":3} -->
<h3>フェルディナンド ピエヒは、アウディTTの生産に賛成した</h3>
<!-- /wp:heading -->

<!-- wp:paragraph -->
<p>4人のデザイナー、4人の取締役が「ヴァルハラ」に。そこに家長のピエヒがやってきた、とシュライヤーは振り返る。「誰がこのクルマを買うのか」を知りたかったのだ。4人のデザイナーの腕が上がり、4人の役員の腕は下がったままだった。ピエヒは周囲を見回し、腕を上げ、こう言ったとシュライヤーは言う。「それと私！そして、このビートルを買うのは私だ！」と。</p>
<!-- /wp:paragraph -->

<!-- wp:image {"id":25370,"sizeSlug":"large"} -->
<figure class="wp-block-image size-large"><img src="https://autobild.jp/media/wp-content/uploads/2023/06/Mitzieher-ce7175d2cbeba6d3-1024x683.jpg" alt="" class="wp-image-25370"/><figcaption>デザインアイコンだ！TTは1998年に発売されたが、こちらは2005年のもので、走行距離は2000km未満だ。</figcaption></figure>
<!-- /wp:image -->

<!-- wp:paragraph -->
<p>それに反して、「TT」はそんなに難しい誕生ではなく、誰もが欲しがった。とはいえ、「ビートルとTT、どちらもかなり幾何学的なクルマなんですよ」と名匠は言う。</p>
<!-- /wp:paragraph -->

<!-- wp:paragraph -->
<p>「ただ、TTの方がずっと細部へのこだわりが許されたというだけです。例えば、フロント中央の2つのエアベントの問題です」。シュライヤーは、コックピットからウィンドスクリーンを通して、その経路を示す。前方では空気が乗員に、後方ではフロントガラスに流れ、すべてが一体となっている。あるいは、8つのポイントを持つもの。ノズル、フューエルフィラーキャップ、ドアオープナー、ボタンなど、いたるところに8つのくぼみがある。大量生産されたものには、ほとんど見当たらない。ただし、ステアリングコラムのレバーは別だ。そして、名前もそうだ。</p>
<!-- /wp:paragraph -->

<!-- wp:heading {"level":3} -->
<h3>「TTの響きもいいし、それにNSUにはすでに似たようなものがあったしね」</h3>
<!-- /wp:heading -->

<!-- wp:paragraph -->
<p>「もともとは、この車をA3クーペと呼ぶ案もあったんだ」とシュライヤーは言う。「想像してみてよ！」　職人にとっては考えられないことだ。「そこで、ウィーンからインゴルシュタットへの出張の帰りに、「TT」という名前を考案したのです」。シュライヤーは、「フェラーリ512BBが好きだからか、車の名前には2文字が好きなんだ」と笑顔で語る。彼はレンタカーの「BMW 5シリーズ」に座り、運転しながら考え、アルファベットを並べた。今にして思えば、彼が「A」から始めて「T」で行き詰まったのは幸運だったと言えるだろう。</p>
<!-- /wp:paragraph -->

<!-- wp:heading {"level":3} -->
<h3>ペター シュライヤーにとって、アウディTTは幸運の一撃だった</h3>
<!-- /wp:heading -->

<!-- wp:paragraph -->
<p>デザイナーにとって、「TT」は幸運の一撃だった。第一に、前任者がいなかったこと、第二に、必要なすべての自由があったこと、第三に、フルレンジで描くことが許されたことである。ただ一度だけ、「TT」が発売されたときに、「ちょっとデザインをやりすぎたかな」と思ったことがあるそうだ。友人が「TT」を借りてきて、「どうやって窓を下げるんだ？」と訊かれた。この話をすると、デザイナーは苦笑せざるを得ない。ウィンドウレギュレーターは、運転席側にある2つの小さな突起状の金属製スイッチで、これも量産品ではなく「TT」オリジナルである。</p>
<!-- /wp:paragraph -->

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<figure class="wp-block-image size-large"><img src="https://autobild.jp/media/wp-content/uploads/2023/06/hinten-870ee00b085acc15-1024x684.jpg" alt="" class="wp-image-25369"/><figcaption>リアスポイラー：TTは当初、ロードホールディング性能が足りなかったため、1999年からリアスポイラーが装着された。</figcaption></figure>
<!-- /wp:image -->

