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	<title>ピンツァガウアー - AUTO BILD JAPAN Web（アウトビルトジャパンウェブ） 世界最大級のクルマ情報サイト</title>
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	<description>世界最大級のクルマ情報サイトAUTO BILDの日本版。いち早い新車情報。高品質なオリジナル動画ビデオ満載。チューニングカー、ネオクラシックなど世界のクルマ情報は「アウトビルトジャパン」でゲット！</description>
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	<title>ピンツァガウアー - AUTO BILD JAPAN Web（アウトビルトジャパンウェブ） 世界最大級のクルマ情報サイト</title>
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		<title>【クラシック オブ ザ デイ】ボルボC303　最高級の直6を搭載した荒削りなクラシックボルボ　はいこれも正真正銘ボルボです</title>
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		<dc:creator><![CDATA[ehara]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 04 Mar 2022 06:50:00 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[旧車＆ネオクラシック]]></category>
		<category><![CDATA[面白ネタ＆ストーリー]]></category>
		<category><![CDATA[C303]]></category>
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					<description><![CDATA[<div class="post_thumbnail"><img width="1010" height="568" src="https://autobild.jp/media/wp-content/uploads/2022/03/Vol_Lap_HNE_84_16_9-c9ad7dd1408fd41a.jpg" class="attachment-post-thumbnail size-post-thumbnail wp-post-image" alt="" decoding="async" fetchpriority="high" srcset="https://autobild.jp/media/wp-content/uploads/2022/03/Vol_Lap_HNE_84_16_9-c9ad7dd1408fd41a.jpg 1010w, https://autobild.jp/media/wp-content/uploads/2022/03/Vol_Lap_HNE_84_16_9-c9ad7dd1408fd41a-300x169.jpg 300w, https://autobild.jp/media/wp-content/uploads/2022/03/Vol_Lap_HNE_84_16_9-c9ad7dd1408fd41a-768x432.jpg 768w, https://autobild.jp/media/wp-content/uploads/2022/03/Vol_Lap_HNE_84_16_9-c9ad7dd1408fd41a-696x391.jpg 696w, https://autobild.jp/media/wp-content/uploads/2022/03/Vol_Lap_HNE_84_16_9-c9ad7dd1408fd41a-747x420.jpg 747w" sizes="(max-width: 1010px) 100vw, 1010px" /></div><!-- wp:paragraph -->
<p><strong>ボルボC303： 全輪駆動の魅力とそのレストア。直6を搭載した荒削りなボルボC303をレストアする。ボルボC303は、見た目は荒くれ者だが、ボルボ製の6気筒エンジンの音で楽しませてくれる。レポート。</strong></p>
<!-- /wp:paragraph -->

<!-- wp:paragraph -->
<p>まず時代をさかのぼることから始めよう。2009年冬、「カリンシアン スノーラリー」。 ポータルアクスルを備えた高さのある箱型の軍用車両が、雪のシモンヘーエを力なく登っていく。そして、慢性的な騒音に悩まされながら道端にたたずむドライバーたちから、「このエンジンは誰が供給したんだ」と感心される。「エンジンはロールスロイス？」。</p>
<!-- /wp:paragraph -->

<!-- wp:paragraph -->
<p>床から40cmほど高い位置にある運転席に乗り込み、イグニッションキーを回してスタートボタンを押すと、やはりこの比較は適切なようだ。リーフスプリングにリジッドアクスル、運転席には厚手の手袋で操作するための特大のスイッチやダイヤルを備えた軍用装備に、直列6気筒ガソリンエンジンの気高い音が響く。</p>
<!-- /wp:paragraph -->

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<figure class="wp-block-image size-large"><img src="https://i.auto-bild.de/ir_img/3/0/2/4/8/0/3/Vol_Lap_HNE_42-e844458f9a367954.jpg" alt=""/><figcaption>ホイールを投げ出してしまいそうなほどタイヤが曲がる。</figcaption></figure>
<!-- /wp:image -->

