【動画付き】 実物大のレゴテクニック製ブガッティ シロン しかもこのレゴはモーター搭載で実際に動く

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レゴ-シロン1分の1モデル(2018): ブガッティ、馬力

実物大のシロンをレゴで製作。しかも独自のパワーユニットを備え、ドライバーを乗せて走行する。レゴがブガッティ シロンを1分の1のスケールで再現。全ての情報を動画と写真でお届けする。

もちろん左側が本物のシロン。右側がレゴ

レゴがブガッティ シロンを1分の1スケールで再現!

実物大モデルは完全に機能しており、駆動システムまで付いている。
デンマークの玩具メーカー、レゴ社の情報によれば、13,438時間の作業時間を費やして、レゴのパーツを使用し、可能な限り詳細にシロンを組み立てたとのこと。エンジニアたちはスチールフレームを使い、その上にレプリカを作った。

レゴの組み合わせで生まれたボディパネルが、シロンの外皮を非常に正確に再現する。シロンのライトも非常に成功に再現されており、実物同様に点灯させることができるようになっている。
このレプリカには100万個以上のレゴのパーツが使用されているが、そのほとんどがテクニックシリーズからのものだ。
更に、この実物大モデルはオリジナルモデルのシロンのホイールの上に載っており、内部のブレーキシステムも完全にレゴで作られている。
シロンの後部にある伸縮可能なウィングもプラスチックパーツからコピーされ、空気圧で伸縮することができるようになっている。
まさに驚異的なこだわりと徹底した凝りようだ。

スポイラーは、空気圧で伸縮可能となっている。

100%レゴ製のインテリア

また、レゴの開発者は、ブガッティの内装をできるだけリアルに再現しようとしたという。
ステアリングホイールは取り外し可能で、ボタンまで付いている。スピードメーターは可動式で、ちゃんと速度を表示できる。
ドライバーはプラスチックブロックでできたシートに座り運転することができ、インテリアミラーやブレーキペダルも、100%レゴで作られている。

ブロックで作られたステアリングホイールは取り外しが可能で、ドライバーの手が届きやすいようになっている。

1.5トンを5.3馬力で駆動

この実物大シロンの重さは約1500キロ。この重さのうち、多くの部分は駆動パーツに起因している。
本物のブガッティ シロンには有名な1500馬力のW16エンジンが搭載されているが、レゴ版シロンには2304個のパーツで組み立てられたレゴ製電動モーターが搭載されている。
4000個以上のギアホイールが、モーターの「個々の性能」を束ね、ドライブシャフトにパワーを伝達している。つまり駆動系もパワーユニットもレゴ、なのだ。

最終的には、ダイナモメーター上で5.3馬力というパワーが測定された。トルクは約92 Nmとレゴによって計算されている。
オリジナルと比較して、これらのささやかな性能値は、レゴ-シロンの最高速度を20km/hにしている。
それでもKBA(連邦自動車交通局)がレゴ-シロンを承認し、ナンバープレートを発給することはありえないだろう。だが、そんなことはどうでもいいことで、本当に凄いのは、レゴのスーパーアスリートが、本物のブガッティ シロンもテストされていた、独エーラ=レッシエンにあるVWのテストコースで、本当に走ることができるかを証明することが許可され、今回の動画が撮影されたことだ。ここは、本物のブガッティ シロンをはじめ、多くの車がテストされた由緒ある場所である。

この実物大のブガッティ シロンには100万個以上のレゴパーツが使用されているが、そのほとんどがテクニックシリーズからのものだ。
内部のブレーキシステムも完全にレゴで作られている。スーパースポーツカーの後部にある伸縮可能なウィングもプラスチックパーツからコピーされ、空気圧で伸縮することができるようになっている。
残念ながらというべきか、タイヤはレゴパーツではなく、本物のミシュラン。

子どもなら、だれだってレゴで車を作りながら、一度は本物の車を作って、実際に運転してみたいと思うだろう。さすがにそれを実際にやってしまうには、どれだけレゴのパーツが必要か気の遠くなるような話だが、今回の話のすごいところは、それだけではない。
100万個以上という数のレゴパーツを使ったことも驚愕だが、駆動部分もシートもほとんどすべてのパーツがすべてレゴということには開いた口がふさがらない(タイヤだけはさすがにレゴでは無理だったらしく、ミシュラン製のものを履いてはいるが)。
さらに機構的にも可動式のウィングをはじめ、ライト、ドアなども本物と同じように作動するし、並べてみても、格好も大きさもほとんど同じなのは制作者の意地と努力の賜物であろう。
普段は絶対に外部には貸さないはずのVWのテストコースで計測と撮影が許可されたのは、そんなレゴ制作者の熱い情熱が伝わったからに違いない。
撮影も編集もドライバーも、徹底的に真剣で真面目そのものの今回の動画。ぜひ楽しんで欲しい。

Text: Andreas Huber
加筆:大林晃平
Photo: Lego

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