<!-- wp:paragraph -->
<p>この小さなアウディが、価値のあるデザインアイコンになったのは、そんなディテールのおかげでもあるのだろう。巨匠はそのことをずっと前から知っていた。彼のガレージには「TT」と「ニュービートル」が停まっている。どちらも彼自身のマスターピースである。</p>
<!-- /wp:paragraph -->

<!-- wp:paragraph -->
<p>Text: Andreas May<br> Photo: AUTO BILD / F. Roschki</p>
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<p><strong>アウディTTの25年。デザイナー、ペター シュライヤーと傑作アウディTTの出会い。アイコンが誕生日を迎えた！アウディTTの誕生25周年を記念して、デザイナーのペター シュライヤーが、彼のラウンドスポーツカーについて解説してくれた。</strong></p>
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<p>「自分の車」の前に立ち、前と後ろを交互に見て、ホイールを見て、「どうしてこんなに小さなホイールなんだろう、誰が決めたんだ？」と冗談から始まった。</p>
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<p>ペター シュライヤーは今年で70歳になると言うが、見た目ではわからない。今日紹介するモデルが「誕生」したとき、彼はアウディのデザイン責任者で、それまで「VWゴルフ4」や「VWニュービートル」を発明していた。そして、「アウディTT」が登場した。1998年には、「ゴルフ4」のテクノロジーを搭載したラウンドモデルが発売された。4.04メートルとコンパクトになり、1.35メートルと「ニュービートル」より15センチも平らになった。</p>
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<p>「TT」の25年。今日、私たちはアイコンに敬意を表し、マスターとそのマスターピースを祝福する。彼は自分の愛車である、この傑作を、「ブリリアントレッド」（コードLY3J）で塗装し、1998年から2006年まで生産された最初のシリーズ、内部モデル呼称「8N」の最後の「TT」の一台である。</p>
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<p>この1台は「アウディ トラディション」からのもので、2005年に製造され、オリジナルの1,450kg、1.8リッターターボで180馬力、前輪駆動で、残念ながらテールパイプは1本だけで、クワトロのように2本ではない。そうだ、ホイールもそうだ。16インチは本当にちっぽけで、ほとんどは17インチか18インチだった。</p>
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<!-- wp:heading {"level":3} -->
<h3>ラルフ ローレンは、アウディTTのカラー「ニンバスグレー」を気に入った</h3>
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<p>そして、デザインマスターはこの色について、「私はニンバスグレーが好きだ」と、異なるボディカラーについて言及した。このソリッドカラーは、当時のロードスターのプレゼンテーションカラーだった。「その後、ファッションデザイナーのラルフ ローレンから電話があり、この色を気に入ってくれました」と、シュライヤーはニヤニヤしながら言う。VWのボス、マーティン ヴィンターコーンも東京で「オープンTT」を見たとき、話が弾んだ。「この色は誰が作ったんだ？」と言いながら、熱心に質問していたそうだ。</p>
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<p>1994年にシュライヤーがアウディのデザインを担当したとき、「TT」は、アウディのウィッシュリスト（開発希望リスト）に載っていた。開発ボスのハッケンベルクは、高い実用価値を持つスポーツカーを望んでいた。夏の終わり、最初のスケッチと1:4モデルがカリフォルニアで作成され、その製作には、シュライヤーと米国のデザイナー、フリーマン トーマスが大きく関わった。「このクルマは、シェルだけでなく、インテリアも含めて、すべてが絶対的なものでなければならなかった」と、今日、巨匠は語る。</p>
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<h3>コックピットは触覚のようなものでなければならなかった</h3>
<!-- /wp:heading -->

