【80年代のイタリア車とフランス車】パート1 不朽のデザイン アバンギャルドなシックさ スーパースポーツカー 夢の80年代
2023年5月14日
ベーシックなリトモは、錆の問題でネガティブな注目を浴びた。アバルトドライバーの濡れた手が、ボディにさらなる悪影響を及ぼしたかどうかは不明だ。ゴルフクラスのサイズで130馬力なら、ポルシェ924派を困らせるに十分なパワーだ。
大林晃平: 日本にも導入され、結構街中で見かけた記憶も多いリトモ。日本においてアバルトというブランドが一般的にも認知され始めたのは、この車からだと思う。写真の4灯ヘッドライトよりも、2灯ヘッドライトのほうが個人的にはデザイン的に好きだが、普通のモデルの内装の色やデザインにも注目してほしい(鍵さえイタリアンデザインなのには驚くほど)。だが、この当時のフィアットの錆対策は不十分で、塗装が浮き上がるなど日常茶飯事だったことが残念。
Photo: Werk
Text: Lukas Hambrecht