<!-- wp:paragraph -->
<p>この車は「レンジローバー」のV8を搭載したエッジの効いた軍用車、「ランドローバー101フォワードコントロール」を彷彿とさせる。つまり、このボルボは荒々しい軍用車のようにしか見えないのだ。</p>
<!-- /wp:paragraph -->

<!-- wp:paragraph -->
<p>走ってみると、パワーレスステアリングを除けば、絶妙な重量配分（フロントミッドエンジン）、遅すぎないクラッチ、スムーズな4速ギアボックス（ギアスティックは思ったより長くない）など、よく計算された車輛であることがわかる。</p>
<!-- /wp:paragraph -->

<!-- wp:heading {"level":3} -->
<h3>ボルボC303： 車輪の上の建築物</h3>
<!-- /wp:heading -->

<!-- wp:paragraph -->
<p> リアドライブシャフトやジョイントに配慮し、オフロード仕様にすると自動的に全輪駆動になるようになっている。ポータルアクスルを高く上げたボルボは、まるで車輪のついた建築物のように見える。「C303」のオーナー兼レストアマンは、ダルムシュタット出身の32歳のシュテフェン ゲッパートだ。彼の著書には、「VWバスT3シンクロ」での6ヶ月間の旅の記録がある。</p>
<!-- /wp:paragraph -->

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<figure class="wp-block-image size-large"><img src="https://i.auto-bild.de/ir_img/3/0/2/4/8/0/3/Vol_Lap_HNE_42-95073934f423f4ca.jpg" alt=""/><figcaption>サーボを使わないため、ステアリングは大きいものとなる。そしてかなり巨大なセンターコンソール。</figcaption></figure>
<!-- /wp:image -->

<!-- wp:paragraph -->
<p>ゲッパートは自分のボルボを「Mr. Big」と呼んでいるが、これはアメリカのテレビドラマシリーズ「Sex and the City」の登場人物にちなんで命名した。彼のクルマ「ボルボC303」の中心的な特徴は、仲間の集まる場所に到着すると、その場にいる全員の注目を集めることだ。それは、過剰にデザインされた幅広のモデルが多い現代において、北欧の高層建築の縮小されたフォルムが際立っているからにほかならない。そして、ボルボは積極的にそうしているのだ。「ボルボ ラップランダー」の兄貴分として、オープン、クローズド、フラットベッド、救急車、4x4、そして6x6などなど、7種類ものボディが用意されたのだ。</p>
<!-- /wp:paragraph -->

<!-- wp:heading {"level":3} -->
<h3>サビとの終わりのない戦い</h3>
<!-- /wp:heading -->

<!-- wp:paragraph -->
<p> この「C303」は、決してどこかのデポに長年停車していただけの車両ではない。何しろ75,000kmも走っている上に、90年代半ばにスウェーデン軍に引き取られたのだから。次のオーナーはドイツ人で、Hプレートを取得するのを手伝ったが、錆の手入れはおこなわなかった。亜鉛メッキが施されたのはごく後期のものだけで、その部分から推測してもゲッパートの愛車は初期のものの一つである。</p>
<!-- /wp:paragraph -->

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<figure class="wp-block-image size-large"><img src="https://i.auto-bild.de/ir_img/3/0/2/4/8/0/3/Vol_Lap_HNE_74-c3cb94183e152d69.jpg" alt=""/><figcaption>印象的な車軸の連動。C303はプーチ ピンズガウアーより大きく、特に幅が狭い。</figcaption></figure>
<!-- /wp:image -->

<!-- wp:paragraph -->
<p>ボディの下半分とリアルーフの支柱はスチール製で、上半分はアルミニウム製だ。「ランドローバー クラシック」のように、ゴムがセパレーターとして機能する。分離層が離れてしまうと、接触腐食が生じる。「ボルボはホイールアーチやバッテリー周辺に錆びが発生しやすい。私のクルマは、前面が完全に腐食して水が入るようになっていました。仕事が終わってから溶接機で作業して丸1年。ボディワークにはさらに1年かかりました」とゲッパートは語る。</p>
<!-- /wp:paragraph -->

<!-- wp:heading {"level":3} -->
<h3>新型サイレンサーは1本約350ユーロ（約4万6千円）</h3>
<!-- /wp:heading -->