<!-- wp:paragraph -->
<p>例えば、シートヒーターのボタンがある。押したら出てきて、好みの温度にするのだ。「磁器製の照明スイッチのようなものです」とシュライヤーは説明する。「素晴らしい触覚体験です」。あるいは、カーステレオを覆い隠す金属製フラップ。彼らはどうしてもコックピットを「クリーン」な状態にしたかった。そしてこのフラップは、カーステレオの側面も含めてすべてを覆い、開いたときには庇のような違和感のないようにする必要があった。</p>
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<p>もちろん、それにはお金がかかった。そして、贅沢なカーペットにもお金がかかった。他のクルマにあるような、ただのベロアではなく、貴重なオールドタイマーのようなループカーペットを！吹き出し口のトリムも。金属製で、金属のように見えるプラスチック製ではない。シュライヤーは、「みんながこのプロジェクトに100パーセント賛同してくれた。ハッケンベルクも、役員のペフゲンも、自分たちの思い通りのものを作りたかったのです」。</p>
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<p>シュライヤーは、数ヶ月前にVWを説得するために、さらに努力しなければならなかった。ヴォルフスブルクのVWデザインセンター「ヴァルハラ」で、「ニュービートル」のプロトタイプを発表した。デザイナーは1/1モデルを発表し、その後ろにハービーのポスターを掲げた。あまりの影響力の大きさに、撤去することになったそうだ。</p>
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<h3>フェルディナンド ピエヒは、アウディTTの生産に賛成した</h3>
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<p>4人のデザイナー、4人の取締役が「ヴァルハラ」に。そこに家長のピエヒがやってきた、とシュライヤーは振り返る。「誰がこのクルマを買うのか」を知りたかったのだ。4人のデザイナーの腕が上がり、4人の役員の腕は下がったままだった。ピエヒは周囲を見回し、腕を上げ、こう言ったとシュライヤーは言う。「それと私！そして、このビートルを買うのは私だ！」と。</p>
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<p>それに反して、「TT」はそんなに難しい誕生ではなく、誰もが欲しがった。とはいえ、「ビートルとTT、どちらもかなり幾何学的なクルマなんですよ」と名匠は言う。</p>
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<p>「ただ、TTの方がずっと細部へのこだわりが許されたというだけです。例えば、フロント中央の2つのエアベントの問題です」。シュライヤーは、コックピットからウィンドスクリーンを通して、その経路を示す。前方では空気が乗員に、後方ではフロントガラスに流れ、すべてが一体となっている。あるいは、8つのポイントを持つもの。ノズル、フューエルフィラーキャップ、ドアオープナー、ボタンなど、いたるところに8つのくぼみがある。大量生産されたものには、ほとんど見当たらない。ただし、ステアリングコラムのレバーは別だ。そして、名前もそうだ。</p>
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<h3>「TTの響きもいいし、それにNSUにはすでに似たようなものがあったしね」</h3>
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<p>「もともとは、この車をA3クーペと呼ぶ案もあったんだ」とシュライヤーは言う。「想像してみてよ！」　職人にとっては考えられないことだ。「そこで、ウィーンからインゴルシュタットへの出張の帰りに、「TT」という名前を考案したのです」。シュライヤーは、「フェラーリ512BBが好きだからか、車の名前には2文字が好きなんだ」と笑顔で語る。彼はレンタカーの「BMW 5シリーズ」に座り、運転しながら考え、アルファベットを並べた。今にして思えば、彼が「A」から始めて「T」で行き詰まったのは幸運だったと言えるだろう。</p>
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<h3>ペター シュライヤーにとって、アウディTTは幸運の一撃だった</h3>
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<p>デザイナーにとって、「TT」は幸運の一撃だった。第一に、前任者がいなかったこと、第二に、必要なすべての自由があったこと、第三に、フルレンジで描くことが許されたことである。ただ一度だけ、「TT」が発売されたときに、「ちょっとデザインをやりすぎたかな」と思ったことがあるそうだ。友人が「TT」を借りてきて、「どうやって窓を下げるんだ？」と訊かれた。この話をすると、デザイナーは苦笑せざるを得ない。ウィンドウレギュレーターは、運転席側にある2つの小さな突起状の金属製スイッチで、これも量産品ではなく「TT」オリジナルである。</p>
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<figure class="wp-block-image size-large"><img src="https://autobild.jp/media/wp-content/uploads/2023/06/hinten-870ee00b085acc15-1024x684.jpg" alt="" class="wp-image-25369"/><figcaption>リアスポイラー：TTは当初、ロードホールディング性能が足りなかったため、1999年からリアスポイラーが装着された。</figcaption></figure>
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<p>この小さなアウディが、価値のあるデザインアイコンになったのは、そんなディテールのおかげでもあるのだろう。巨匠はそのことをずっと前から知っていた。彼のガレージには「TT」と「ニュービートル」が停まっている。どちらも彼自身のマスターピースである。</p>
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<p>Text: Andreas May<br> Photo: AUTO BILD / F. Roschki</p>
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