<!-- wp:paragraph -->
<p> 部品事情は？　アクスル、リーフスプリング、エキゾーストシステムは市場に出回っている。しかし、「何でもある、でも安くはない」とゲッパートは語る。例えば、新しいマフラーは1本350ユーロ（約4万6千円）、ポータルアクスルは約3,500ユーロ（約46万円）、エンジンの交換は約4,000ユーロ（約52万円）、リーフスプリングは1セット800ユーロ（約10万円）となっている。もちろん、これだけ大きなガソリンエンジンをポータルアクスルに搭載しているのだから、整備に手抜きはできない。そして80km/h以上では、停止から停止まで5回転という大きく減速したリサーキュレーティングボールステアリングが曖昧になり、直進性もスポンジーになる。</p>
<!-- /wp:paragraph -->

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<figure class="wp-block-image size-large"><img src="https://i.auto-bild.de/ir_img/3/0/2/4/8/0/3/Vol_Lap_HNE_72-3a59af0143d5a4ef.jpg" alt=""/></figure>
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<!-- wp:paragraph -->
<p>フロントミッドに納まる3.0リッター6気筒ガソリンエンジン、ストロンバーグキャブレター2基を搭載。</p>
<!-- /wp:paragraph -->

<!-- wp:paragraph -->
<p>ゲッパートの愛車は、ほぼレストモッド状態で、ボディカラーも含め、確かなセンスで仕上げられている。ボディカラーは3色まで可能。「画一的なものが好きなんです。若者の我々がこんなエキゾチックに出会えるなんて。T3シンクロの友人から全輪駆動のウィルスに感染しました」と彼は笑う。我々の印象？　助手席のヒーターは足が火傷しそうなほど効果的だった。（笑）</p>
<!-- /wp:paragraph -->

<!-- wp:paragraph -->
<p><strong>テクニカルデータ＆価格： ボルボC303</strong><br> ● エンジン： 6気筒ガソリンエンジン、縦置き、ストロンバーグキャブレター2基 ● 排気量： 2,980cc ● 最高出力： 117PS@4,250rpm ● 最大トルク： 220Nm@2500rpm ● ホイールサスペンション: リーフスプリング付きポータルリジットアクスル ● ブレーキ（フロント/リア）: ドラムブレーキ ● タイヤサイズ： 315/75 R 16 ● トランスミッション： リダクション付き4速マニュアル、全輪駆動 ● 重量配分： 50：50 ● 全長/全幅/全高： 4350/1890/2270mm ● ホイールベース： 2300mm ● 地上高： 410mm ● 乾燥重量： 2,400kg ● 回転半径： 11.5m ● 最高速度： 80km/h ● 平均燃費： 約5.2～6.6km/ℓ ● 燃料タンク容量： 84リットル ● 生産台数： 約8700台 現在の価格： 15,000～35,000ユーロ（約198～462万円）</p>
<!-- /wp:paragraph -->

<!-- wp:heading {"level":3} -->
<h3>ボルボC303のベースとなったのはこのモデル</h3>
<!-- /wp:heading -->

<!-- wp:paragraph -->
<p> 4気筒の標準車「ボルボ144」よりわずかに長いこのサルーン「ボルボ164」は、代表的なハイフォルムのラジエーターグリルと大小のダブルヘッドライトで「ジャガーXJ」を彷彿とさせ、1968年に「ジャガーXJ」と並んで登場した。</p>
<!-- /wp:paragraph -->

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<figure class="wp-block-image size-large"><img src="https://i.auto-bild.de/ir_img/3/0/2/4/8/0/3/3670070971-d5178c5497b43760.jpg" alt=""/><figcaption>C303の直列6気筒は、ボルボの高級サルーン164に搭載されていたものだ。</figcaption></figure>
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<!-- wp:paragraph -->
<p>ボルボの6気筒B30シリーズは、1972年までキャブレターで燃焼していたが、その後、インテークマニホールド噴射で燃焼室を満たした。1975年には後継の「264」が登場し、オフロード車の「C303」は1980年の生産終了まで、キャブレターを搭載したままであった。</p>
<!-- /wp:paragraph -->

<!-- wp:paragraph -->
<p>【ABJによるコメント】<br>
一瞬「ピンツァガウアー」を思い出す形だが、ボルボの中でもこの「C303」は知る人も知る車かもしれない。しかしスウェーデンでは別に珍しいことでもなんでもなく、スウェーデン軍への導入車輛といえば、ボルボというのが公式サプライヤーであった。考えてみれば当たり前だし、ボルボはトラックも有名なのだから、こういう車輛を作ることも自然な流れであり、まったく無理のない話なのである。そのため、「C303」のような4輪駆動車以外にも、6輪駆動車も8輪駆動車あり、そういう車輛はポピュラーに軍などで道具として使用されていた。そういう意味ではやはりこの車は「ピンツァガウアー」であり、「メルセデスベンツ ウニモグ」のようなものだ。<br>
ちなみに「C304（6輪）」、「C306（こちらも6輪）」など、「C303」以外にも兄弟は多い。そんな中でもこの「C303」、は彼の地の消防や救急などの現場でも役立っていたようだし、1983年と1986年にはパリダカールラリーにも出場して活躍していた。さすがにこんな珍車は日本にはないだろうなぁ、と思っていたらどうやら1台以上（数台？）生息しているらしい。やっぱり珍しい車種を好む人たちはちゃんとどこの国にもいるんだなぁ、と感心するような話である。（KO）</p>
<!-- /wp:paragraph -->

<!-- wp:paragraph -->
<p>Text: Rolf Klein<br> 加筆： 大林晃平<br> Photo: autobild.de</p>
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										<content:encoded><![CDATA[<div class="post_thumbnail"><img width="1010" height="568" src="https://autobild.jp/media/wp-content/uploads/2022/03/Vol_Lap_HNE_84_16_9-c9ad7dd1408fd41a.jpg" class="attachment-post-thumbnail size-post-thumbnail wp-post-image" alt="" decoding="async" loading="lazy" srcset="https://autobild.jp/media/wp-content/uploads/2022/03/Vol_Lap_HNE_84_16_9-c9ad7dd1408fd41a.jpg 1010w, https://autobild.jp/media/wp-content/uploads/2022/03/Vol_Lap_HNE_84_16_9-c9ad7dd1408fd41a-300x169.jpg 300w, https://autobild.jp/media/wp-content/uploads/2022/03/Vol_Lap_HNE_84_16_9-c9ad7dd1408fd41a-768x432.jpg 768w, https://autobild.jp/media/wp-content/uploads/2022/03/Vol_Lap_HNE_84_16_9-c9ad7dd1408fd41a-696x391.jpg 696w, https://autobild.jp/media/wp-content/uploads/2022/03/Vol_Lap_HNE_84_16_9-c9ad7dd1408fd41a-747x420.jpg 747w" sizes="auto, (max-width: 1010px) 100vw, 1010px" /></div><!-- wp:paragraph -->
<p><strong>ボルボC303： 全輪駆動の魅力とそのレストア。直6を搭載した荒削りなボルボC303をレストアする。ボルボC303は、見た目は荒くれ者だが、ボルボ製の6気筒エンジンの音で楽しませてくれる。レポート。</strong></p>
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<p>まず時代をさかのぼることから始めよう。2009年冬、「カリンシアン スノーラリー」。 ポータルアクスルを備えた高さのある箱型の軍用車両が、雪のシモンヘーエを力なく登っていく。そして、慢性的な騒音に悩まされながら道端にたたずむドライバーたちから、「このエンジンは誰が供給したんだ」と感心される。「エンジンはロールスロイス？」。</p>
<!-- /wp:paragraph -->

<!-- wp:paragraph -->
<p>床から40cmほど高い位置にある運転席に乗り込み、イグニッションキーを回してスタートボタンを押すと、やはりこの比較は適切なようだ。リーフスプリングにリジッドアクスル、運転席には厚手の手袋で操作するための特大のスイッチやダイヤルを備えた軍用装備に、直列6気筒ガソリンエンジンの気高い音が響く。</p>
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<p>この車は「レンジローバー」のV8を搭載したエッジの効いた軍用車、「ランドローバー101フォワードコントロール」を彷彿とさせる。つまり、このボルボは荒々しい軍用車のようにしか見えないのだ。</p>
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<!-- wp:paragraph -->
<p>走ってみると、パワーレスステアリングを除けば、絶妙な重量配分（フロントミッドエンジン）、遅すぎないクラッチ、スムーズな4速ギアボックス（ギアスティックは思ったより長くない）など、よく計算された車輛であることがわかる。</p>
<!-- /wp:paragraph -->

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<h3>ボルボC303： 車輪の上の建築物</h3>
<!-- /wp:heading -->

<!-- wp:paragraph -->
<p> リアドライブシャフトやジョイントに配慮し、オフロード仕様にすると自動的に全輪駆動になるようになっている。ポータルアクスルを高く上げたボルボは、まるで車輪のついた建築物のように見える。「C303」のオーナー兼レストアマンは、ダルムシュタット出身の32歳のシュテフェン ゲッパートだ。彼の著書には、「VWバスT3シンクロ」での6ヶ月間の旅の記録がある。</p>
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<figure class="wp-block-image size-large"><img src="https://i.auto-bild.de/ir_img/3/0/2/4/8/0/3/Vol_Lap_HNE_42-95073934f423f4ca.jpg" alt=""/><figcaption>サーボを使わないため、ステアリングは大きいものとなる。そしてかなり巨大なセンターコンソール。</figcaption></figure>
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<p>ゲッパートは自分のボルボを「Mr. Big」と呼んでいるが、これはアメリカのテレビドラマシリーズ「Sex and the City」の登場人物にちなんで命名した。彼のクルマ「ボルボC303」の中心的な特徴は、仲間の集まる場所に到着すると、その場にいる全員の注目を集めることだ。それは、過剰にデザインされた幅広のモデルが多い現代において、北欧の高層建築の縮小されたフォルムが際立っているからにほかならない。そして、ボルボは積極的にそうしているのだ。「ボルボ ラップランダー」の兄貴分として、オープン、クローズド、フラットベッド、救急車、4x4、そして6x6などなど、7種類ものボディが用意されたのだ。</p>
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<h3>サビとの終わりのない戦い</h3>
<!-- /wp:heading -->

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<p> この「C303」は、決してどこかのデポに長年停車していただけの車両ではない。何しろ75,000kmも走っている上に、90年代半ばにスウェーデン軍に引き取られたのだから。次のオーナーはドイツ人で、Hプレートを取得するのを手伝ったが、錆の手入れはおこなわなかった。亜鉛メッキが施されたのはごく後期のものだけで、その部分から推測してもゲッパートの愛車は初期のものの一つである。</p>
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<p>ボディの下半分とリアルーフの支柱はスチール製で、上半分はアルミニウム製だ。「ランドローバー クラシック」のように、ゴムがセパレーターとして機能する。分離層が離れてしまうと、接触腐食が生じる。「ボルボはホイールアーチやバッテリー周辺に錆びが発生しやすい。私のクルマは、前面が完全に腐食して水が入るようになっていました。仕事が終わってから溶接機で作業して丸1年。ボディワークにはさらに1年かかりました」とゲッパートは語る。</p>
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<h3>新型サイレンサーは1本約350ユーロ（約4万6千円）</h3>
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<p> 部品事情は？　アクスル、リーフスプリング、エキゾーストシステムは市場に出回っている。しかし、「何でもある、でも安くはない」とゲッパートは語る。例えば、新しいマフラーは1本350ユーロ（約4万6千円）、ポータルアクスルは約3,500ユーロ（約46万円）、エンジンの交換は約4,000ユーロ（約52万円）、リーフスプリングは1セット800ユーロ（約10万円）となっている。もちろん、これだけ大きなガソリンエンジンをポータルアクスルに搭載しているのだから、整備に手抜きはできない。そして80km/h以上では、停止から停止まで5回転という大きく減速したリサーキュレーティングボールステアリングが曖昧になり、直進性もスポンジーになる。</p>
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<p>フロントミッドに納まる3.0リッター6気筒ガソリンエンジン、ストロンバーグキャブレター2基を搭載。</p>
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<p>ゲッパートの愛車は、ほぼレストモッド状態で、ボディカラーも含め、確かなセンスで仕上げられている。ボディカラーは3色まで可能。「画一的なものが好きなんです。若者の我々がこんなエキゾチックに出会えるなんて。T3シンクロの友人から全輪駆動のウィルスに感染しました」と彼は笑う。我々の印象？　助手席のヒーターは足が火傷しそうなほど効果的だった。（笑）</p>
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<p><strong>テクニカルデータ＆価格： ボルボC303</strong><br> ● エンジン： 6気筒ガソリンエンジン、縦置き、ストロンバーグキャブレター2基 ● 排気量： 2,980cc ● 最高出力： 117PS@4,250rpm ● 最大トルク： 220Nm@2500rpm ● ホイールサスペンション: リーフスプリング付きポータルリジットアクスル ● ブレーキ（フロント/リア）: ドラムブレーキ ● タイヤサイズ： 315/75 R 16 ● トランスミッション： リダクション付き4速マニュアル、全輪駆動 ● 重量配分： 50：50 ● 全長/全幅/全高： 4350/1890/2270mm ● ホイールベース： 2300mm ● 地上高： 410mm ● 乾燥重量： 2,400kg ● 回転半径： 11.5m ● 最高速度： 80km/h ● 平均燃費： 約5.2～6.6km/ℓ ● 燃料タンク容量： 84リットル ● 生産台数： 約8700台 現在の価格： 15,000～35,000ユーロ（約198～462万円）</p>
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<h3>ボルボC303のベースとなったのはこのモデル</h3>
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<p> 4気筒の標準車「ボルボ144」よりわずかに長いこのサルーン「ボルボ164」は、代表的なハイフォルムのラジエーターグリルと大小のダブルヘッドライトで「ジャガーXJ」を彷彿とさせ、1968年に「ジャガーXJ」と並んで登場した。</p>
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<figure class="wp-block-image size-large"><img src="https://i.auto-bild.de/ir_img/3/0/2/4/8/0/3/3670070971-d5178c5497b43760.jpg" alt=""/><figcaption>C303の直列6気筒は、ボルボの高級サルーン164に搭載されていたものだ。</figcaption></figure>
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<p>ボルボの6気筒B30シリーズは、1972年までキャブレターで燃焼していたが、その後、インテークマニホールド噴射で燃焼室を満たした。1975年には後継の「264」が登場し、オフロード車の「C303」は1980年の生産終了まで、キャブレターを搭載したままであった。</p>
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<p>【ABJによるコメント】<br>
一瞬「ピンツァガウアー」を思い出す形だが、ボルボの中でもこの「C303」は知る人も知る車かもしれない。しかしスウェーデンでは別に珍しいことでもなんでもなく、スウェーデン軍への導入車輛といえば、ボルボというのが公式サプライヤーであった。考えてみれば当たり前だし、ボルボはトラックも有名なのだから、こういう車輛を作ることも自然な流れであり、まったく無理のない話なのである。そのため、「C303」のような4輪駆動車以外にも、6輪駆動車も8輪駆動車あり、そういう車輛はポピュラーに軍などで道具として使用されていた。そういう意味ではやはりこの車は「ピンツァガウアー」であり、「メルセデスベンツ ウニモグ」のようなものだ。<br>
ちなみに「C304（6輪）」、「C306（こちらも6輪）」など、「C303」以外にも兄弟は多い。そんな中でもこの「C303」、は彼の地の消防や救急などの現場でも役立っていたようだし、1983年と1986年にはパリダカールラリーにも出場して活躍していた。さすがにこんな珍車は日本にはないだろうなぁ、と思っていたらどうやら1台以上（数台？）生息しているらしい。やっぱり珍しい車種を好む人たちはちゃんとどこの国にもいるんだなぁ、と感心するような話である。（KO）</p>
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<p>Text: Rolf Klein<br> 加筆： 大林晃平<br> Photo: autobild.de</p>
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